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なかなか前に進めない悩みを解決する
【感情マネジメントの専門家】

日本人に合った自己実現法を伝えるお役目
大和式コーチの水谷です。



このブログのテーマは『感情マネジメント』
 
幸せや豊かさを引き寄せるための
鍵となる“感情”と上手に付き合うには
 
どうしたらいいの?にお答えする
“感情“に特化した記事を書いています。

 

 

心の自由のために必要なこと

 

さて今回は【心質改善編】シリーズの第2回目。

 

あらゆる感情から解放され

心が自由になっていくステップを

 

今回はご紹介したいと思います。

 

 

前回は僕たちの一生を決めてしまう力を持つ

心の仕組みについて解説しました。

 

 

 

それでは、さっそく本題です。

心が自由な状態とはどんな状態でしょうか?

 

それは、ネガティブ、ポジティブ

どちらの感情からも

 

自分で抜けようと思えばいつでも抜けられる。

もしくは、感情をその時々の場面によって

 

自分で選んで使える状態。

 

そんな何事にも囚われる事のない人のことを

「心が自由な人」であると

 

僕は定義しています。

 

では、いったいどうしたら

そんな一見不可能に思えるような状態に

 

心を育てていけるのか?

そのことについて今回は解説していきます。

 

 

  意味を付けると「感情」が爆誕する

 

それでは、今日も架空のストーリーに

お付き合いください。

 

あなたは仲の良い友達の家に

遊びに行くことになりました。

 

お宅にお邪魔すると友達は「何、飲む?」と

飲み物を勧めてくれます。

 

ところが希望の飲み物が出された瞬間

あなたは一瞬で凍りつくことになります。

 

なんと!飲み物の入れ物が

「検尿コップ」だったからです!∑(゚Д゚)

 

「おい!なんだよこれ!」と言うと

 

友人は悪びれることもなく

 

「大丈夫、新品だから未使用だよw」と

 

いやいや、そう言うことじゃねーだろ!って

なりますよね?(笑)

 

 

下品なたとえになってしまいましたが

一番伝わりやすいと思ったので…

 

失礼しました(^_^;)

 

 

気を取り直して、これが何を隠そう

感情が生まれる仕組みなのです。

 

 

どういうことかと言うと

本来、世の中のあらゆるものは「白紙」です。

 

 

特に何も「意味」や「価値」は

ついていない。そうした「白紙」のものに

 

 

僕たちが意味(言葉)を付けた瞬間に

感情は湧き起こります。

 

 

    

コップ=検尿コップ=汚ない

 

 

こんな意味が付けられた瞬間に

僕らは正気を失います。

 

それが新品だとか未使用だとか関係なく

とにかく嫌!使いたくない!

 

 

そんなんだったら

誰かが使い終わったコップの方が

まだましな気がしてしまう。

 

 

これが「意味に踊らされている状態」です。

 

 

また、僕たちは物事に

「価値」を付けることも無意識にしています。

 

例えば

 

なんの変哲もない付箋のメモ

 

 

この状態では「白紙」ですが

もしこの付箋に、かわいい拙い文字で

 

「ママ、いつもありがとう、大好きだよ」

 

書いてあったら

 

この付箋メモは一瞬で何ものにも変えられない

大切な宝物のように思えてきたりします。

 

 

そして、このことは

物だけに限定したことではありません。

 

 

出来事や状況も本来は「白紙」です。

それに対して個人個人で

 

「意味」を付けている。

 

例えばこの状況にもし

タイトルを付けるならなんて名付けますか?

 

 

タイトルを

 

「優しい親」と付ける人もいれば

「甘やかす親」と付ける人もいます。

 

他にもそれぞれ

人によって付けるタイトルは変わってきます。

 

 

なぜ人によって変わるのかと言うと

一人ひとり過去の経験が異なるからです。

 

 

簡単に人の「認知の流れ」を解説しますね。

 

 

この絵を見たときに人は無意識に

「過去の記憶」を取りにいきます。

 

 

過去の経験の中でこの絵の状況と

似たようなを記憶を検索し

 

見事、照合が完了すると

 

言葉によって「意味」を付ける。

 

「あーこれは、甘やかす親だな」

 

こんな感じの流れでタイトルが付けられます。

(もちろん無意識のプロセスです)

 

 

このときに言葉で意味を付けたとき

何らかの感情や感覚が生まれるのです。

 

 

その他にも

「スキンシップ」や「教育」

 

なかには

 

「コントロールする親」と付ける人も

いるかもしれませんね。

 

 

こんな風に、一つの事象には

人によって様々な捉え方がなされます。

 

 

どんな風にも捉えられる状況の中で

過去の経験を元に

 

人はそれぞれ違った「意味」を

 

付けているんですね

 

 

  ABC理論〜論理療法〜

 

 

ここで、心理学者

アルバート・エリスさんが考案した

 

「ABC理論」を簡単に説明します。

 

できるだけわかりやすくなるよう

がんばります( ˙-˙ )

 

「めちゃ画期的やん!」って

僕は初めて知ったとき感じたので

 

あなたにもそう感じてもらえたら嬉しいな

(届け、この思い(´・ω・`))

 

まず「ABC」の説明から

 

    

A=困った状況(Adversity)

 

B=思いこみ(Belief)

 

C=結果(Consequence)

 

こんな感じで僕たちは

ある状況に出くわしたときに

 

何かしらの思いこみをして

結果を誘発していると

 

アルバート・エリスさんは仰います。

 

 

一つ例を示してみますね

 

 

状況1

A:駐車場で最後の一つを先に取られた。

B:あなたは(      )と思った。

C:腹が立って、相手に怒鳴った。

 

この状況で、あなたが

相手に対して怒鳴るためには

 

Bの(   )にどんな解釈を入れる必要が

あるでしょうか?

 

そうですね「横入りしやがって!」

なんてピッタリですね^ ^

 

他にも

「この自分勝手な非常識野郎が!」

なんてのも相応しいかもしれません(^^;

 

 

もう一つ例題を出します。

 

状況2

 

A:好きな人にLINEしたが未読スルー状態

B:あなたは(   )と思った。

C:一日中、何も手に付かない

 

この場合も、

一日中、気が気でない状態になるためには

なんて思う必要があるでしょうか?

 

そうですそうです!

 

「もしや無視されてる?」とか

「私、なんか地雷踏んだ?」とかですよねw

 

僕も心当たりあります。

当時はメールで送信取消もできず

 

一日中、携帯とにらめっこ(笑)

 

 

 

それでは、

次は一つだけ内容を変えてみます。

 

A:好きな人にLINEしたが未読スルー状態

B:あなたは(   )と思った。

C:特に気にせず普通に一日を過ごした。

 

こんな風に「C」のように

過ごせるようになるには

 

Bにどんな解釈が入るでしょうか?

考えてみて下さい。

 

いかがでしょうか?

すぐに出てきますか?

 

例えば「スマホ忘れたのかしら?」

なんてどうでしょう?

 

他にも

「これはいつものかけひきね、望むところよ」

 

なんてのも少しカッコいいかも(笑)

 

 

 

  問題は「B」の思いこみ次第

 

今、みてきたように

困った状況というのは

 

誰に対してもやってきます。

それを避けることは残念ながらできません。

 

その状況に対して

どんな思いこみを持つかによって

 

感情や行動が決まってくるというわけです。

 

 

もっと極端な言い方をすると

 

起こる状況の「困る」「困らない」は

特に関係ないとさえ言えます。

 

 

例えば、こんな人がいます。

 

旦那が突然ケーキを買ってきた(状況)

後ろめたいことがあるに違いない(思いこみ)

不機嫌になる(結果)

 

ね、特に困った状況じゃなくても

思いこみが困ったものだと

ちゃんと困った結果になりますよね(笑)

 

 

だからBの思いこみに気づいて

困らない解釈をすれば

 

悩みはなくなりますよ!と

アルバート・エリスさんは訴えます。

 

 

ところが、これも

理屈はわかるけどさ

 

そんなに単純なことじゃないよね

人の心ってさ〜|( ̄3 ̄)|

 

と、感じますよね?

僕もそう思います。激しく同意!

 

なので、その原因と対策も解説します。

 

 

 

  私の考えは絶対に正しい→これが原因

 

 

では、なぜ理屈はわかっても

実際には難しいのか?それは

 

何かの出来事が起こったときに

 

僕たちは自分で困った解釈をしてるなんて

微塵も思わないからです。

 

自分の考えたことが物事の真実

絶対正しいことだと感じてしまうからです。

 

 

先ほどの「駐車場」の例だと

 

「横入りする自分勝手な人間」だと
信じ切っている状態では

人から「たまたまじゃない?」
と言われても

「いや、あいつは絶対わざとやった」と
聞く耳を持てないことは良くありますよね?

 

 

事実なんだから、そもそも

他の選択肢なんてあるわけがない

 

 

こんな風に自分が解釈という

「思いこみ」をしていることに

 

まったく納得ができず

 

「思いこみなんかじゃなく事実だから!」

という状態は

 

「自分の考え」=「唯一の正解」

 

だと心底、感じてしまっている状態。

 

 

俺が絶対正しいと思っているときは

他の考えを受け入れる余裕はありませんね

 

 

なので、ネガティブな感情から抜け出して

心が自由になっていくステップの最初の一歩は

 

まずはこの

 

「自分の考え」=「唯一の正解」という

 

思いこみから抜ける必要があります。

 

少なくとも

「これはただの自分の解釈なのかもしれない」

 

といった状態になれなければ

解決のスタート地点に立つこともできません。

 

 

では、なぜ自分の考えが

絶対正しいと思ってしまうのでしょうか?

 

 

それは

 

「脳の特性」「学校教育」に原因があります。

 

 

 

  絶対に正しいと思ってしまう原因

 

 

 

思考の自動化という脳の特性

 

 

では、もう一度

実際の体験から学びを得てもらうために

一つの状況を想像していただきます。

 

 

あなたがこういった駐車場に実際に

車を駐車するとき

 

どんな風に車を停めますか?

少しイメージしてみてください。

 

 

たぶん、あなたは白線の枠の中に

車を停めたはずです。

 

 

では、なぜそのように停めたのでしょう?

そう聞かれたら何と答えますか?

 

 

きっとあなたは

 

「白線からはみ出しては、他人の迷惑になるから」

 

と、答えるはずです。

 

 

でも、この駐車場に停めるときに

「迷惑かけないように白線の内側に…」と

 

 

考えたでしょうか?

いいえ、考えていなかったはずです。

 

しかし結果的には「考えた」のと

同じ結果になりました。

 

これが「脳の特性」です。

 

僕たちはこれまでの経験のどこかで

他人に迷惑のかからないように

 

 

「白線からはみ出さないように停める」

 

 

という教育を誰かから受けています。

 

そのときは「なるほど、確かに」と

納得して、気をつけて駐車をする。

 

でも何度か繰り返すうちに

だんだんと一々考えなくても白線を見ただけで

 

無意識に白線の内側に沿って

停めるようになったのです。

 

 

脳は一度覚えたことは自動的に

思考をショートカットする特性があります。

 

 

自転車を運転するときに

ペダルの踏み具合や体のバランスなど

 

いちいち考えることはないですよね?

 

考えなくても身体が勝手に動いてくれる。

これが僕たちの脳の「優れた特性」です。

 

この優れた特性が

マイナス面に振れることがあります。

 

それが何かというと

 

    

過去と同じような場面に遭遇した時

自動的に同じように解釈をしてしまう。

 

ということです。

 

 

例えば、駐車場で横入りされたと

解釈してしまった人は、過去に

 

残り一つになった欲しかったものを

横入りされて誰かに取られてしまったという

経験があったりします。

 

 

その時に「人は横入りする生き物」だ。

という学習をしてしまい

 

その後、似たようなことが起こるたびに

「また、横入りされた!」と

 

自動的に解釈をしてしまうように

なってしまうというわけです。

 

 

僕たちの脳の優れた特性である

「思考の自動化」が

 

僕たちを苦しめてしまう場合も

あるということですね。

 

 

学校教育の弊害

 

 

そして、もう一つの原因が

「学校教育」の影響によるものです。

 

 

僕たちは学校を卒業するまで

ずっと「正解のある問題」と向き合わされ

 

その正解を探すトレーニングを長期間

課されて育ってきています。

 

 

そういった教育を長年受けるうちに

いつの間にか

 

 

「物事には必ず正解がある」

 

 

思い込んでしまうようになるんです。

そして一旦、正解を見つけると

 

そのことに関してはもう考えることもなく

信じて疑わなくなってしまうのです。

 

 

確かに2×2=4です。正解は一つ。

他の答えを探すはありませんし

 

逆にそこを疑ってしまうと

勉強という学びは積み上がっていきません。

 

 

本当に2×2=4なのか?

別の答えはないのか?

自分の思いこみなんじゃないか?

 

 

そんな風に

考える人はあんまりいないですよね?(笑)

 

 

だから人は、一度答えを見つけると

そのことに関しては

 

疑うことも考え直すことも

滅多にすることもなく

 

「これが唯一の正解だ」と思い込んでしまう

クセがついてしまっているのです。

 

 

でも社会に出るとどうでしょう?

 

正解のある問題よりも

正解のない問題の方が多くないですか?

 

仕事で成功する方法も

結婚生活を仲睦まじくする方法も

 

子育ても人間関係も

健康法もダイエット法もどれもこれも

 

いろんな考え方や方法が数限りなく存在します。

 

今まで信じられてきたことが

実は間違っていた!なんてことは

 

これまでにもたくさんありましたよね?

 

それなのに、この二つの原因

 

1、思考の自動化という「脳の特性」

 

2、唯一の正解を探す「学校教育」によって

 

 

一度見つけた自分の答え(正解)を

見直すこともなく「唯一の正解」として

 

頑なに持ち続けてしまうという

人間としてのパターンがあるということ。

 

 

だから、

 

「あなたは自分の思い込みで

ネガティブな感情が生まれているんだよ」と

 

指摘されたときに

 

「何だと⁈思いこみなんかじゃないわい!」

 

と、反論したくなることは

ごくごく自然なことなのでご安心下さい。

 

 

  まとめ

 

 

今回もたくさん書いてしまいましたが💦

最後に今日のまとめをして

 

次回に続けたいと思います。

 

 

今回お伝えしたことは

 

 

1、状況に意味を付けると感情が生まれる

 

2、全てはABCの「B」思いこみ次第。

 

3、私が絶対正しい!→これが問題

 

4、脳の特性と学校教育が私を頑固にさせる

について解説してきました。

今日お伝えした、こうしたことを踏まえて

 

日常でネガティブな感情になったときは

一度、自分の思いこみを見つけてみて下さい。

 

心の抵抗があることも受け止めた上で

 

もしこれがただの思いこみだとするなら

他にどんな解釈ができるだろう?

 

と自問することが

ネガティブな感情のループから抜ける

 

きっかけに必ずなると思います^ ^

 

その時に重要となるのが

応急処置編でお伝えした3つのステップです。

 

心が我を忘れた状態では

冷静に思考を切り替えることは難しいです。

 

だからまずは

応急処置の3ステップを使って我に還る

 

 
1、止める(ネガティブ循環)

2、理解する

3、変える

 

 

すべての知識が相互に関連し合って初めて

感情のマネジメントは機能します。

 

ぜひ、【基礎知識編】や【応急処置編】も

合わせて読んでみて下さいね^ ^

 

 

それでは、今回はここまでとして

 

次回は、感情を抜ける一番のネックとなる

 

「自分が絶対正しい」という考えを

緩ませるためにとっても効果的な考え方

 

言わば

「考え方」に対する「考え方」

 

お伝えしたいと思います。

 

我々、心理に関わるプロは

一体、自分の考えについてどんな考え方を

持っているのか?

 

どうすれば、自分の頑固な考えから

自由になることができるのか?

 

その秘密をシェアさせてもらいますね。

常識とはかけ離れた「考え方」に

 

きっと驚かれると思いますよ(^_^)

 

今回も最後までお付き合い頂き

ありがとうございます!

 

 

自分の感情と上手に付き合えて

望む未来を手にされたい方は

 

感情の学びを最優先にされてみて下さい。

なかなか動かなかった現状が

 

ゴゴゴっと動き出すはずです。

 

【基礎知識編】はこちら

 

【応急処置編】はこちら

 

 

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