24日に、日本女子マラソン初の五輪金メダルの高橋尚子さんなどを指導した小出義雄さんが80歳で死去・・・
2000年シドニー五輪の陸上・女子マラソン金メダルの高橋尚子さん、五輪2大会連続メダル(1992年バルセロナ銀、1996年アトランタ銅)の有森裕子さん、1997年陸上世界選手権金メダルの鈴木博美さんなどの名ランナーを育てた小出さん・・・
(高橋尚子さん以下も種目は女子マラソン)
小出さんは、お酒とマラソンを愛し、つらい、苦しいイメージのマラソンを楽しいイメージに変えた・・・
(それは、シドニー五輪の女子マラソンで金メダルのゴールをした後の「すごく楽しい42(.195)キロでした」の高橋尚子さんのコメントにも感じられる)
選手一人一人に合った練習法で長所を伸ばすいわゆる「褒めて伸ばす」指導で、平成の女子マラソンに大きな足跡を残しました・・・
豪快のように見えて陰で選手の性格を見極めてサポートする指導・・・
前述の「褒めて伸ばす」楽しくも選手の個性を生かしたきめ細かな指導は、昭和の厳格なきびしい指導に変わり、現在の青山学院大陸上部監督・原晋監督などに引き継がれています・・・
<小出義雄さんの主な教え子>
高橋尚子・・・2000年シドニー五輪女子マラソン金メダル
有森裕子・・・1992バルセロナ五輪女子マラソン銀メダル・1996年アトランタ五輪女子マラソン銅メダル
鈴木博美・・・1997年陸上世界選手権女子マラソン金メダル
(注・敬称略)
3月末に、指導者を勇退したのも、自分の死を予感しての「終活」だったのかもしれません・・・
小出さんの勇退については、本ブログ記事のマラソン五輪金メダルの高橋尚子さんらを育てた小出義雄氏が勇退へをご覧ください。
名伯楽が平成を駆け抜けました・・・