4月3日
早くも吉野の桜(上・中・下)が満開だそうです
今年は、早いな~
うちには、ペットのクサガメ(通称ゼニガメ)が3匹いるのですが、
同時に買ってきて、23年同じように育てているつもりなのに、
性格がそれぞれにちがいます
何ごとにもとても要領がよくて、
エサを食べるときにもまったく散らかさず、
ほかのカメの餌まですばやく平らげてすくすく成長するカメがいれば、
愛嬌があって、動きはものすごく激しいのに、
どういうわけか何をやらせてもほかの2匹に出遅れてしまうカメも。
そして、極めつけは、水生カメなのに泳ぎを忘れてしまったカメ
バスタブにつけたら、底に沈んだままじっと悲しそうに見上げます
このカメはどういうわけか、ふわふわしたものが大好きなのです。
外で日光浴をさせると、まっさきにタオルのもとへ。
あの短い手足でどうやったのかと不思議なほどきれいにタオルにくるまってお昼寝。
自分の水槽の中より、布団の中で寝るのが大のお気に入り
手足と頭を伸ばして、朝まで微動だにせず熟睡します。
個性なのかもしれませんが、どう考えても変なカメです。
変なカメは、カメの世界ではどう扱われるのでしょう。
見ている限りでは、ほかの2匹ともうまくやっているようです。
ほかの2匹も、タオルを独占されたからといって、気にしません。
タオルにさほど興味がないからでしょう。
餌をとられたりしない限り、3匹つかず離れず、おおむね仲良くしています。
ニンゲンは、
「オンリーワン」などと言いながら、個性をヘンジン扱いして除け者にします。
自分が気を使って人とうまくやっていこうとしているのに、
そんなことには構わない人がいると、見ているだけで腹立たしいのでしょうか。
塾業界の同業者とお会いする機会がありますが、
長年やってきた方がたは、どのかたも、多かれ少なかれ個性的です。
もしかすると、学校時代、いじめとはいかないまでも除け者になった経験があるかたもいるかもしれません。
多少息苦しい思いで過ごしたかたもいるかもしれません。
それでも、社会の中で確かな位置を占め、誇りを持って、教務にいそしんでいらっしゃいます。
個性は、だいじな宝です。
SNSの炎上騒ぎや過剰なバッシングを見ていると、
どうでもいい他人事を、ことさら取り上げて首をつっこんで面白がる風潮が、
学校でおきているいじめと似ている感じがして、
辟易しています。
もうすこし心に余裕を持って、
ひとのことはひとのこと、それも個性だと傍観するように努めないと、
ますます息苦しい世の中になりそうな気がします。