7月26日
キトラ古墳の南壁、「朱雀」
明日香村にある、キトラ古墳の保存施設「四神の館」では、
第4回の壁画展示が始まっています
今回は、南壁の展示ということなので、「朱雀」が見られます
予約制ということで、事前受付をしていますが、
1回の見学時間は10分で、定員30名なので、
平日なら(休日でも?)行けば、だいたい当日その場で受付してくれます
四神の館は、シアターあり、レプリカあり、触れる展示あり、と、けっこう充実しているので
(それに、涼しいし)
ぜひ、お勧めしたいところなのですが、なにぶん、交通の便がよくないのがネックです
しかも、段差も多くて、足腰の悪い人には、あまり向いていません
だいたい、駐車場や、バス停が、道路(歩行者横断禁止)の向かいにあるってどうなのよ?
階段を下りないと、入り口にたどり着けませんから
転んで大腿頭骨交換手術をした叔母は、もう連れていけないだろうなーと、残念に思っております
ちなみに、徒歩ですと、飛鳥駅よりも壺阪山駅のほうが近いです
キトラ古墳のある周辺は、まさに里山の風情
ちょっとばかり開発して公園に手入れしてくれましたが
壺阪山のほうに抜ける途中の道などは、開けた田んぼと小さな森が、
きっと昔ながらの風景なのだろうなと思わせる、いい風情になっています
一歩北へ入る感じのところにある子嶋寺は、
江戸寛政年間に発行された大和名所図会にも載っている古刹ですが、
残念ながらいまは無住の寺になっていて、時代の世知辛さを思わずにはいられません
門が開かれていて、参詣はできますので、里の寺の風情をゆっくり味わうことができます
赤枠…近鉄吉野線の駅 青枠…キトラ古墳や「四神の館」と子嶋寺
緑…このへんだいたい里山
飛鳥観光の中心地は、もっとずっと北東のほうです
こうしてみると、キトラ古墳は、飛鳥の散策とセットにするよりも、
高取とセットにしたほうがよさそうですね