情報というのは、伝える側の思いが乗り、いくらでも加工されます。
例えば新聞を読んでいても、同じテーマのことを伝える記事が、まったく書き方が違い、伝わる内容や印象も全くことなってくることになります。
今、アメリカでは、ミネソタ州で黒人の男性が警官から膝で首を圧迫された暴力により亡くなったことに対する抗議行動が行われていますが、そのテーマを伝える記事も新聞社によって全然異なります。
人種差別撤廃に、誰も異論はないはずですし、それはトランプ大統領も同じ願いを表明されていますね。でも、なぜかトランプ大統領が差別をあおっているかのような印象を与える報道があります。
情報とは人の手が加えられた「生き物」のようですね。
私たちも気をつけないと、ある断片だけ誰かの都合に合わせて伝えられる情報、またそれが独り歩きした時、誰かを幸せにすることも、不幸にすることもあります。
先日のプロレスラーの方が亡くなられた事件においても感じたことです。
正しい言葉で、正しいことを伝えたか。私も日々反省ですが、少しでも世の中がよくなる方向で情報というものも発信されてほしいですね。