5歳のまさお
ときどきこんなことを言う
「あ!いま顔がちっちゃくなった!」
「あ!またおっきくなった!」
聞いてみると
人の顔や物が
急に大きく見えたり小さく見えたりするとのこと
夫がネットで調べたところ
というものがあるらしく
もしかしてそれなのでは?と
日常で困っているとかではないらしいのだけど
医者にみてもらおう、ということで小児科へ
すると
まずは眼科で目に異常がないか調べてもらって
大丈夫だったら脳神経外科を紹介します
とのこと
そんなわけで
一駅となりにある眼科に
まさおとふたりで行ってきました
視力の検査をしたり
目の動きを検査してもらい
特に異常なし
「瞳孔を開く目薬をさして、目の中を調べますね」
お医者さんがそう言い
「目薬するから上向いててね〜」
まさおの右目に目薬をさしたとたん
まさおがぎゅーっと目をつぶって
顔をゆがめ
手で目をこすろうとした
「食塩水みたいな感じなので少ししみるんですよ〜」
どうやらしみる目薬らしい
「うぅぅ・・・」
泣きこそしないものの
つらそうにしているまさおを見ているのが切ない
左目にもさされ
またもぎゅーっと目をつぶって
つらそうにしていた
「瞳孔が開くまで30分くらいかかるので、のちほどお呼びします」
「よくがんばったね」
「すごい痛かったよー、もうやりたくない」
「もう大丈夫だよ」
待合室して20分ほどYouTubeをみて過ごしていたら
看護師さんがやってきた
「目が開いているか確認して、開いていなければ目薬追加しますね〜」
またあのつらそうなやつなのか!
どうか瞳孔が開いていますように・・・
看護師さんがまさおの目を確認している間
祈ってみたものの
「開きが足りないので追加しますね〜」
まさお、上を向くも
目をめちゃくちゃぎゅーっとつぶっている
そりゃしみるとわかってたら
こうなるわ
「頑張ってね〜」
看護師さん、手早く目薬さしてくれたけど
まさおは目に手の甲をあてて
身体をちぢこめて丸くなっていた
代われるものなら代わってあげたい
こんなに強く思ったのは
初めてかもしれない
だけど
こんなときに親っていうのは
そばにいて
見守ることしかできないんだよね
結局
目はすべて異常なしとのことで
次は脳神経外科になりそうです
「ただいま〜」
「ただいま〜、あー、疲れたーー!!」
「ほんとだよー!」
「お疲れさま〜」
まさおより先に
疲れたを連発するくらい
私も身体に力が入っていたようです