あんたは払うよ、権藤さん。の真意 -45ページ目

あんたは払うよ、権藤さん。の真意

ご来場いただきまして誠にありがとうございます。「その1」などと付してある記事は続き物になっていますので、数字の若い順にご一読いただけると幸いです、としていたのですが、最近、数字入れ忘れてました。ごめんなさい。では、そろそろ開演です。Oh, yeah! Play it loud!

私は渋谷に行った。


荒川区の公民館みたいなところとは全く違って、お客さんは沢山いた。


混んでいるが、私の目的は、「ボタンの確認」のみ、である。




「げっ!?パッチンってとめるボタンだ!!」


何とスナップボタンであった。


「いやぁ~さすがジョン・レノンだ。ボタンも普通じゃないよな~カッコいいなぁ~」


と私は感心し、すぐさま新宿の丸井に向かった。


面倒だが、私の目的は、「ジョン・レノンと同じジージャンの購入」のみ、である。




「いやぁ~カッコいい!やはりジージャンのボタンはこれでなくっちゃな~!」


正に仏教ではこれを「唯識」というのであろう。




というわけで、ようやく私はジョン・レノンのジージャンを手に入れた。




それから20年以上経過した。


今着ているのは二代目である。


当時と違って、品番はわかっているし、なによりインターネットで探せる。


二代目は上野アメ横にあった。


優しくてカワユスなお嬢さんと一緒に行って、買った。


(上野まで付き合ってくれてありがとう!感謝しまぁ~す!yeah)!




しかし不思議なのは、街中でこのジージャンを着ている人をまだ二回しか見たことがないことだ。


世の中にはジョン・レノンのファンなんていないんじゃないか?と思うくらい見たことがない。


数ヶ月前、テレビの歌番組で司会の漫才師の片方の人が着てたな。


でも、ああいう人なんだからジージャンは何十着も持ってるよね。




インターネットが一般的になってから「ジョン・レノン ジージャン」で検索しても、このジージャンずばりは出て来なかった。


しかし、ここ一年くらいかな?「ジョン・レノンが愛用してました」などと謳い文句を載せているジーパン屋さんが登場したのを発見した。


まだ、在庫あるかなぁ~

幸いなことに、学生時代に同じジーパン屋でバイトをしていた女性が、ある百貨店内のそのジージャン・メーカーの店に勤務していた。

私がジョン・レノンのジージャンの特徴を話すと、彼女は、

「あ~、それなら昔からある型だから、間違いないよ。今も作ってるけど、いつも在庫あるってわけじゃなくて、今はないわ~」

残念!

しかし、今もある商品なのだな。


探した。

そして見つけた。

新宿の丸井で。

ところが、私はそれを買わなかった。

理由は、「これ、違うんじゃない?」と思ったからである。

そのジージャンは胸のポケット及び袖口のボタンが、通常のジージャンで見られるボタンではなかった。

穴に通すものではなく、パッチンってはめるものだったのだ。

これって何と呼ぶんだ?スナップボタンっていうのか。

「え~、なんかボタンをはめられない子供が着る服みたいじゃないか~。ジョン・レノンはこんなの着ないだろ~!」

さすがに荒川区の公民館みたいなところでは、ボタンの形式までは確認しなかった...


しかし、すぐに挽回の機会はやってきた。

ジョン・レノン展は、荒川区の公民館みたいなところから、渋谷に移ったのである。

渋谷区の公民館みたいなところ、ではない。

パルコか西武だ。

どっちだったか思い出せないけど。

もっとも、「連載は難しいからやめろ」とのご意見もいただくのだが...


前稿のジージャンは、ジョン・レノンがビートルズ後期に着ていたやつである。

ストーンズの『ロックン・ロール・サーカス』はこれだ。


永い間、私にとって、これがどこのメーカーなのか謎であった。

学生の時、ジーパン屋にバイトしていた時、店長がいわゆるジーパンオタクであったため、ジョン・レノンの写真を見せて、ジージャンにかかわらず、

「これはどこのジーパンですかね~」

などと質問した。

店長は、

「うーん。これはリーみたいだな~こっちはリーバイスの5●●だねぇ~」

などと悦に入りながら教えてくれた。真偽の程は定かではないが...

その時、このジージャンについても質問したに違いないのだが、店長の回答がどうだったかについては思い出せない。


私が、このジージャンの実物を初めて見たのは、荒川区の公民館みたいなところである。

その時は社会人になっていたと思う。

ここからは全て私の記憶だけなので、もし間違っていたら平にご容赦。


荒川区の公民館みたいなところで、『ジョン・レノン展』みたいなのをやっていて、そこで初めて現物を見たのだ。

まだジョン・レノン・ミュージアムなんてない頃である、と思う。


「本当にこんなところ(失礼)にジョン・レノン展なんてやってるのかな...」

別にデカイ看板が設置されているわけではなく、非常に地味、単にモノがおいてあります、みたいな、まさにコーミンカンっぽい感じで、お客もほとんどいなかった。


しかし、本当にそれはあった。

「うぉー!!これだぁ~っ!!!」


私は、そのジージャンの特徴、もちろん、まずメーカーだ、を記憶し、早速、そのジージャン探しに入った。

「どんなファッションに興味があるの?」と聞かれた場合の答のうちのまずひとつ。


それはジーンズのジャケット、いわゆるジージャンである。




ジージャンは、これでなくてはいけない。


じゃーん!!


あんたは払うよ、権藤さん。の真意






これはもう、ある特定の趣味の人なら即座にわかるであろう。


答をもったいぶるつもりは全くないが、「記事が長い」などとのご意見を承ることもあるので、答は次回に...

私の脳みそをよぎった考えは以下の通りである。


私の娘たちもそのうち中学生、高校生になっていく。

すると、徐々にファッションに興味を持ち始め、『セブンティーン』とかのファッション雑誌を読み出すことになるのだろう。

もし今、私が「ファッションには興味ない。興味があるのはロックン・ロールだけ」と答えてしまったら、近い将来、娘たちがファッションに夢中になったときに私はどうなる?


「私のパパはファッションには興味はないんだわ...が~ん、が~ん、が~ん...」

と、正に伴宙太から「お前の球は軽い!!」と言われたときの星飛雄馬、消える魔球の秘密を見破られたときの、でもいいが、何れにしても星飛雄馬の様な状態になってしまうに違いない。


それはまずい。

「娘が高校に入ってから一度も俺と口きいてくれないんだよ~もう2年も経つのに..」

とか、諸先輩方も嘆いていたではないか。

それは、断じて、まずい。

今は、「パパとワタシは仲間たちだもんね~!」などと言ってくれているが、この家庭環境の中で、娘が仲間でなくなってしまったら私は...


すぐさま、私は回答を変更することを決断して、言った。

「もちろん、興味あるよ」


「どんなファッションに興味あるの?」と聞かれた場合の答を私は二つ用意していたのだが、その答を言うまでもなく、長女は眠りについてしまっていた。