私が五目焼きそばに箸をつけたとき、中華料理店「生味園」に三人の男が入ってきた。
私と同い年を「年長」とすれば、その他はそれぞれ3、4歳間隔で「年中」、「年少」といったところだった。
その男たちが私の隣のテーブルに座った途端、私には彼らの会話の主題がすぐにわかった。何故なら年長がこう言ったから。
「さて、今日の話は東野圭吾だったな。」
東野圭吾?これは面白くなりそうだ。私は東野圭吾氏は「白夜行」とガリレオが出てくる奴しか読んだことはない。ガリレオは文庫になったのは全部と、古本屋にあった「聖女の救済」だけ。テレビのガリレオは本を読んでからDVDを借りて観た。彼らの話は次に読む作品を決める際の参考になるだろう。
それに、最早立派な中年の男三人が何にせよ前もって話題を決め、中華料理屋に来ているのだ。
面白い、実に面白い。