もっさん、この日は銀座へ。
お相手はこの方でございます。

デビルマン「遂にこの日が来ましたな!」
パディントン「予約してからここ迄待つのは、流石に無かったですなあ〜〜」

久々結成、ぽっちゃり隊。
今回はザギンでシースーと洒落込みます!




「銀座のみこ寿司 (ぎんざのみこずし)」さん。
2024年1月17日訪問。
12時入店。

時は遡りまして昨秋のこと。
もっさんは何時ものように、師匠のお店へお邪魔しておりました。
師匠の接客・調理の手が空くと、食い物談義が始まりますのは、これまたいつもの事でございます。

パディントン「偶にはええモン食いたいんにゃわ〜〜〜」
デビルマン「あぁ^~いいっすねぇ^~」

ここでもっさんが言うところの「ええモン」とは、ちょっとお高めなお料理の事です。
が、世の中というのは困ったものでございまして。
寿司にせよ焼き鳥にせよ天ぷらにせよ、ちょっとお高めなところ程予約が取りにくかったり、一見さんお断り、なんてお店が多かったりします。

デビルマン「銀座のウニ食べ放題の寿司屋さんは人気なのかなあ?」
パディントン「あー、どんなもんでしょうなあ」

恥ずかしながらもっさんは、この時まで「銀座のみこ寿司」さんの人気っぷりを全く知りませんでした。
知らないものの強みで、とりあえず予約サイトを見てみようずという流れになります。

パディントン「ランチタイム、年末まで全部埋まっとるぞ!」
デビルマン「はえ^〜すっごい!」

ちな、この会話は10月の半ばですよ。

パディントン「年明けになると、ちょっとだけ枠が残っとる。見た感じ2月の枠は開放されてないっぽい」
デビルマン「1月かあ……」
パディントン「……」
デビルマン「……」
パディントン「ゆくか」
デビルマン「ゆくか」
デビルマン パディントン「「ゆこう」」

そういうことになった。

尚、みこ寿司さんの公式Instagramを拝見する限り、現在では月初に翌月分の予約枠が開放されるようです。
もっさんらのように、3ヶ月先の予約は出来なくなったのだと思われます。
ご参考までに。

◯ 本日のランチ:お寿司食べ放題コース



最初にガリがセットされて、握りのスタート。
寿司ネタやコースの内容については、既にアップ済みの師匠のインプレッションもご参照頂ければと思います。

◯ 1〜3貫目:ウニパラダイス




ランチコースはのっけからウニ3種の食べ比べでスタート。
左からロシア産、北海道産、カナダ産。
この時期は日によって国産ウニが入荷しない日もあったようなので、当たりを引いたと言えます。

もっさん的に興味深かったのはカナダ産のウニ。
水揚げはバンクーバーとのこと。



ウニの「一粒」の大きさがまあデッカい!
北米では生態系を守る為、海産物ごとに

「この大きさ以下のものを獲ってはいけません」

とした、所謂「サイズ規定」が設けられています。
カナダ産のウニは「赤ウニ」若しくは「グリーンウニ」という種類が主なようですが、イガイガを含めてどれくらいの大きさになるのでしょうね?

さて、肝心のお味ですが。
以前にボストン産のウニを頂いて、結構旨いやん!と驚きましたが、そちらをも上回る美味しさでした。

しっかり育ち切っている為か、国産に比べて味わいも濃厚。
かつ、余計なクセの強さは余り感じませんでした。
海外産のウニとして、とても食べ易い部類の良品と言えましょう。

◯ 4貫目:そでいか 





熟成の具合か、とてもねっとりでむっちり。
イカの握りでここまでのハードパンチャーは経験が有りませんでした。
添えられた色胡麻も印象的です。

◯ 5貫目:本まぐろ赤身




鮪はなんと大間の水揚げ!
食べ放題で大間産鮪!

デビルマン パディントン「「!?!?」」

流石に、師匠とふたりで顔を見合わせましたね(笑)。

◯ 6貫目:本まぐろ中とろ

ランチコースのお寿司は数を食べる前提から、シャリは少なめの握り。
殆どのお寿司はネタでシャリが隠れるくらいの大きさです。

その分、赤酢仕立てのシャリは甘み・酸味・香りの主張をしっかりと立たせる事で、1貫トータルでのバランスを取っています。




このガチ旨な大間の中トロ握りには、みこ寿司さんの握りのアティトゥードが良く現れていたように思います。

◯ 7貫目:しめ鯖




鯖ならではの強い脂気を、完璧な〆具合にてコントロール。
仕事の確かさが良く現れた一品でした。

◯ 8貫目:あじ




臭みを感じさせず、旨味を引き出すよう熟成。
こちらも仕事が効いております。

◯ 9〜11貫目:ウニパラダイス



またウニが来るんかーい!
11貫のうち、6貫がウニとかパラダイスなのでは?
パラダイスでしたわ。

◯ 12貫目:鰤




大間の鮪に続いて、鰤は氷見産!
こちらは通常のメニューには乗っていない限定品でした。
旨みの説得力がまことにハンパない。

◯ 13貫目:真鯛




白身の旨さを丹念に引き出した熟成と〆加減。
皮目を活かした切っつけもお見事です。

◯ 14貫目:帆立




来ましたもっさんの大好物!
この日の帆立は北海道産。
甘く柔らかでなんぼでもイケます!

◯ 15貫目:海老




ピシっと姿勢良く握られた海老。
江戸前の粋を感じさせます。

◯ 16〜18貫目:ウニパラダイス



もう驚きません(笑)。
にしたってさあ、18貫中9貫がウニとか。
みこ寿司さんは頭がおかしい(褒め言葉)!

◯ 19貫目:ひもきゅう手巻き




本来ならば「とろ手巻き」となる19貫目。
この日は赤貝のひもが少ないながら入荷したとの事で、ひもきゅうにチェンジ。
コリコリサクサクの食感に、大葉の香りが堪りません!

ここでランチコースの「一通り」が、一旦終了。
12時より90分制のランチコースは30分を少し回っておりました。

お好みでの追加タイムがスタートです。

◯ 20〜22貫目:カナダ産ウニ軍艦




追加の1発目は矢張りウニから。
カナダ産をセレクトし、この機会に良く味わって勉強させて頂きます。

◯ 刺身1品目:帆立
◯ 23貫目:本まぐろ中とろ
◯ 24貫目:しめ鯖



ネタはお摘みとして、シャリ無しでのオーダーも可。
思い思いのネタをお摘みに1杯とか、最高じゃないですか!
もっさんはお茶ですけど(自縄自縛)!

◯ 25貫目:あじ
◯ 26貫目:鰤
◯ 27貫目:本まぐろ赤身



◯ 28〜30貫目:帆立×ウニパラダイス



お次は帆立ラッシュ。
普通に握りをお願いしたのですが、職人さんから

「ウニ、乗せましょうか!」

とお声掛けが。
そんなん断れない、断れなくない?
いよいよみこ寿司さんが本気を出して来ましたぞ!

◯ 30、31貫目:穴子





ランチコースの「一通り」に含まれる穴子は、ここで焼きたてのものが登場。
1貫でも2貫でもとの事でしたので、当然2貫を頂きます。

穴子からは焼いた後で、皮目を削いであるようです。
身ごろのふっくら感が増し、口溶けの良さも抜群!

◯ 本日のお椀



同じくランチコースに含まれるお椀。
この日は蜆の赤出汁でした。
ほっこりしつつ、舌をリセットして後半戦へエンジンを掛け直します。

◯ 32〜34貫目:本まぐろ中とろ×ウニパラダイス



職人さんが(ry

◯ 35貫目:あじ
◯ 36貫目:しめ鯖
◯ 37貫目:真鯛



◯ 38貫目:あじ
◯ 39貫目:帆立
◯ 40貫目:穴子



この辺りでランチコースは70分を経過。
オーダーをストップされたり、お会計をして帰られるお客さんも出始めます。

銀座のみこ寿司さんはカウンター10席に職人さんおふたりの体制。
気がつけば片方の職人さんは我々ふたりの専属になっており、オーダーと握りがわんこ蕎麦のようにスピードアップしていました(笑)。

◯ 41〜43貫目:帆立×ウニパラダイス



◯ 44〜46貫目:本まぐろ中とろ



◯ 47貫目:とろ手巻きウニ乗せ




◯ 刺身2〜4品目:本まぐろ中とろ、本まぐろ赤身、帆立



◯ 48〜50貫目:本まぐろ中とろ×ウニパラダイス



◯ 51〜53貫目:ウニパラダイス



コース開始から80分でラストオーダー。
有終のウニパラダイスにて締めくくります。



寿司食べ放題RTAを完走した感想ですが、兎に角ネタのクオリティが高かったですね!
既出の通り、普段のメニューには乗らない氷見産の鰤や赤貝のひもが提供されたり、この時期は余り出回らない国産ウニが食べられたりもしました。

非常に「ラッキーな日に当たった」とも言えましょうが、普段のクオリティも十二分に想像が付きます。

またもっさんは、一通り21貫にお好みで32貫を追加。
お刺身を4品。
お椀を入れて計58品、53貫を頂きました。
ヴォリュームについては、1ミリも文句の付けようがありません。

「ガッカリ感の無い食べ放題」として、ガチにおススメです。
問題は予約が取れるかどうかですが。
ご馳走様でした。