マナーOJTインストラクターの衣理(えり)です。
ご来訪ありがとうございます
こちらのブログでは、“マナーを大切にすること”にフォーカスし、
皆さまが少しでも快適な生活を送れるような情報をお届けしております。
皆さまが、普段スムーズに仕事をこなすために、
まず相手と良好な関係を築こうとしますよね
本日は良好な関係を築くための方法の一つをお伝えします
その方法とは…
「会話中に相手の名前を呼ぶこと」です
<まずはこちらのシチュエーションを想像してみて下さい>
あなたは仕事中、取引先に電話を掛けたとします。
話したい相手はちょうど席を外していたようで、
別の方が代わりに対応してくれました。
その際に電話に出てくれたAさんとBさんの2パターンをご覧ください。
下の○○の部分にご自身の名前(苗字)を入れて想像してみてくださいね
<対応者Aさんの場合>
ガチャ
「はい。 ▲会社 Aでございます。
○○さま、お世話になっております。
部長の■は、ただいま来客対応中ですので、
戻り次第、○○さまに折り返すよう申し伝えましょうか?
~~~~ 」
<対応者Bさんの場合>
ガチャ
「はい。 ▲会社 Bでございます。
お世話になっております。
部長の■は、ただいま来客対応中ですので、
戻り次第、折り返すよう申し伝えましょうか?
~~~~ 」
どちらも同じことを伝えているのですが
Aさんの方が、少しだけ「感じがいいな」と
思いませんでしたか?
「返報性の法則」
ほとんどの人は、自分の名前を憶えてくれている人に好感を抱きます。
それは、名前を呼ぶことで
「あっ、この人は自分に好意を抱いてくれているんだ。」
と相手の脳が錯覚をして、
「相手が好意を寄せているのなら自分も、心を開かないと!」
と好意を返す つまり「好意の返報性」が働くのです。
これを心理学でいう「返報性の法則」と言います。
つまり、会話の途中に相手の名前を呼ぶ事で
相手に歩み寄っている姿勢をあらわすことができます。
すると、相手があなたに対して好意的な印象を抱くようになるのです。
相手からの印象が良くなることにより、
その後のコミュニケーションが、
よりスムーズに進むことはなんとなく想像できますよね
これは初めて会う人の時にも、初めて電話で話す時にも
同様の効果があります。
会話中に「相手の名前を呼ぶ」だけですので、
よかったら試してみて下さい
注意点
頻繁に名前を入れすぎてしまうと
相手から「なんだか嘘っぽい…」と思われてしまうので
ご注意くださいね。
皆さまの人生が今より少しでも快適になりますように
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
衣理(えり)