麗しき、といっても!ファーストガンダムの麗しきハモンさんではありませぬ。
それは、なんと、、、
生ハム!
最初にハモン・セラーノにであったのは、なんとサイゼリア!
肉の塩気の向こうに、お花のような香りと柔らかな酸味、ナンジャこれ?となってからハマった。
美味かったのだ。
それ以来、スパークリングワインを呑むときは、いつもスーパーで割と安く買えるハモン・セラーノと、アボカド、トマト、そしてモッツアレラチーズを合わせたツマミを好んで用意するようになった。
肉食人種の、いかに保存肉を美味く食べるかという工夫、それがハモン・セラーノではないか、と思う。
熟成させた肉がまさかの花やナッツの香りだとは!
異文化を知ることもなかなか良いではないか。
天武天皇の時代から、肉食を禁じられてきた日本の食文化は、それはもう他の文化では見られない工夫と知恵と豊かさに満ちたものになった。
日本の食文化こそ、世界に持続的成長を促す素晴らしい宝となると私は思う。
しかし!である!
肉を口に含んだ時のこの恍惚感は何なのだろう?
コンニャクや、豆腐や、すり身のお魚を食べた時も、ああ、なんて美味しいんでしょう、と思うのだけど、このハモン・セラーノをひとくち食べた時の恍惚感ときたら!
人間は、雑食だけど、比較的肉食の生物なのではないか、と、思う瞬間が、肉を食べたときの恍惚感と共に訪れる。
人間って、どちらというと肉食なのかな?
日本には、肉以外にも美味しい料理がたくさんあるのがいいね!
でも、お肉はたまにたべたくなるよ。
生ハムは、日本人の味覚に合うなあ、と思っていたけど、ハモン・セラーノには、意識の全部を持っていかれた。
肉食文化の究極の一つが、あんな繊細な生ハムなんて、人の味覚というものはなんと奥深い。
人間、美味しいものを食べるのが生きる活力だしね。
とにかく、スーパーで、手軽にハモン・セラーノが手に入るこの時代に感謝である。
人生を楽しむ要素は、見渡せばたくさんあるこの現代を、楽しまなくてなんとする!
しかしおそらく、このような独りよがりの感想など、シャボン玉のように消えてしまうであろうから、私はここに今の気持ちを書き残すのであった。
とりあえず、ハモン・セラーノはスパークリングワインにあうよ!という話です。