声に出す、心に響く古典音読キラキラ

世界自然遺産の島、徳之島からオンラインニコニコ

ハセガワトモコです。

 

日本の古典作品音読でもたらされる6つのメリット

 

 

音読道場

 

 

 

昨日の記事で

音読の一般的なメリットについて詳しくお話ししましたご覧いただけましたか?

まだ読んでいない方はこちらからどうぞ↓

 

 

 

今日は私が開催する講座でも実践する

「日本の古典作品を音読する6つのメリット」

について掘り下げていきます。

 

 

日本の古典文学には、

歴史的、文化的な価値がモリモリ詰め込まれていて、

音読することで

ものすごくイメージする力や知識が付きますし、

深く広い世界が待っているんです。

 

もう、

読めば読むほど

もっと読みたくなっちゃうんですよ!爆  笑

 

 

私は

少なくとも

まる一日、お休みの日に関連する本を読んだりできたらどんなに幸せを感じられるか。

私はついつい、

ご飯食べるの忘れて読みふけっちゃいます。照れ

 

 

1. 日本語の美しさを体感できる

古典作品は、

現代の日本語とは異なるリズムや言い回し、

表現方法を持っています。

 

これを声に出して読むことで、

言葉の持つ美しさや奥深さを直に感じることができます。

 

例えば、

『源氏物語』や『万葉集』を音読すると、

その言葉の響きや音が心地よく、

独特のリズムが楽しめます。

 

作者が男性か女性か、でも文章から受ける印象が違うんですよ。

古代から読んでいって

時代が下って現代に近づくにつれ、

ああ、この辺で変わってきたな…と

時代の動きや切り替わりを感じることもできます。

 

 

 

2. 歴史的・文化的背景の理解が深まる

 

日本の古典作品には、

その時代の社会や文化、風俗が描かれています。

 

音読を通じて作品を深く味わうことで、

当時の人々の生活や価値観に対する理解が深まります。

 

 

例えば、『平家物語』を音読すると、

平安時代の貴族中心の世界から

武士の世界に切り替わる時代の流れや

戦いの様子が

生き生きと浮かび上がってきます。

 

 

平家の衰退と鎌倉幕府が開かれたのを

リアルタイムで見てきた

「方丈記」の作者鴨長明の無常観を一緒に読むのも面白いです。

 

 

どちらの作品も

事実をリアルに描写しているのも

読みながら想像しやすいポイント。

平家物語は「物語」であるために、より具体的に

(若干格好良く)書かれているのもいいと思います。

 

 

 

音読道場

 

3. 語彙力と表現力の向上

古典作品には

現代ではあまり使われない言葉や表現

多く含まれています。

 

 

音読をすることで、

こうした語彙や表現に自然と触れることができ、

自分の言葉の引き出しが増えます。

 

 

例えば、『枕草子』の独特な表現や言い回しは、

現代の日本語にはない魅力があり、

語彙力の向上に役立ちます。

 

 

現代の日本語にはない…と

さきほど書きましたが

地方に残る方言には今も生きている言葉もあります。

これを発見するのもまた面白さのひとつということも

知っていただけたら…キラキラニコニコ

 

 

私は奄美群島の中の徳之島に住んでいますが

徳之島の方言【島口(しまぐち)】では

早朝のことを「つとめて」といいます。

 

実際には

本州とかでは使われていない母音が入っての発音なので

関東育ちの私には

「つとぅむぇて」のように聞こえます。

イントネーションもちょっと違うし

3町あるそれぞれでも違うのに

更に集落ごとにも違ったりするんですよ。

 

ことばって面白いなぁ、と

そんなことを楽しく感じるようにもなるし

聞き取って気づく力も付きます。

 

話がずれてきたので戻しますね。てへぺろ

 

 

4. 記憶力と集中力の強化

古典作品を音読することで、

記憶力や集中力の強化にもつながります。

 

難解な言い回しや

独特の文法構造を繰り返し音読することで、

内容をしっかりと記憶することができるようになります。

 

また、古典作品の音読は集中して読む必要があるため、

自然と集中力が高まります。

 

 

 

作品によっては

句読点がなかったり

一文が長かったりしますから…。口笛

 

 

現代に近い作品でいえば

樋口一葉の「にごりえ」や「たけくらべ」なんて

何ページか進まないと「。」ないですからね。

 

集中してないとどこ読んでるかわからなくなりそうです。

いいトレーニングになりますよ。爆  笑

 

 

5. 精神的なリラックスと自己表現の強化

音読にはストレス解消効果もありますが、

特に古典作品の音読は

精神的なリラックス効果が高いとされています。

 

 

 

古典作品の持つリズムや響きを感じながら音読することで、

心が落ち着き、リラックスできます。

 

ことばの響きから受け取るイメージといいますか

私はその文章を読みながら頭に描く

昔話の世界、

絵巻物のような華やかな絵を想像したりするのが好きです。

 

 

江戸時代や

明治時代、大正時代の作品も

モノクロの映画を見るような感じで味わうのが

とても落ち着きます。

宮沢賢治の詩集なんてノスタルジックですよね。

 

 


音読道場

 

6. 伝統文化の継承

日本の古典作品を音読することは、

伝統文化を知り、継承する一助となります。

 

 

現代の生活では

なかなか触れる機会が少ない

古典作品を音読することで、

その魅力を再発見し、

次の世代へと伝えていくことができます。

 

 

例えば、

家族で一緒に『竹取物語』を音読することで、

子どもたちにも

日本の伝統文化の魅力を伝えることができます。

 

私が親子クラスのレッスンや

自分のこどもに伝えるとき

「たけとりの翁はなんで竹を取って暮らしているの?」

「桃太郎でもおじいさんは山へしばかりに、ってなんで?」

「鬼滅の刃でも、炭次郎のおうちは炭焼きをしていたね、みんななんで山で木に関わるお仕事してるのかな?」

って

作品の意味を解説するだけでなく

時代背景や暮らしも知ってもらうようにしています。

 

 

細かいところをお伝えするので

ただ音読するレッスンに比べたら時間はかかるのですが

やっぱり言葉は生き物。

その言葉や表現の仕方は

当時の暮らしを知ることでよりリアルに感じられるようになると考えています。

 

 

もともと食育の講師なので

個人的に当時の食生活なんて

とっても興味があります。ニヤリ

 

 

和食が

ユネスコの人類の無形文化遺産に登録された背景を知ることにもつながるので

ほんとうは

音読と食育を合わせたいと考えているのも

ここに理由があるからです。

 

 

実践例

私のオンラインレッスンでは、

松永式音読法のテキストを使い

 

『竹取物語』や『源氏物語』『徒然草』や『奥の細道』といった

 

大人なら一度は聞いたことがある作品、

国語の教科書にも出てくる古典作品を音読します。

 

参加者の方々からは、

「古典の言葉の美しさに感動した」

「歴史の授業ではわからなかったことが理解できた」といった声が多く寄せられています。

 

親子クラスでは特に

「私が好きだった源氏物語を、

いま、娘と一緒に味わえるなんて幸せすぎます!」と喜んでいただいたり。照れ

 

 

あんなにつまらない時間と感じていた

古典の作品が

こんなに面白い作品だなんて

思ってもみませんでした!

親子クラスに来てよかったです!」

と、

親になった視点での新たな発見もあるようです。爆  笑キラキラ

 

 

音読道場

 

 

 

 

 

音読を通じて

日本の古典作品に触れることで、

日常生活や学習に新たな視点が加わり、

より豊かな経験を得ることができます。

 

 

古典音読で得た新たな視点は

旅行に行ったときにまた新鮮な体験をさせてくれるんですキラキラ爆  笑

 

帰省の飛行機の中から古墳が見えたとき

私が一人興奮して喋ってて

こどもたちドン引きしてましたから。

もともと古墳好きだけど

音読で古事記や万葉集を読んで

更に頭が古代に行っちゃいました。

 

今日も長くなってしまったので

また別の記事で書きたいと思うのですが

ぜひ、

日常の中に古典作品の音読を取り入れてみてくださいね。

 

 

今日も読んでくださりありがとうございました。おねがい

 

 

 

 

 

古典音読の魅力を探る

「枕草子がこんなに奥深い作品だなんて思いませんでした!」(親子クラス女の子のお母さん)

「学校で疲れて眠かったのに『カタカムナ』を読んだら頭がスッキリした!」(小学4年生の男の子)

「難しかった言葉がスラスラ読めるようになってうれしい!」(小学2年生の女の子)

音読のレッスンを通じて、毎回多くの喜びの声をいただいています。

古典音読がこんなにも人気を集めるのは、やはりその効果が実感できるからです。

 

古典音読の効果とは?

古典の名文を声に出して読むだけで、

国語力がアップするなんて信じられますか?

音読は、ただの黙読とは異なり、文字を見て声に出し、

その声を耳で聞いて意味を考えるというプロセスを経るため、

脳をフルに活用することができます。

これは家庭教師歴50年の松永暢史先生が開発した音読法で、

特に伝える力や聞く力を育てるメソッドとして効果的です。

 

 

音読のステップ

  1. 文字を見る
  2. 声に出す
  3. 耳で聞く
  4. 耳から入った言葉の意味を考える
  5. 理解する

これらのステップを踏むことで、

ただ目で追うだけの黙読よりも

多くの脳の部分を使います。

また、声に出すことで顔の筋肉も動かすため、

頭全体を活性化させる効果があります。

 

 

実際に体験してみると…

最初は大きく口を開けて声を出すことから始めますが、

これだけでも効果は抜群です。

自分の声が頭に響く感覚は、

とても心地よいものです。

ぜひ一度、体験してみてください。

 

音読を続けることで、

難しい言葉も自然にスラスラと読めるようになり、理解力も向上します。

古典作品が持つ深い意味や美しさを感じながら、国語力を高めてみませんか?

毎日のレッスンを通じて、

多くの子どもたちや親御さんから喜びの声が寄せられています。

古典音読の素晴らしさを、ぜひあなたも体験してください!