5月23日
雨なのですが、構えていたほど風雨が強くなくて、
おややという感じです・・・
これからかなー
5月6日に行われたアメリカンフットボールの試合で、
悪質なラフ・プレーがあった問題が、大きな騒動になっているようです
謝罪会見を開いた学生さんの勇気と誠意に脱帽しつつ、
どこまでが真実でどこからが憶測なのかよくわからない報道に、
ちょっと食傷気味ではありますね
それにしても、
大学の定期交流戦の中で行われたプレーなのに、
大学側の会見(質疑応答)など一切なく、
学生である一個人に謝罪会見を行わせるなど、
監督保護を放棄したように見える大学の姿勢を見ていると、
教育機関としてだいじょうぶなのか、疑問が湧くところです
日本一のマンモス大学、ちゃんと学生を大事にしてるか
どうなんだ、そのあたりは
昨日の学生さんの会見を見聞きすると、
明確に具体的なタックル指示があったわけではなさそうですが、
上下関係に基づく言内外の圧力によって、
ラフプレーをせざるを得ない状況に追い込まれたようです
選手は、監督やコーチには絶対服従で、逆らえません
長年、
日本の企業は、こういった「体育会系」の人材を、都合よく使い、
日本経済は、「体育会系」体質によって支えられてきました
が、
いま世界を見わたしてみると、
この「体育会系」体質、グローバルスタンダードというには程遠いですよね
公民の教科書の第1章に、
少子高齢社会・情報社会・グローバル社会、と、
御三家のように並んでいるキーワードなのですが、
たんに、海外の文化や企業や人間が出入りしているだけで、
本当の意味のグローバル化は、進んでいるとは言い難い気がします
いま、日本の経済とそれを支えている大企業が苦しんでいるのは、
真の意味でのグローバル化について行けていないからでしょう
グローバル社会に求められる人間とは、
しっかりした自己を持ち、自分の頭で考え、
周囲の意見を聞いて柔軟に行動できる
人間だと思います
いやー、簡単なことではないですよ、これ
かなりの鍛錬と努力が必要ですよね
でも、
生徒の皆さんには、そういう人間になってほしいと、
願いながら接しています
日本大学には、
流行りの「中身わからんカタカナ学部・学科」は無いみたいなので、
取ってつけた新しさはない、堅実な大学なのでしょう
(「危機管理学部」があるのは、ちょっと皮肉な気が・・・)
大学のイメージが落ちるのを避けたい気持ちはわかるけど、
学生でもある選手は守ってやってほしかったなー
被害者・加害者になってしまった学生さんの、
今後の成長とご活躍を、祈っています