防災の日 | プログレス学習教室 橿原市

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9月1日は防災の日です

大規模な防災訓練がおこなわれているようです

 

1923年9月1日、関東地方を中心とするマグニチュード8.0程度の地震が発生し、

ちょうど夕刻の火を使う時間と重なっていたこともあって、

火災が広がって、さらに被害を拡大しました

もちろん建築物も、現在のように耐震基準がしっかりしたものではなかったので、

楼閣が倒壊するなど、かなりの被害が出ました

さらに、朝鮮人が(社会主義者も)井戸に毒薬を投げ込んだなどという虚偽の噂が流れ、

たくさんの朝鮮人が殺害されたりもしましたし、

混乱に乗じてか、捕えられたアナーキストの大杉栄一家が、警察内で拷問死したりしています

 

地震は防ぎようがありませんが、震災をいかに防ぐかということが重要です

5年前の東日本大震災では、震災の原因となった地震のマグニチュードは8.4-9.0で、関東大震災の地震よりもずっと規模が大きいのですが、

人口の稠密地ではなかったため、建物の倒壊よりも、津波のほうが、犠牲者を多くする原因になりました

沿岸地域に、予想される津波の高さと危険性が正確に伝わらなかった可能性があります

岩手県の田老町では、二重の堤防に守られているから大丈夫とおもっていたら、反射波で増幅されてますます津波が高くなってしまい、堤防をやすやすと波が乗り越えてしまって、被害が拡大したそうです

自然の脅威相手に、これで大丈夫ということはありません

さらに、まちがった情報を運んでくる、人のうわさにも気を付けなければなりません

いまどき、関東大震災のような「井戸に毒薬」といった悪質なデマはおきないだろうと思っていたら、

4月に起きた熊本地震では、動物園から町にライオンが放たれたという悪質なデマが、SNSで拡散しました(面白半分にデマを流した神奈川県の住人が逮捕されました)

災害時には、正確な情報を即時に入手することが欠かせません

防災用の携帯ラジオは、まえもって周波数を合わせておいたり、

ワンセグですぐにニュースが見られるようにしておくことも大切でしょう

SNSは避難場所などの情報交換には役立つものだと思います

ただ、無責任に流される偽の情報には気を付けたいものです

 

地震が真夏に起きるのと、真冬に起きるのとでは、心構えも違ってきます

9月1日ほどの大規模な防災訓練は1年に1回でいいとおもいますが、

9月1日だけでなく、1月17日、3月11日、さらにそのほかにも、

my防災の日として、避難経路や、防災グッズの確認を意識すると、

いざというときに慌てなくてすむだろうなーとおもっています