10月16日
1843年の10月16日、ウィリアム.R.ハミルトンが四元数の理論を発見しました
発見したときには、「四元数?なんやねんそれ?ただの理屈やん?そんなもんがなんの役に立つの?」とさんざんだったようですが、
やがて、世の中がハミルトンに追いつき、空間力学に欠かせない概念になっています(らしいです)
四元数がどんな数なのかについては、あれこれ読んでみたのですが、
わたくしの頭では、意味がぷっぷくぷーで、さーっぱりわかりませんでした
どんな数か、説明できなくて、申し訳ありません
それにしても、基礎科学とは、こういうもので、
研究成果が世に出たときには、実用性などさっぱりなくても、
あとから実用性が出てきて、あとあとその研究成果のおかげで科学が発展する、という、
床下の礎石みたいなものなんでしょうね
地味だけど、欠かせない。。。
(クニハキソケンキュウニモットヨサンヲツカエ)
中学生さんによく聞かれるのですが、
「こんな勉強、将来なんの役に立つの? 数学なんか、ぜーったい使わへんやん」
たしかに、直接使うことはないでしょう、学習塾や家庭教師のアルバイト以外
だから、いつもこう答えています
「勉強すること自体が、役に立つんやん。こうやって頭を使うて、どうやったら解けるか考えることが、役に立つんやから、つべこべ言わんと勉強しい」
面倒なので細かいところまではあれこれ言い聞かせたりはしませんが、
中学生さんたちは、これで、すんなり納得してくれます
新しいことを覚えたり、すこし難しい問題に挑戦したりすると、
なんとなくアタマが鍛えられている感じがしているんでしょうね
勉強つらいから、ちょっとやりたくないよーと、なかば甘え気分で、
「こんな勉強、何の役に立つの?」なんて、屁理屈をこねてみるのかもしれません
できないものができるようになったときのよろこびは、運動も勉強も同じです
勉強なんて、ムリ できないよー
ぜーったいにやる気なんて起きひんもん
という生徒さんには、まず数学から
数学の問題は手っ取り早く自信につながります
わかるようになった、解けるようになった
ら、やる気が出ますもんね
そこで、
差し出がましいですが、
小学生さんの算数の宿題などを一緒にみてあげていらっしゃるお母様がたに。。。
答え合わせをする前に、まず、「がんばったねー」と、すごーくほめてあげてください
そして、答えが合っていたら、めちゃめちゃほめてあげてください
もし、答えがまちがっていたら、「すごーくがんばったけど、どこかちがうよ」と言って、
いっしょに間違いのもとを探してあげてください
間違いのもとが見つかったら、
「ここをこうしちゃったから間違ってたみたいだから、そこを間違えないように気をつけてもう一回やってみようか」と、いちから解きなおさせてあげてください
解きなおして合っていたら、めちゃめちゃほめてあげてください
残念ながらまた間違っていたら、もう一度さっきの手順で解きなおさせてあげてください
そのとき、「なんども解いて、いーっぱい勉強するから、かしこくなるよ」と、声をかけるのを忘れずに
答えが間違っていると、お子さまはどうしても気分がヘコみますから、
なるべくほめてほめて、気分を盛り立ててあげてください
お子さんに聞かれない限りは、途中で口や手を出して代わりに解かないようにだけ、
気をつけてくださいね
できるようになったら、「ほめたおす」だけでなく、
やる気のないときには、適度に「たきつける」もまぜると、たくさん勉強してくれるようになりますよ
「うっわー、まだ宿題やってへんのや、おっそー」みたいに、ね