10年くらい前だろうか、長女が小学校低学年の時の出来事である。
姉妹用の二段ベッドの上段に、長女、次女、そして私の三人は就寝しようとしていた。
子供用の二段ベッドだから、さすがに三人はきつい。
しかし、子供達はそれでも喜んで寝ていた。
配偶者は一人で別の寝室だ。
どーだ、ざまーみろ。私の娘たちは父親と寝るのが大好きなんだよぉーっ、だ。
もっとも本人は、一人で寝られて清々していたのだろうが...
幼稚園生の次女は既に眠りに落ちていた。
長女が眠たそうな中、うとうとした声に私に質問してきた。
「パパはファッションに興味あるの?」
即座に私は、こう答えようとした。
「ないよ。パパが興味あるのはロックン・ロールだけだからね」
ふふ。我ながらシビれるセリフだぜ。
と自己陶酔した直後、私にある別の考えがよぎった...
