このところ日中暖かい日が続いています
明後日からまた寒くなるそうで、
すっかり油断している身には応えそうです
藤原京は、日本で最初の本格的な都として体裁が整えられ
西暦694年(白鳳4年)に遷都されてから
710年(和銅3年)に平城京に都が遷るまでの15年余り
都として使われました
いまの藤原宮跡は
何もない土地が広がり、そこに赤い柱が立っていて、
悠久の時を感じさせてくれるところです
ここにたくさんの板葺き屋根の建物や
瓦葺きの大極殿が建っていたのだと思うと
なかなか壮観な気がします
たしかに香久山は目の前
藤原定家は、深窓の天皇が香久山に干してある衣を目にしたはずはないと
百人一首で持統天皇の和歌を勝手に改変していますが
おそらくほかの建物より床も高かった宮殿からは
香久山が手に取るように見えたことでしょう
春は桜(敷地沿いや道路向かいのため池の周りに結構あります)
秋はコスモス(けっこうみごとです)
と、整備されているのですが
如何せん交通の便がよろしくないのが、難点です
史蹟を堪能するのは、足腰が必要ですね