元素番号113の元素の名前が、ほぼ決まりました
ニホニウム(Nh)
日本で発見された元素です
いま、手元に理科の教科書がないので、後ろ見開きかどうか定かでなくて恐縮なのですが、
理科の教科書のどこかに必ず出ている元素周期表
その113番は、ウンウントリウムとなっていると思います
これは、たんに、113元素という名前です(ウンが1、トリが3、ウムは物)
つまり、あることはわかっているのだけれど、まだちゃんと発見されていないから、名前が付けられない、だから113元素として周期表に載せておいたわけですね
元素の発見者には命名権がありますので、
第一発見者になるために、各国、しのぎをけずっていました
そして、日本の理化学研究所が発見したことが認められ、
去年12月に命名権が与えられたわけです
日本という名前を前面に出したニホニウムになることに難色を示す国もあるようなのですが、
気にくわないなどでは覆す理由になりませんから、
ニホニウムで決定されることになるでしょう
期末の時事問題で狙われそうな話題ですね
元素周期表は、理科、とくに物理・化学分野の、基本です
文部科学省が、「一家に1枚 周期表」というものをホームページにあげています(一家に1枚、で検索)
カラーで、元素の雰囲気のわかる、なかなかのものです
が、さすがオヤクショというのか、配慮がない
プリントアウトして使えと言っているのですが、なにしろA3版
家庭にエーサンのプリンターなんか、あります?ふつう
だから、できることは、せいぜいダウンロードしてパソコンに保管するぐらい
画面が大きめのパソコンなら、なんとか見ることができます
トイレに貼りたい?ですよね(日本地図やら世界地図やらトイレに貼ってあったものです)
どうしても紙で欲しい人は、ダウンロードしたファイルをコンビニなどでプリントアウトしましょう
ポスターとして買うこともできるのですが、1枚280円もします(送料別)
ニホニウム、見たいと思うでしょう?
でも、それはちょっとむずかしそうです
周期表の下のほうにある元素は、重い元素で、
自分の重さに耐えきれず、壊れやすいという特徴をもっています(元素は壊れるとべつの元素になります)
ニホニウムは、2ミリ秒(1秒の500分の1)で崩壊します(これでもこの大きさとしては長いほうらしい)
崩壊はつぎつぎに続いておきて、
元素番号2つずつ、どんどん小さくなっていきます(重さは4ずつ減ります)
これをアルファ崩壊というらしいのですが、…むずかしくなってきましたね
崩壊するたびに、放射線を出します
ということは、
ニホニウムは、できて1秒もしないうちに、
ものすごーく放射線を出して、ぜんぜん別のものになっているというわけですね
できる元素が数個でよかったーという気がします(ホウシャノウは怖いです)
ニホニウムは、人工的につくられた元素です
いまのところ、自然界では発見されていません(1/500秒しか存在しない物質ですからねぇ)
ま、元素番号100以降は、だれも実体を見たことがないものばかりなんですけどね
周期表、楽しいですよね
なんだか、周期表をぼけーと眺めているうちに時間がたってしまいそうです
あかん、テスト前やった・・・