明日は七夕(旧暦) | プログレス学習教室 橿原市

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8月24日

 

毎日暑いですね

この暑さの中

学校の授業が本格的に始まりました

あと1週間で8月も終わりますので

それが例年通りという学校もあるようですが…

もうすぐ実りの秋ですね

明日香のぶどう、美味しいですよ

夏バテにならないよう

野菜や果物をしっかり摂りたいですね

 

ブログ「古代史のふるさとから」飛鳥でお散歩

 

 

 

明日は旧暦の7月7日

七夕です

旧暦(太陰太陽暦)で考えれば

たなばたが秋のイベントというのもうなずけますね

月は真夜中に沈み

ちょうど星がきれいに見える時期です

夜空を見上げて星に願いをかけてみませんか

 

せっかくなので

古文の世界にも触れておきましょう

 

宮中には中国伝来の行事で

月と日で同じ奇数の重なる日を節句として

イベントごとを行う習慣がありました

1月は年の初めですから変則的に7日の人日(じんじつ)の節句

植物は七草で七草粥をいただきます

3月3日は上巳(じょうし)の節句

植物は「桃」

桃は邪気を払う植物とされていました

仙桃など道教の匂いもちょっとしますね

現在では桃の花を飾りますが

花だけでなく桃の葉枝じたいが邪気を払うものとされています

(かなり強い作用があるので一般家庭には植えないものだそうです)

江戸時代に雛祭り(流し雛)として広まりました

5月5日は端午(たんご)の節句

植物は菖蒲

これも邪気を払います

古文の世界では病気は邪気から来るものだったのですね

身につもる邪をはらい、清浄に保つことで

病気になるのを避けようとしました

病が科学的に解明されているわけでもなく

薬もないわけですから

どこかから邪悪なものが入ってくると考えたのは

当然かもしれません

7月7日は七夕の節句

植物は笹

古文の貴族の間では「乞巧奠」と呼ばれる女性の催しで

五色の糸を供え、裁縫の上達などを願いました

9月9日は長陽(ちょうよう)の節句

植物は菊

古文の世界では「菊の着せ綿」です

咲き始めた菊に夜真綿を置いておいて、

翌朝菊の香りの夜露を含んだ綿で体を拭くと

邪気が払えるという風習でした

江戸時代になると庶民が菊の鉢を飾って飲食をしたようです

端午の節句と菊の節句から

「六日のあやめ十日の菊」ということわざが生まれました

「あとの祭り」と同じような意味のことわざです

ところで

11月11日は・・・?

ポッキー&プリッツの日、それともチンアナゴの日…?

古典の世界ではこの日は特に節句ではありません

漢字で書いてみるとわかりやすいかと思いますが

三・三、五・五、七・七、九・九、に対して

十一・十一

とても邪気を払いたくなりそうな日ではありませんね

実際、寒さが厳しくなってくる頃ですから

植物なども少なくなり、

空を仰いでの節句もちょっと寒すぎる時期ですね

邪気払いをしたら余計に邪気(風邪)がやってきそうですよね

古典の世界を垣間見るには

想像力が欠かせません

教科書を読むときには

国語の資料集などを手元に置いて

しっかり妄想しながら読みましょう

 

 

古典の本でもご紹介しようかと思ったのですが

現代の邪気はやっぱり「G」ではないでしょうか

邪気払いにはこれ❗️

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ホラーな夏の夜を味わえることまちがいなし

 

怖いですよ〜〜〜