楽しく過ごそうと決めた矢先のできごと。 | アラフォー独身、子宮疾患持ち。このまま人生終わるのか。

アラフォー独身、子宮疾患持ち。このまま人生終わるのか。

子宮筋腫と子宮内膜症の手術体験談。無縁だと思っていた親の介護が目の前に…。私の人生これで終わっていいわけがない!

 

9月
その日は残業でいつもより帰りの時間が遅くなった。

やっと帰れるーと思ったら、外はかなりの大雨。


駅まで徒歩10分ぐらい。
そこから電車で30分ぐらい。

さらに家まで徒歩10分ぐらい。


でも早く帰りたいから、濡れてもいいから帰ろう。

「お疲れさまでしたー」
外出て2~3歩ほど進んだら

 

ドシャーーーーーン!!!!!

 

すぐ近くに雷落ちたみたいなかなり激しい音雷ハッ


ヒーーーーーーーゲッソリゲッソリ


急いで引き返して中に入ったら

「撃たれたかと思った!」
とみんなに心配され・・・


大雨はまだいいけど、雷ほんとムリ。
帰れない。

残業してた中で徒歩&電車は私の他にもう1人(Kさん)。
他は自転車とか車。

男性社員の人が私とKさんを駅まで車で送ってくれることに。

「ありがとうございましたー」
車から降りて、駅まで数歩。

・・・


気づいたら痛い。
冷たい。

地面に横になってた。

 

?????


Kさんが私を呼ぶ声が聞こえる。



わー

私滑って転んだんだー

と気づく。。。


起きようとしたけど痛くて起き上がれない。

 

「頭打ってるから動かないほうがいいよ」
通りすがりの女の人の声。


駅員さんが来て

「倒れたんですか?」

 

私「滑ったんです」

駅員さん「救急車呼びますね」


えっそんないいですって思ったけど・・・

「その方がいいよ」って。



救急車が来るまで、ものすごく長く感じた。

横たわったままの私に、Kさんと通りすがりでいてくれた女性が傘をさしてくれてた。


そんなにめちゃくちゃ人通りが多いところではないけど、駅だからそれなりに人は通る。

何事かと見られながら。(そらそうや)


横たわってたから周りは見えてないけど

恥ずかしいやら、Kさんと見ず知らずの女性に申し訳ないやらで・・・


あー
私は何してるんやろ・・・




 

救急車の音が聞こえてきた。

その場にいた男性が誘導してくれてる声がする。

私はどれだけの人のお世話になっているのか・・・


救急隊の人の質問にもちゃんと答えられるし、頭は打ってて体は痛いけど意識はちゃんとある。


抱えられてストレッチャーに乗った。

うーわ
全身めちゃくちゃ痛い。
首が動かない。


人生初救急車。



Kさんに「もう帰ってもらっても大丈夫ですから」って言ったけど「一緒に行くよ」って言ってくれた。

申し訳なさすぎる。


ずっといてくれた見ず知らずの女性にも「ありがとうございました」とだけ伝えられた。


本当にありがたかった。


救急隊の人「身分証とかありますか?」

 

私「財布に免許証が入ってます」


救急隊の人「カバンに血ついてますけどこれ〇〇さん(私)の血ですか?」

 

私「えっわかんないですけどあちこち痛いからそうかもしれません」


ヒジとか流血してたらしくて、その場で手当してくれた。


受け入れてくれる病院を探してくれてて
「〇〇病院に行きますね」

 

と教えてくれたけど・・・

それはどこや・・・


私ちゃんと帰れるのかな・・・
って不安もあったり。


携帯がブーブー鳴ってる。(マナーモード)

いつも帰る時間に帰らないから、きっと心配して電話してきてるんだろうな。


と思うけど、動けないからどうすることもできない。



救急車って意外と狭いんだなとか
今これ車の人みんな避けてくれてるんだろなとか

いろいろ考えてた。

 



病院に着いて、そのままCTを撮った。

結果、異常はなかった。


でも頭打ってるから気をつけてって何度も念を押された。

看護師さん「一人暮らしですか?」

私「いえ実家です」

看護師さん「ああじゃあよかった!これをご家族の人に必ず見せてくださいね」
「頭打つと怖いですからね」


渡された用紙に書いてあった内容の詳しくは覚えてないけど

あとから症状が出てくることもあるので最初の6時間は特に、12時間、24時間、注意する必要がある


みたいな内容だったかな。

怖くなった。



検査が終わって携帯を見ると、家から何回も着信あった。



家に電話して事情を説明した。


嫌な予感してたとちょっと怒られて。

母と、夜勤に行く前の父が車で来てくれた。



次の日が土曜日で仕事休みだったから

「明日の朝、無事でいることを伝えるためにひとまずメールしますね」

とKさんに伝え、最寄り駅まで送った。

 

「本当にありがとうございました」

と。

 

正直言って、Kさんのことあんまり好きじゃなかったけど 笑

本当に申し訳なかったしありがたかった。

 



 


帰ってからも体中が痛くて、なんかやたらと寒気がして体が震えて、神経が高ぶってて、全然寝付けなかった。

無事で良かったとか
怖かったとか

いろんなことがグルグルした。


すべった瞬間の記憶がない。

 

どいういう状態でどういう体勢ですべったのかわからない。

 

車降りてちょっと歩いて気づいたら痛かった。

 

意識失ってたのかすぐ気づいたのかもわからない。



浅い眠りしかできなかったけど、朝ちゃんと目がさめて安心した。

全身筋肉痛みたいになってて動けないけど・・・



その痛みは数日続いた。


土日休みだったから、痛い体で菓子折り買いに行って、月曜日にKさんと駅員さんに渡した。



駅員さんは救急車のときと違う人で(私は見てないからKさんに確認)
でも事情を話して、ご迷惑おかけしたのでと。

「そんなんいいのにー」と笑いながら受け取ってくれた。



現場を見てみると、私は道路にある排水溝の蓋ですべったらしい。

こういうの↓


今調べたらグレーチングっていう名前だそう。



スニーカーだったんだけどね。

 

スニーカーでもすべるってどうすれば。

 


でも、それでわかった。


コン◯ースのスニーカーはすべる。

それ以来、怖くて履けない。

 

この上もまたいで通るようになった。

 

 

雨の日は一歩一歩踏みしめて歩くようになった。

 

たとえ濡れようが、滑って頭打つよりマシ。

挙動不審に見られようが、滑って頭打つよりマシ。

 

 

これからの季節は特に要注意。

 

 

 

この年は思いがけず長引いた入院生活から始まって、仕事も変わっていろいろあって精神的に病んで。

 

やっといろんなことが落ち着いてきて、これから楽しく過ごそうと決めた矢先のできごとだった。

 

 

 

 

それにしても・・・

 

今振り返っても思うこと。

 

救急車待ってる間とか、検査が終わって待ってるときとか、痛くてツライのにやたらとしゃべってた。

 

 

気まずくて。

 

 

そんなときにしゃべらなくても。って思うんだけど。

 

 

まさにこれ下差し

 

 

「黙る勇気をください。」

 

沈黙が怖くてしゃべってしまうやつ。

 

 

入院中もそうだった。

 

だから本当はしんどいのにたいしたことなさそうに思われてしまうんだよなー。

 

どうにかしたいニヒヒ

 

 

子宮筋腫が見つかってからのまとめはこちら

右矢印子宮筋腫手術体験談まとめ

 

 

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