PICICA PICICA PIZZA & PASTA

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もっさん、この日は恵比寿へ。
メインの予定が遅めの時間でしたので、ランチとしては異例の13時スタート。

開店当初から注目していたピッツァ&パスタの専門店さんへ、ようやっとの初訪問です。




「PICICA PICICA PIZZA & PASTA (ぴちか ぴちか ぴっつぁ あんど ぱすた)」さん。
2024年10月10日訪問。
12時58分入店。



JR恵比寿駅より徒歩で10分弱。
ビール坂沿いにて営業の「ピチカ ピチカ ピッツァ & パスタ」さん。



これは流木でしょうかね?
木材を多用したファサードが印象的なお店ですので、見逃す事は無いと思われます。

オープンは2023年1月。
同じ恵比寿や六本木ヒルズ等に展開するイタリアンレストラン、「KNOCK」さんのグループ店です。

「パスタ1000本ノック」と称する日替わりパスタなど

「パスタが売り」

のイメージが強い同グループですが、総料理長の梶原政之氏はナポリピッツァの経験もある方との事。
ピチカ ピチカさんのピッツァイォーロ(ピッツァ職人)さんも、梶原氏の薫陶を受けたそうです。

◯ HIROO POMODORO
◯ VALUE LUNCH SET

ピチカ ピチカさんのランチタイムのメインコンテンツは、店名通りにピッツァとパスタです。

ピッツァは定番のマルゲリータやマリナーラの他に、お店オリジナルピッツァが8種類。
計10種をラインナップ。
もっさんはカメリエーレさんにおススメ頂いたトマトのピッツァを、サラダ・ミルクジェラート・コーヒーの付くランチセットにてお願いします。




着席すると直ぐに、お冷や代わりのアイスティーがデキャンタで登場。
もっさんは食事中に水分を多く摂るタイプなので、とても嬉しいサービスです。
この一手だけで、ピチカ ピチカさんのファンになってしまいそうですよ。



次いで、サラダの配膳。
イタリアンドレッシングには摺り下ろしたエシャレットを効かせ、クミンとクラッシュナッツでアクセントを付けています。


ズッキーニの断面に炙りを入れるなど、ひと手間の入れようも良いですね!
ランチのスターターとして、申し分の無いひと皿です。
サラダをもしゃもしゃ頂きつつ、もっさんの目はバンコ(ピッツァ台)を注視。
いよいよ、ピッツァイォーロさんがピッツァをお作りになるようです。
おっ? と思いましたのは、ピッツァイォーロさんがピッツァを作る前に、窯へ塩を打たれた事。
あっ…(察し)ふーん。




完成のピッツァは「ヒロオ ポモドーロ」
ヒロオは地名の広尾ではなく、トマトを育てた農家さんのお名前だそう。



トマトソースはナポリピッツァで一般的なサルサポモドーロではなく、マスカルポーネチーズを加えたトマトクリームソースです。
ヒロオさんの高糖度トマトと相俟って、全体的にとても甘口に仕上がっています。


ピッツァに添えられたのは、自家製の「タ◯スコ」。
お店のスタッフさんはそう仰っていましたが、タバ◯コは歴とした商標・商品名の筈ですので、当ブログでは配慮してグリーンペッパーソースと呼称します。
このペッパーソースが、甘口なピッツァと非常に高相性!
寧ろコレを追加する前提のレシピなのでは? と思わせる程です。
甘辛酸のバランスが素晴らしい!


コルニチョーネ(フチ)はランダムにポコンポコンと畝らせたスタイル。
梶原グラン シェフは明らかに、SAVOYさんの系統でピッツァを学ばれた方ですね。


ここではSAVOY系ピッツァのテクニックには詳しく触れませんが、このピッツァはコルニチョーネの成形にやや乱れがあるように感じました。
ピッツァの向かって左側、上掲の写真でも目立って黒い部分は、焦げから苦味が出てしまっています。
この辺りは、踏んだ場数が解決してくれるでしょう。



食後にはミルクジェラートとコーヒーの配膳。
ジェラートはグループ内のジェラテリア「MOM & POP’S」さんのもの。
程よく甘過ぎない味付けが、ミルクの旨みを活かしています。
下に敷かれたクッキーの歯触りも良き。



⁡コーヒーはカップのロゴを検索してみましたら、大阪のコーヒー屋さんがヒットしました。
そちらからの仕入れ、若しくはコラボでしょうか。
スッキリとした苦さで旨し。







店内の雰囲気が良く、サービスもしっかりのしたものでした。
故にお料理を含め、総合的な満足度は高いお店だと感じました。
⁡ご馳走様でした。



薪窯はオープンキッチンの中央に備え付けられています。
窯口に、恐らく「G」で始まって「E」で終わる刻印が見て取れました。
イタリアの窯メーカーさんの製品だそうです。