8月6日
平和の日
広島の平和記念式典の会場周辺では
なぜか原爆とは関係ないサヨク系の集会があったりして
市民は近づくのをためらっていました
登校日にもなっていたりしますが
今年はどうなんでしょうね・・・
平和の象徴といえば
ハト
これは石清水八幡宮のゆるみくじです
今年は短い夏休みなのでできれば出されたくなかったのですが
やはり
「税の作文」や「人権作文」が宿題になっているところがありました
公民分野で税については学習しますので
少しだけお話しておこうと思います
納税は義務の一つです
税の種類には分けかたがいくつかありますが
まず、国税と地方税に分けられます
国税は国が徴収するもので、国の歳出に当てられ
地方税は地方公共団体が徴収するもので、その地方公共団体の歳出に当てられます
地方税はさらに都道府県税と市町村税とに分けられます
東京都などの人口の多い公共団体(自治体)は多くの地方税が納税されるので、歳出に余裕がありますし
過疎が進む地方の自治体は税があまり納税されないので歳出に余裕がないということになります
つぎに、直接税と間接税に分けられます
税率がときどき話題にのぼる消費税は間接税で
税を負担する人が直接納税せず、
納税する人が、預かった税を年度ごとにまとめて納付します
このように税を負担する人と納付する人が異なる間接税は、ほかに
ガソリンなどにかかる揮発油税、酒類にかかる酒税、たばこにかかるたばこ税、物品の輸入にかかる関税などがあります
税を負担する人が直接納める税を直接税といい
「脱税」が話題になるのは、たいていこの直接税です
直接税には、所得税や贈与税や相続税、法人税などがあります
脱税とは、なんとかして税を逃れようとする行為で
国民の義務を果たさないのですから、懲罰があります
悪質と判断されると、本来おさめるべき税の3倍もの税を納めなければなりません
令和2年度の予算では、税収は110兆円弱になっています
税のつかいみちについても、見ておきましょう
先ほど、地方税は自治体によって納められる額がちがい
余裕のある自治体と余裕のない自治体が生じるといいましたが
その格差を埋めるのが地方交付税交付金等です
また、国債費は債務の返還に当てられているものですので
ローンを返しているようなものです
文教や科学振興の予算は全体の20分の1程度で
防衛費とほぼ変わりません
社会保障費に比べるとかなり少ないですが
このあたりにも少子高齢社会の構造が見て取れますね
何を題材に書くかは自由ですが
税の作文ですから
そろそろ縦書きの原稿用紙をやめて
ウェブなどの情報を使って
グラフや表を入れたものを提出できるようにしてほしいですね
数十年も変わらない宿題が出るのは
ちょっと勘弁してほしいです