あんたは払うよ、権藤さん。の真意 -70ページ目

あんたは払うよ、権藤さん。の真意

ご来場いただきまして誠にありがとうございます。「その1」などと付してある記事は続き物になっていますので、数字の若い順にご一読いただけると幸いです、としていたのですが、最近、数字入れ忘れてました。ごめんなさい。では、そろそろ開演です。Oh, yeah! Play it loud!

「ローリング・ストーンズのメンバーで一番好きなのは誰ですか?」と35歳くらいの女性に聞かれました。


「キース・リチャーズ」と即答しましたが、「でも、本当に一番好きなのは?と聞かれたら、ミック・ジャガーって答えちゃうかもしれない。」と続けました。その理由は自分でもよくわかりませんが。


すると、彼女は「あっ!わかります。私もスマップのメンバーで一番好きなのは?と聞かれたら、キムタクって言うけど、本当に一番好きなのは?って言われたらナカイくん、っていうと思います!」だって。


なるほど。

三者の会話中、「カガ」なる人物が頻繁に登場しました。その後「加賀」であることを知りました。「カガ」については知識なかったことから、話もよくわからず、記憶も曖昧な為、記載は控えました。

iPhoneからの投稿

会議はなかなかまとまらなかった。

年長と年中で1位、2位が違っていた。

年長は、1位「白夜行」、2位「容疑者Xの献身」。

年中の順位はその逆。

年少は自分の順位を発表したものの、その意見はほぼ無視された。また、自ら参加を拒んでいる様子でもあった。


年長は「直木賞取るなら、容疑者Xじゃなくて、白夜行だろ~が!?深さが違うね。」

年中は「白夜行は、あの二人がどうやって連絡取ってたのか...ケータイやパソコンなんか無い時代なんですよ。ありえないでしょ!」

二人が連絡を取っていた方法は、私も知りたかったことだった。

しかし、ありえない?誰がそれを証明した?


何れにせよ、両方とも既に読んでしまった作品だ。非論理的なランキングに興味はない。申し訳ないが、私はこの二人に用がなくなった。

帰路につくために生味園を出た。

階段を降りて外に出たところで気が変わった。

目の前に本屋がある。中島書店はまだ開いていた。

私は東野圭吾の「赤い指」を買った。

それが年少の第1位だった。


【この三人にはもう会えないと思うので、後日これを買いました。】


あんたは払うよ、権藤さん。のブログ-東野圭吾



私は二杯目の注文を生ビールではなくウーロン・ハイにした。

「東野圭吾は最初から読んでるんだけどさ...」と年長が切り出した。

こういう類の会合は初めてではないらしく、時には外の作家の作品も交えながら熱く会話は進んだ。

年長と年中は非常に多数にわたる分野の書物を読んでいた。年少は読破数に劣る感じで発言も少なかった。それでも私を凌駕していることは間違いなかったが。

年長は、年少の好きな作品、若しくはその作品の感想について、「それは浅いな」と発言することが多かった。一方、自分については「深いだろ?」だった。


私は少々苛立ってきた。作品若しくはその感想について浅い、深いとはそもそも論理的ではない。それにその深度はどうやって計測するのか?その単位は?やはりメートル法?

さっさと自分の一番好きな作品を述べてもらいたい。ネタバレになりそうになったら帰るから。


年長が言った。「じゃあ、そろそろベスト・スリーを決めるか?」

そうそう、深度についてはもう十分だ。

誰だって長い会議は嫌いだろ?

私が五目焼きそばに箸をつけたとき、中華料理店「生味園」に三人の男が入ってきた。

私と同い年を「年長」とすれば、その他はそれぞれ3、4歳間隔で「年中」、「年少」といったところだった。

その男たちが私の隣のテーブルに座った途端、私には彼らの会話の主題がすぐにわかった。何故なら年長がこう言ったから。

「さて、今日の話は東野圭吾だったな。」

東野圭吾?これは面白くなりそうだ。私は東野圭吾氏は「白夜行」とガリレオが出てくる奴しか読んだことはない。ガリレオは文庫になったのは全部と、古本屋にあった「聖女の救済」だけ。テレビのガリレオは本を読んでからDVDを借りて観た。彼らの話は次に読む作品を決める際の参考になるだろう。

それに、最早立派な中年の男三人が何にせよ前もって話題を決め、中華料理屋に来ているのだ。

面白い、実に面白い。