喧嘩商売に禁じ手なし
「喧嘩商売 14」(講談社)
バーリ・トゥードという言葉に「何でもあり」という注釈をいちいち付けなくてもよくなるほど、「格闘技」というジャンルは世間に浸透した。
その「何でもあり」にもルールはある。ほとんどは「目と金的への攻撃は禁止」「武器の使用は禁止」だと思うけど、要するのに「何でもあり」というのは「どんな技を使っても良い」ということであって、本当に何をしてもいいワケではない。
喧嘩商売もまた「何でもあり」の格闘技がテーマのマンガだけど、この巻から登場する金田保という柔道家の信条は「バレなければ何をしても悪にはならない」。むしろ、バレないように細心の注意を払うことが「全力を尽くして戦う」ことに当たると思っている。
金田にとって戦いの始まりはリング内ではなく、リング外から。情報を集め、策を巡らせ、自分の邪魔になるものはありとあらゆる手段を行使して「全力で」排除する。
まあ言ってしまえば「ズルい」んだろうけど、金田ほど徹底してズルいと気持ちいいくらい。ズルさの質が、某マンガの卑怯番長も裸足で逃げ出すレベルのエグさだからだ。
だが主人公であり、金田の対戦相手である佐藤十兵衛も、金田ほどではないにしろマリーシアに関しては天才的で、一筋縄ではいかないだろう。
こうなると金田が負けるときには「どんな末路が待っているのか」が楽しみで仕方がない。早く続き出てくれ!と願うばかりだ。
しかし今回は書き下ろしが少ない気がしたなあ。「トリコ」 をもっと弄ってくれるかと思ったのだけれど…。シリアスな展開のほうが好きだけれど、ギャグ回がないと、それはそれで物足りない気がしてくるから不思議だね。
バーリ・トゥードという言葉に「何でもあり」という注釈をいちいち付けなくてもよくなるほど、「格闘技」というジャンルは世間に浸透した。
その「何でもあり」にもルールはある。ほとんどは「目と金的への攻撃は禁止」「武器の使用は禁止」だと思うけど、要するのに「何でもあり」というのは「どんな技を使っても良い」ということであって、本当に何をしてもいいワケではない。
喧嘩商売もまた「何でもあり」の格闘技がテーマのマンガだけど、この巻から登場する金田保という柔道家の信条は「バレなければ何をしても悪にはならない」。むしろ、バレないように細心の注意を払うことが「全力を尽くして戦う」ことに当たると思っている。
金田にとって戦いの始まりはリング内ではなく、リング外から。情報を集め、策を巡らせ、自分の邪魔になるものはありとあらゆる手段を行使して「全力で」排除する。
まあ言ってしまえば「ズルい」んだろうけど、金田ほど徹底してズルいと気持ちいいくらい。ズルさの質が、某マンガの卑怯番長も裸足で逃げ出すレベルのエグさだからだ。
だが主人公であり、金田の対戦相手である佐藤十兵衛も、金田ほどではないにしろマリーシアに関しては天才的で、一筋縄ではいかないだろう。
こうなると金田が負けるときには「どんな末路が待っているのか」が楽しみで仕方がない。早く続き出てくれ!と願うばかりだ。
しかし今回は書き下ろしが少ない気がしたなあ。「トリコ」 をもっと弄ってくれるかと思ったのだけれど…。シリアスな展開のほうが好きだけれど、ギャグ回がないと、それはそれで物足りない気がしてくるから不思議だね。
アメリカ版・吉良吉影
「デクスター シーズン1」(パラマウント)
「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」のボスとして登場した静かなるシリアルキラー・吉良吉影。
目立つことを嫌い誰よりも平穏な生活を望みながら、抑えがたい殺人衝動を抱え、「手の美しい女性」を見ると殺さずにはいられない。その2面性が、ジョジョの中では最も不気味なボスとして人気が高い。
そしてこのドラマの主人公、デクスターも、吉良と同じような2面性を抱えている。
善良な警察官として社会に順応しながらも、抑えがたい殺人衝動を抱える殺人鬼なのである。しかし彼が狙うのは、彼と同じ「殺人者」のみ。法で裁かれない凶悪犯に、自分の欲望のはけ口を求めるのだね。
そんな吉良とデクスターの大きな違いは、父親だった。吉良の父親は「殺人の証拠隠滅」のために尽力したけれど、警察官であるデクスターの義父は「殺人衝動の効果的な解消法」を息子に徹底的に叩き込んだ。即ち、「殺すなら悪人にしろ」、と…。まあ、ぶっとんだ親父という点では一緒だけど。笑
…こうして、結果としては正義?のシリアルキラー、デクスターのできあがり。
物語は彼の2面性(特にシリアルキラーの顔)と、彼の前に立ちふさがる殺人鬼「冷凍庫キラー」との対決を軸に進む。デクスターは己の中に潜む殺人衝動に苦しみつつも、何者にも縛られず自由に衝動を解放している冷凍庫キラーに憧れを抱いてしまうのだね。彼は自分のアイデンティティを保つために、冷凍庫キラーに勝利し、排除するしかなくなる。
こんなこと書いていながらレンタルで追っている僕は、もう、書いてるうちに続きが気になって仕方が無いので、真剣にDVD-BOXの購入を検討中。
というわけで…「ジョジョの中でイチバン好きなのは吉良吉影とキラークイーン!」「モナリザの手を見ると勃起しそうになる!」「サンジェルマンのサンドイッチ、俺も食いたかった!」という人には特にオススメだ。
「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」のボスとして登場した静かなるシリアルキラー・吉良吉影。
目立つことを嫌い誰よりも平穏な生活を望みながら、抑えがたい殺人衝動を抱え、「手の美しい女性」を見ると殺さずにはいられない。その2面性が、ジョジョの中では最も不気味なボスとして人気が高い。
そしてこのドラマの主人公、デクスターも、吉良と同じような2面性を抱えている。
善良な警察官として社会に順応しながらも、抑えがたい殺人衝動を抱える殺人鬼なのである。しかし彼が狙うのは、彼と同じ「殺人者」のみ。法で裁かれない凶悪犯に、自分の欲望のはけ口を求めるのだね。
そんな吉良とデクスターの大きな違いは、父親だった。吉良の父親は「殺人の証拠隠滅」のために尽力したけれど、警察官であるデクスターの義父は「殺人衝動の効果的な解消法」を息子に徹底的に叩き込んだ。即ち、「殺すなら悪人にしろ」、と…。まあ、ぶっとんだ親父という点では一緒だけど。笑
…こうして、結果としては正義?のシリアルキラー、デクスターのできあがり。
物語は彼の2面性(特にシリアルキラーの顔)と、彼の前に立ちふさがる殺人鬼「冷凍庫キラー」との対決を軸に進む。デクスターは己の中に潜む殺人衝動に苦しみつつも、何者にも縛られず自由に衝動を解放している冷凍庫キラーに憧れを抱いてしまうのだね。彼は自分のアイデンティティを保つために、冷凍庫キラーに勝利し、排除するしかなくなる。
こんなこと書いていながらレンタルで追っている僕は、もう、書いてるうちに続きが気になって仕方が無いので、真剣にDVD-BOXの購入を検討中。
というわけで…「ジョジョの中でイチバン好きなのは吉良吉影とキラークイーン!」「モナリザの手を見ると勃起しそうになる!」「サンジェルマンのサンドイッチ、俺も食いたかった!」という人には特にオススメだ。
デュラララ待望の新刊
「デュラララ!!×5」(電撃文庫)
池袋に集まる高校生、カラーギャング、ケンカ狂、首なしライダー
たちの青春群像劇、最新刊。
3巻目までと同様、4巻(起)・5巻(承)・6巻(転結)の3巻ワンセットみたいだ。今回も「ロシア人の殺し屋2人」、「埼玉の暴走族軍団」「謎の女子小学生」と、4巻に引き続き大量の新キャラが投入された。
その上、また何かしら企んでいそうなイザヤ、特に本筋に絡んでないけどいずれ暴れるであろうイザヤシスターズ、そして次回のハイライトで最高にカッコよく帰ってくるであろう正臣、久々に普通に活躍するセルティ…。
特に今回ラストで完全にブチぎれ金剛状態に突入したシズちゃんの獅子奮迅の活躍が楽しみで仕方が無い。
これでちゃんと収集つくのか心配だけど、そこは成田良悟作品らしく、ちまちまと回収した伏線の全てをダイナマイトで吹き飛ばすような爽快な結末が待っているに違いない。たぶん。
バッカーノ、ヴぁんぷ!、針山さん、越佐大橋と多くの人気シリーズを抱え、ローテーションで単行本を出す成田良悟だが、今回はすぐに6巻目の執筆にとりかかるみたいで嬉しい。
まあ、他のシリーズも続きがすこぶる気になるところではあるけど…。
池袋に集まる高校生、カラーギャング、ケンカ狂、首なしライダー
たちの青春群像劇、最新刊。
3巻目までと同様、4巻(起)・5巻(承)・6巻(転結)の3巻ワンセットみたいだ。今回も「ロシア人の殺し屋2人」、「埼玉の暴走族軍団」「謎の女子小学生」と、4巻に引き続き大量の新キャラが投入された。
その上、また何かしら企んでいそうなイザヤ、特に本筋に絡んでないけどいずれ暴れるであろうイザヤシスターズ、そして次回のハイライトで最高にカッコよく帰ってくるであろう正臣、久々に普通に活躍するセルティ…。
特に今回ラストで完全にブチぎれ金剛状態に突入したシズちゃんの獅子奮迅の活躍が楽しみで仕方が無い。
これでちゃんと収集つくのか心配だけど、そこは成田良悟作品らしく、ちまちまと回収した伏線の全てをダイナマイトで吹き飛ばすような爽快な結末が待っているに違いない。たぶん。
バッカーノ、ヴぁんぷ!、針山さん、越佐大橋と多くの人気シリーズを抱え、ローテーションで単行本を出す成田良悟だが、今回はすぐに6巻目の執筆にとりかかるみたいで嬉しい。
まあ、他のシリーズも続きがすこぶる気になるところではあるけど…。