う~~~ん・・・
見えているのは、完全に夏空なんですが・・・
台風が、近畿地方に梅雨前線を復活させることをすこし願っています
天候不順という言葉はずいぶん前からけっこう耳にしましたが、
いつごろからか、異常気象という、よりヤバそうな表現になりました
七夕を前にして5日、6日晴れ続きというのは、たしかにちょっとヤバそう
明日は、もしかすると、
ふだんは梅雨真っただ中で見ることのできない天の川が見られるかもしれません
七夕は、いまは、短冊を笹の葉につけて、書道の上達などを願ったりしますが
(書道ばかりでなく、いろんな願い事がありそうですが)
ふるくは乞巧奠(きっこうてん)といって、織女に五色の糸を供えて、機織りや針仕事などの技能向上を願う行事でした
日本には中国から伝わり、持統天皇のころには宮中で行われていたというのですから、
いまは野原になっている藤原宮で、きっと、たくさんの女性が天の川を見上げていたのでしょう
正倉院の宝物に、乞巧奠につかったとおもわれる30cmもある針が数本残されています
日本では、織女は棚機姫(たなばたひめ)
だから、七夕を「たなばた」と読むんですね
七夕の時期は、中学生のみなさん、けっこう、だれモードに突入して、
なかなかスイッチが入らない状態が続きます
ちょうど期末テストも終了して、通知表が渡されるまでは、いわば猶予期間
ダレてもしかたがないといえば、ないのですが、
じつは、ダレている場合ではない、けっこう重要な期間です
夏休みは、「ここ、ネックだなー」と思っている科目や単元を集中して克服するいい機会です
その、「苦手なところ」を見極めるのが、この期間なのです
毎日の「5分以上勉強」のときに、中間・期末テストの解きなおしをしましょう
とくに苦手な科目は、しっかりと
テストのときにもまちがって、解きなおしてもまちがって、答えを見ても、あまりわかった気がしないところがあったら、それは「本当に苦手な」単元です
こうやって、夏休みに克服する課題を発見しましょう
そうすれば、夏休みには、苦手なところに集中できます
さて、毎日ご紹介している夏のお出かけ
基本的には、とで行けて、中学生がひとりで出かけても遭難しないところをご紹介したいと思います
きょうは、正倉院正倉外構と手向山八幡宮で校倉の見学、と、いきましょう
正倉院正倉は、どの出版社の教科書にもかならず写真がでている校倉造りの代表格です
東大寺大仏殿の裏のほうにありますので、南大門をくぐって大仏殿の前まで来たら、
右か左に折れて大仏殿をスルー(もちろん、大仏サマにご対面して柱の穴をくぐってもいい)
木陰でくったりしている鹿を横目に見ながら、木立の多いエリアを目指します
正倉院のあるエリアは、月~金の15時まで、外の門が開かれていますので、
外構をじっくり眺めることができます(すこし離れたところからですが)
http://www.kasugano.com/kankou/autumn/syousouin.html
正倉院は、横幅約33m、床下2.5mと、巨大ですが、
ほかにも、奈良には、古い校倉がたくさん残されています
正倉院をあとにして、大仏殿の裏にもどり、山手のほうへ、二月堂をめざしましょう
二月堂の舞台(舞台造りという、清水寺と同じつくりをしています)からの眺めは絶景
大仏殿の鴟尾(しび|屋根の端にのっている金色の瓦)がよく見えます
二月堂と並んで法華堂が建っていますが、とりあえずスルーして、
そのとなりの手向山八幡宮へと歩く途中に、校倉が二倉建っています
正倉院よりもずっとずっと小振りですが、立派な校倉造りです(奈良時代のもの)
「このたびはぬさもとりあへずたむけやまもみぢのにしきかみのまにまに」
手向山八幡宮を詠んだ、菅原道真の理屈臭い歌がありますね
八幡宮の参道を下る途中、左手に、東大寺の東塔跡がありますから、眺めておきましょう
今ご紹介した建物はどれも見学自由です
ただし、スルーした大仏殿と法華堂に入るには、拝観料がかかります
帰りに鹿とたわむれるのもいいかもしれませんね
鹿せんべいは150円です
by プログレス学習教室