声に出す、心に響く古典音読キラキラ

世界自然遺産の島、徳之島からオンラインニコニコ

ハセガワトモコです。

 

 

700年前、千年前と時代が前なだけ。ー古典は実は古くない

 

 

音読道場

 

こんにちは、

オンラインで古典音読を教えているハセガワトモコです。

今回は、「古典は実は古くない」というテーマでお話しします。

 

千年以上前に書かれた作品が、

なぜ今でも新鮮で面白く感じられるのか、

その理由を探ってみましょう。

 

 

 

昨日の「子育てでこれだけはやった、と思えるように」というお話、

もう読んでいただけましたか?

合わせてみていただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

名作は時代を超えて愛される

 

千年も前に書かれた『枕草子』
清少納言の『枕草子』は、

平安時代の宮廷生活を鮮やかに描き出しています。

彼女の鋭い観察眼と

「あるある」と、つい相槌を打っていまう表現は、

現代の私たちにも共感を呼び起こします。

 

季節の移ろいや日常の些細な出来事を

美しい言葉で綴ったその文章は、

まるで目の前にその光景が広がっているかのようです。

 

800年前に書かれた『方丈記』
鴨長明の『方丈記』は、

鎌倉時代の世俗を離れた隠遁生活を描いています。

天災や人災を嘆きながらも、

それを受け入れ、

自分自身の小さな庵での生活に満足する姿は、

現代のストレス社会に生きる私たちにも多くの示唆を与えます。

 

無常観や人生の儚さを哲学的に綴るそのスタイルは、

時代を超えて心に響きます。

 

700年前に書かれた『徒然草』
兼好法師の『徒然草』は、

思いつくままに筆を走らせた文章を集めたものです。

 

日常の出来事から

人生の真理に至るまで、

広範なテーマを軽妙かつ深い洞察で語っています。

 

彼の言葉には、

現代社会の私たちが直面する悩みや問題に対する普遍的な教訓が含まれており、

その文章の中に共感を見出すことができます。

 

思わず笑ってしまう、仁和寺の法師や化け猫の段は小学生のお子さんに人気の段です。

 

300年前の『奥の細道』
松尾芭蕉の『奥の細道』は、江戸時代の旅の記録です。

旅の途中で出会った風景や人々の様子を

詩情豊かに描写するその筆致は、

自然と人間の営みを巧みに結びつけています。

 

彼の旅の途中で詠まれた俳句も、今なお多くの人々に愛されています。

各地に句碑があり

旅先で「芭蕉先生が歩いた道、訪れたお寺」と

実際に尋ねたときのワクワク興奮する旅の楽しみが増える作品。

 

実際には300年も前の人だけど

インフルエンサーに会いに行くような

そんな気持ちに、私はなります。




時代を超える悩みと教訓

これらの古典作品が現代でも魅力的なのは、

当時の人々が抱えていた悩みや問題が、

現代の私たちと驚くほど共通しているからです。

 

例えば、

仕事や人間関係の悩み、

自然災害への恐れ、

人生の意味を問う探求心など、

これらのテーマは時代を超えて共通しています。

 

 

これらの作品を通じて、

私たちは千年前の人々と同じような悩みを抱え、

同じように解決策を模索していることに気づきます。

 

個人的な意見ですけど

海外の立派なベストセラーを読み、学ぶことも大事ですが

私たちの祖先が積み重ね、著してきたものから得ることもまた

素晴らしい体験だと思います。

 

 

古典の教訓が生活に根付く

私自身も、

子どもの頃に同居していた祖母から

昔話や教訓をよく聞かされました。

 

その中には、

古典文学からの引用が多く含まれていたことに最近になって気づきました。

特に『徒然草』からの引用が多く、

生活に密着した教訓が多く含まれていることを実感します。

 

 

現在、

私には小学3年生の双子の息子がいますが、

何かを教えようとする際には、

つい祖母と同じように古典を引用してしまいます。

(だってもう物語として存在するので楽なんですもの…てへぺろ

 

昔話と教訓を通じて親子の時間を過ごすことは、

単なる学びを超えて、深い絆を築く大切な機会となっています。

 

 

もう古典のお話を知ってもらえるだけで

私にとっては将来の宝物を渡している感覚です。

いつかお父さんになったとき、

人生の壁にぶつかって絶望した時

こどもに何かを教えるとき

思い出して使ってもらえたらな、と思います。照れ

 

 

古典はなぜ面白いのか

国語が苦手、

古典が難しい、

本が読めない、というお母さん方

よく聞かれる質問があります。

 

「それ、面白いんですか?」

 

という疑問に対して、

私の答えは「もちろん楽しい!」です。

 

こんなに時間を費やして

仕事として活動しても

活き活きと話し続けられるくらい面白い。爆  笑

 

 

なぜなら、

何世紀も前の人々と同じ悩みを抱え、

同じように解決策を見つけるその過程に、

現代の私たちも共感できるから。

 

高校生の頃とかさ、

友達との話で

「それわかる~~~ラブラブ爆  笑」って

ありませんでした?

 

それを清少納言や兼好法師や芭蕉先生と

時代を超え文字を通して話している感じです。

「ヤダ、それ、兼好先生面白い!ウケるキラキラ爆  笑

とか頭の中で会話をする…

 

 

 

 

 

 

あれ?

これはちょっとわからないですか???爆  笑

 

 

ささ

話を戻します。

 

 

 

そして、その共通点を発見することに、

何とも言えない面白さと滑稽さを感じるのです。

 

 

さらに、

名作を生んだ古典作品の作者たちは、

物事を一歩引いて眺める視点を持っています。

その視点から見ると、

人生の味わい深さや

人間の営みの美しさが際立ちます。

これが古典作品が古く感じない理由の一つです。

 

 

 

古典のリズムと言葉の美しさ

 

古典作品は、

リズムや言葉の美しさも魅力の一つです。

詩的な表現やリズミカルな文章は、

声に出して読むことでその美しさが一層際立ちます。

音読を通じて、古典の持つ言葉の力を体感してみてください。

 

 

まとめ

古典は決して古くない。

その理由は、

現代と多くの共通点を持ち、

言葉のリズムや美しさが生き続けているからです。

 

千年も前の作品が、今なお私たちの心に響くのは、

その普遍的なテーマと深い洞察にあります。

 

 

親子で音読を楽しみながら、

古典の魅力を再発見してみましょう。

きっと、新たな気づきと感動が待っています。

 

 

 

音読道場

 

 

今日も読んでくださりありがとうございました。おねがい

 

 

 

 

古典音読の魅力を探る

「枕草子がこんなに奥深い作品だなんて思いませんでした!」(親子クラス女の子のお母さん)

「学校で疲れて眠かったのに『カタカムナ』を読んだら頭がスッキリした!」(小学4年生の男の子)

「難しかった言葉がスラスラ読めるようになってうれしい!」(小学2年生の女の子)

音読のレッスンを通じて、毎回多くの喜びの声をいただいています。

古典音読がこんなにも人気を集めるのは、やはりその効果が実感できるからです。

 

古典音読の効果とは?

古典の名文を声に出して読むだけで、

国語力がアップするなんて信じられますか?

音読は、ただの黙読とは異なり、文字を見て声に出し、

その声を耳で聞いて意味を考えるというプロセスを経るため、

脳をフルに活用することができます。

これは家庭教師歴50年の松永暢史先生が開発した音読法で、

特に伝える力や聞く力を育てるメソッドとして効果的です。

 

 

音読のステップ

  1. 文字を見る
  2. 声に出す
  3. 耳で聞く
  4. 耳から入った言葉の意味を考える
  5. 理解する

これらのステップを踏むことで、

ただ目で追うだけの黙読よりも

多くの脳の部分を使います。

また、声に出すことで顔の筋肉も動かすため、

頭全体を活性化させる効果があります。

 

 

実際に体験してみると…

最初は大きく口を開けて声を出すことから始めますが、

これだけでも効果は抜群です。

自分の声が頭に響く感覚は、

とても心地よいものです。

ぜひ一度、体験してみてください。

 

音読を続けることで、

難しい言葉も自然にスラスラと読めるようになり、理解力も向上します。

古典作品が持つ深い意味や美しさを感じながら、国語力を高めてみませんか?

毎日のレッスンを通じて、

多くの子どもたちや親御さんから喜びの声が寄せられています。

古典音読の素晴らしさを、ぜひあなたも体験してください!