私は日本の田舎で育ちましたが、

アメリカやイギリスで流行った映画・音楽・本は

ほとんど見たり聞いたり読んだりしてきました。

 
だから、ドイツ人の先生と昔読んだ本の話もできるし、
イギリス人と昔流行った音楽の話で盛り上がります。
 
グローバル時代、国籍、人種、言葉が違っても、

共通の音楽、映画、本の話題があれば

お互いに分かり合えると思ってました。

 

でも実際は国によって受けてきた教育や考え方が違うのです。

 

同級生のアルバニア人とイラン人はゴジラを聞いたこともない

そうです。タイタニックも見たことないそうです。

 

でも、ちょっと納得。鎖国をしていたアルバニアや

厳格なイスラム教国イランでは、欧米の流行なんて取り入れないでしょう。

 

ウクライナ人はゴジラを知っていました。

ロシアの侵略の前までは普通の国だったのでしょう。

 

今までの同級生の国はどうだったのでしょうか?

アフガニスタン人も、北朝鮮人もいました。

彼らはビートルズを知っているのでしょうか?

今週はハーフタイム(中間休み)で英語の学校はお休みです。

宿題は「最近訪ねた場所について日記に書く」です。

 

でも・・・私は最近どこにも行ってません。

私一人ではどこにも歩いて行けません。

 

I go to Putney by bus every Tuesday and Friday. On the way to Putney, I can see Richmond Park and Putney Heath from the bus window and feel the change of seasons.

Recently, daffodils have started to bloom in the residential areas and I feel that spring has arrived.

Daffodils can be seen everywhere at this time of year, but the best is probably the Wilderness Garden at Hampton Court. Hundreds and thousands of daffodils are in bloom and they are very beautiful.

The Wilderness Garden used to be free for everyone to enter until a few years ago, but now there is a charge. However, there is an Open Garden Day and if you go on 13/14 March you can get in for free.

p.s. The rose garden is also lovely in June.

 

私は毎週火曜と金曜にバスでパトニーに行っています。パトニーに行く途中、バスの窓からリッチモンド公園とパトニーヒースが見えて、季節の変化を感じることができます。

最近は住宅街に水仙の花が咲き始め、春が来たことを感じます。

この時期、水仙はどこでも見られるけど、一番なのはハンプトンコート宮殿のウィルダネスガーデンでしょう。何百何千という水仙が咲いてとてもきれいです。

ウィルダネスガーデンは、数年前まで誰でも無料で入れたのですが、今は有料です。しかし、ガーデン・オープンデーというのがあって、3月16日17日は無料で入れます。

p.s. 6月のバラ園も素敵です。

私は、毎週火曜と金曜は、ピラティスをするため、

路線バス(赤い2階建てバス)で片道1時間半かけて、

ジムに通っています。

 

私はパーキンソン病と判明してから、病院のリハビリと、

パーキンソン患者を集めた柔軟体操教室に参加しました。

その流れで紹介されたのが前のジムでした。

 

前のジムはうちから歩いて15分、バスで5分の距離でした。

会員になれば、ジムの他に、ヨガなどのクラスに参加でき、

プールもサウナも使えると聞き、すぐ入会しました。

 

しかし、入会から2年後にジムは閉まり、

建物は取り壊されてしまったのです。

 

今のジムに通い始めてからも、パンデミックで

ジムが閉鎖され、運動ができない時期もありました。

今のジム仲間は、それを一緒に乗り越えた人たちです。

 

不思議なことに、歩けなくてもピラティスはできます。

(だから、疾病手当がなかなかもらえなかったのですが・・・)

調子が悪い日も、ピラティスをやれば元気になれます。

 

同病の方は、何でもいいので運動をすることをおすすめします。

少なくとも、筋縮とか、便秘とかは治ります。

私は病気のため5年くらい前に仕事をやめて、

国からのベネフィットで暮らしています。

 

現在、私の銀行には、疾病手当、住宅手当など全部ひっくるめて、

毎月1771.68ポンド(33万4115円)が振り込まれています。

 

物価が高いイギリスでも、一人暮らしの年寄りには十分な額です。

 

この額は、私が健康そうで、疾病手当が認められなかったのを

法廷まで行って勝ち取ったものです。

 

車椅子のフィジオ・セラピストに「たくさんの人がベネフィットを

もらえない中、あなたはラッキーだ」と言われました。

 

私は、ガス代や水道代を気にしないで毎晩お風呂に入れるとか、

チョコレート・クロワッサンを好きなだけ買えるとかだけで

幸せな気分になれるので、お金は銀行に溜まっていきます。

 

しかしこの状態もあと1年で終わるかもしれません。

年金受給が始まると一部の疾病手当が止まるらしいのです。

それまで、いろいろ研究してみます。

パーキンソン歴9年目.

見ること、聞くこと、喋ること、食べること、読むこと、書くこと、

ピラティスなどの運動も健常者と同じレベルでできますが、

歩くことは年々難しくなってきています。

 

そこで、歩けなくなる前に行きたいところに行ってしまおうと思います。

 

今、私が行きたいのはイタリアですが、娘の仕事が忙しいのと、

私の体力を考えると、3日とか4日の旅しかできません。

 

ということで、4月にオリヴィエイト、チヴィタ・ディ・バニョレージョ、

シエナに一泊ずつする3泊4日の旅行を企画しました。

 

イギリスの空港をヒースローにするか、シティエアポートにするか。

イタリアの空港をローマにするか、フローレンスにするかも悩んで,

フライトを決めるのに時間がかかりました。


娘は私にのろのろ歩かれるより、車椅子を押した方が良いそうで、

うちから車椅子を持っていくことも考えましたが、

チヴィタへ渡る300mの橋で車椅子が使用できないので諦めました。

空港内は車椅子を手配しました。

 

ホテルは第1希望が予約できたのですが、歴史地区で交通規制があり、

タクシーでホテルの前まで行けないことが発覚。

景観を選ぶか、便利さで選ぶか、悩みます。

 

まだまだ行きたいところがあるので、

しばらくは体力維持しながら頑張りたいと思います。

薬の注文はNIS(国民健康保険)のWEBからオンラインで注文する方法と、

オンライン薬局から注文する方法があり、私はロイズという薬局と契約しています。

 

薬がなくなる頃、ロイズから「そろそろ注文の時期です」というメールが来ます。

返事を忘れていると、「忘れないで」「注文して」というメールがしつこく来ます。

 

メールを開いて、処方箋に書かれている薬名をクリックすると、GPに連絡がいき、

OKが出ると、薬は薬局によって家まで郵便で届けられます。

 

数年前まで、クリニックに処方箋を取りに行ったり、

薬局に薬を取りに行ったりして大変だったから、楽になって助かってます。

 

ちなみに、60歳以上の国民は薬が無料です。
 

今月からレボドパ薬をマドパーにしました。

 

ということで、現在私は、

寝る前にレキップ10mg

朝10時頃にマドパー100mgと

セレギリン5mgを飲んでいます。

動きが悪い日は、午後にもう一回マドパーを飲みます。

 

副作用もなく、調子は良いです。

 

火曜と金曜にピラティスに行っているおかげで腰痛もなく、

水曜に英語の学校に行っているので、頭もほけていません。
 

外出しない日は、家の片付けをしたり、

学校の宿題をしたりして過ごしています。

 

幸せな時間は、寝る前のお風呂と睡眠中です。

2024年の年始は、

北陸地震と羽田空港の航空機衝突事故で始まりました。

ショックで、ずっとYoutubeでニュースを見ています。

 

私は日本に帰るとき、日本航空を使っていますが、

TVを見ながら、「うまく歩けない私でも、

燃えている飛行機から脱出できるだろうか」

と考えてしまいした。

 

また、近所に住んでいる日本人の友人が

「日本に帰るので、欲しい物があったら買ってきてあげる」

と言ってくれていたのですが、彼女の家が石川県だったので、

「それどころじゃないだろう」と思い連絡しなかったら、

「地震でwifiが使えません。メールくれていたらごめんなさい。」

という連絡が来てました。

 

被災者なんだから、自分のことだけ考えて~。

 

イギリスは1月2日が仕事始めですので、

私はフィジオに行ったり、ジムに行ったり、

いつもの生活を始めています。

 

新しいフィジオセラピスト、マータに会いに行ってきました。

 

初日は問診だけだったのですが、

質問の中に噛み合わないものがありました。

 

Q. どうやってベットから起きてる?

A. 普通に・・・。

 

Q. トイレでフレームを使う?

A. フレームって何ですか?

 

Q. お風呂は誰が手伝ってくれる?

A. 一人で入れますけど・・・。

 

9年目のパーキンソン病患者の中には、寝ている状態から起きられない人や、

座った状態から立つのに手摺が必要な人がたくさんいるみたいです。

 

ここでも、私はかなり良い状態を保っていると言われました。

 

私はなんで運動をしない人がいるのか不思議なんですけど、

セラピストによると、パーキンソン病には運動が嫌いな人が多く、

やりたくない人に強制はできないそうです。

英語のクラスでプレゼンテーションの試験がありました。

クラスのみんなの前で4分間のスピーチをして、そのあと質問に答えます。

テーマは自由ですが、ほとんどの人が自分の国について話ました。

 

私のクラスの生徒の国籍はウクライナ、イラン、アルバニアなど。

興味深い国ばかりです。

 

知らなかったことがいっぱいありました。例えば・・・

 

アルバニアは、

国が無信仰国家を宣言した世界で唯一の国ですが、

実際は緩いイスラム教の国です。

1978年から1990年まで鎖国していたので、

ヨーロッパ最貧国になってしまいました。

 

そのアルバニアから来た若い女性が、イラン人の若い女性に

「好きでヒジャブ(イスラム教徒の女性の服装)を着ているのか?」

と質問したときは、びっくりしました。

ヒジャブを着けなくて殺される人もいるのに・・・。

ニュースを見ないのでしょうか?

 

私も日本についていろいろ調べてみました。

みなさんは日本列島がハワイに向けて毎年5cmずつ動いてるとか、

火山の噴火で新しい島ができたりして国の面積が毎年増えていることとか、

国の人口が毎年220万人ずつ減っていることを知ってましたか?