iTunesを使わないiPhoneへの楽曲転送について | オヤジのブログ

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iPhoneは4Sからの付き合いで、動きもスムーズでトラブルも少ないので概ね不満はない。
ただし、唯一かつ致命的欠点が、動画や音楽などのファイル転送にiTunesを使わなければならないこと。
これだけが唯一不満で、iPhoneでは音楽を聞いたりしない理由でもある。(動画は色々ごにょごにょ・・・・)
iTunesにはかつてまだWindwosを使っていた頃、勝手にiPhoneのバックアップをパソコンの中に作られて、気がついたらHDDをパンパンにされていたことがあった。


ちょうどWindowsXPのサポートが切れるころだったかで、7にアップグレードするとかしないとかの瀬戸際だったため、ギチギチのHDDを抱えておろおろするハメになった。
結局、HDDを256Gから1Tに入れ替えて、中身は確かそれこそLinuxで吸い出してまるごとコピーして事なきを得た、以来iTunesもWindowsも大嫌いになったのだった。(それだけじゃないけど)


まあ自分の設定が悪かったのだとは思うが、当時のiTunes(今は知らないけど)って何をどこまで同期するのか、バックアップ設定の場所はどこか、するならどこまで何をバックアップするのか、曲だけを転送するにはどうしたらいいのか、そういう事が操作系を見ただけでは分かりにくかった。(オイラだけかもしれないけど)


当時は、曲を持ち運ぶ手段などいくらでもあった(安価な中華製MP3プレイヤーも花盛りだったし)ので、無事OSのコピーが終わった後は速攻iTunesをアンインストールし、しかもその後すぐにOSもLinuxに移行してしまい、ますますiTunesとは縁遠くなり、今に至るのである。

(Linux用のiTunesっていうのはないのだ)


まあどうしてもと言うときには、RemoteFilesというiPhoneのsambaサーバークライアントプログラムがあって、これを使うと、wifiルーターを通して自宅に立ててあるsambaサーバー(ファイル共有PCといった方がわかりやすいか)からiPhoneの特定のフォルダの中にデータを持ってこれるようになる。(今AppStoreにあるRemortFilesは、もしかして似て非なるものかも)
しかもこのRemoteFilesには動画・音楽プレイヤーが内蔵されており、ダウンロードした動画や音楽をiPhon上で再生できるようになっているので、必要がある時はこれを使うようにしていた。
※ただし、データを落とせるのはアプリが管轄する専用フォルダだけなので、iPhoneの純正プレイヤーでは再生できないし、その逆もできない。

実はうちの子供もiPhone使いで、しかも仕事柄、mac proとiPad proも使っているのだけれど、父親がiTunesの非道さを訴えつづけた賜物か、iTunesを一度も使ったことがない。(らしい)
※曲を聴きたいときはyoutubeがあるので、こちらもさして困ることはなかったそうだ。
ところが、このたび、あるアーティストさんの楽曲のイラストを手がけ、その方から何枚かのCDをプレゼントされたので、パソコンに取り込んだその曲をiPhoneに入れて持ち歩きたいと相談を受けた。
それなら、いざと言うときのRemoteFilesでデータ転送を・・・と思ったけど、接続ホストの設定したり、都度パスワード入れたり、面倒といえば面倒。

(というか、なんか今AppStoreを覗いてみるとヤッパリ別物?)
今後自分でも継続的に曲の転送をしたいということもあったので、もっと手軽な方法を検討したところ、”EZMP3”に落ち着いた。

まあRemoteFilesと似たようなものといえばそうなのだけど、どちらもwifiルーターを経由するのは同じだけど、RemoteFilesが自身はsambaクライアントでPCサーバーからファイルをダウンロードしてくるのに対して、EZMP3はiPhone側をsambaサーバーにしてしまおうというもの。
つまり、iPhone内に作ったフォルダを共有化して、外のパソコンからiPhoneにバカスカファイルを放り込んでしまおうということなのである。
EZMP3が良いのは、目的が単純で、ダイレクトに曲を転送できるのでわかりやすく簡単なところ。

こんな感じ・・

 

インストールして開くとこんな画面になるので

 

iPhoneのEZMP3メニューからファイル転送を有効にし、出てきたIPアドレスをパソコンのブラウザのアドレスバーに入れてやる。

するとiPhone内部に作られたEZMP3のフォルダが開くので、好きなフォルダ(作成もできる)に曲をドラッグ&ドロップしてやるかアップロードボタンを使ってパソコン内の曲を選択してやるとアップロードできる。

 

あとはEZMP3から「全曲再生」や「フォルダ再生」などを選んでアップロードした曲を再生すればよい。

 

少なくともiTunesなんかよりよっぽど単純明解、簡単でスムーズに曲をiPhoneに入れることができる。
ただ、前述のRemoteFilesと同じように、アプリ内蔵の専用プレイヤーでしか曲を再生できず、その逆にこのプレイヤーでiTunesで転送した音楽ファイルを再生することもできない。
また、転送時はパソコンとiPhoneは同一wifiルーターにつながっている必要があり、かつ、ルーターによっては接続している端末同士の相互通信を許可する設定をしてやる必要がある

多少制限はあるものの、専用プレイヤーの音質は決して悪くないし、曲さえ入ってしまえば、純正のミュージックプレイヤーとそう変わらない。

iTunesでの曲の同期が面倒くさいと思う方、iPhoneの純正プレイヤーにはこだわらないという方は試してみてもいいかも。
保証は出来兼ねるけれど。