「 職場での人間関係が
もっとスムーズになったらいいのに… 」
と日々思う方に向けて
空気を読めるようになるためのヒントや考え方
人間関係向上のための
ビジネスマナーを生かした具体的な取り組み方を
ご紹介しております。
ご来訪ありがとうございます。
マナーインストラクタの衣理(えり)です。
私が社会人になって間もない頃
職場の先輩から仕事のアドバイスをもらった後
「参考になりました♪」と感謝の想いを伝えたら
なぜか先輩が少し不機嫌になってしまったことがあります…
皆さまにも、そのようなご経験
過去にありませんか
今回、知らない間に相手をイラっとさせてしまう恐れがある
「参考になりました」という言葉について
その理由とどのような言葉に置き換えたら良いか
をご紹介します
以前バラエティ番組で
「職場でイラっとしたエピソードを教えてください!」と
街頭インタビューした内容を
ランキング形式で発表していた番組が放送されていました
その番組内で
私が最初にご紹介した「新入社員時代のエピソード」に似た
“先輩側の視点”エピソードが紹介されていました。
/
この間職場で
後輩に「こうしたらスムーズにできるよ」とアドバイスしたら
「参考になりました」って言われたんです
困っていたからせっかく教えてあげたのに
そう言われるともう何も教えたくなくなります…
\
今はすでにご存じの方も多いかと思いますが
この「参考になる」は
目上の人に対して使ってしまうと失礼にあたる言葉なんです。
では、なぜ失礼に当たるのか
ハッキリとした理由は曖昧な方も
もしかするといらっしゃるかもしれませんので
併せて今回ご説明しますね
まず「参考」という言葉を調べてみると…
参考 (読み:サンコウ)
[名](スル)
何かをしようとするときに、他人の意見や他の事例・資料などを引き合わせてみて、自分の考えを決める手がかりにすること。また、そのための材料。
引用)コトバンクより
この「自分の考えを決める手がかりにする」とは
“自分のやり方はほぼ決まっていて、
その情報を自分が必要だと判断したら取り入れる”
といったニュアンスが感じられ、
上から目線の印象を与えてしまう可能性があるからです。
ですので
上の方から教わり、感謝をまっすぐ伝えたい時
このような言葉に変換することをオススメします♪
× 「参考になりました」
〇 「勉強になりました」
〇 「学ばせていただきました」
「勉強」という言葉を、こちらもコトバンクで調べると
意味の一つに「経験を積むこと」とありました。
つまり
自分にとって利益となる情報を得た時に使う表現であり
たとえ利益とならなかったとしても
この言葉を使うことで
「あなたのおかげでよい経験になりました」
というニュアンスを伝えることができ
相手に良い印象を与えることができるのです
おまけ情報
強いて言うなら
「学ばせていただきました」の方が
少し大げさな表現になります。
先輩や直属の上に対してというよりは
自分よりも遥かに豊富な知識を持つ人物に対して用いる方が自然です。
なお、1点注意
が必要なのが…
あまり頻繁に “勉強になりました” を使ってしまうと
- 「形式的に言ってるだけ…」
- 「社交辞令だ」
と思われてしまう可能性がありますので
「○○が△△と初めて知りました、勉強になりました」 など
何が勉強になったかを伝えられたら、なおGOOD
まとめ
せっかく感謝の気持ちを言葉にして伝えているにもかかわらず
微妙なニュアンスによって
意味がガラッと変わってしまうのが
日本語の難しいところ
だからこそ
あなたが使う言葉一つ一つが、
相手に与える印象を変え
その先の信頼関係を築く基にもなってきます
相手から「この人を助けたいな♪」と
思われるような関係を築くための方法の一つとして
よかったらご活用いただけたら幸いです
職場でのあなたの居心地もきっと良くしてくれるはずです
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