悪気はなかったんです、
わたし、はるかですUMAくん


え、何が起きたかって?
…あれは、そう、お正月休みの1月2日、
旦那くんが義実家から帰ってきた日の話。


旦那くんが日々せっせと水替えなどを
しながら、愛を注いで飼っている、

エビやタニシ。
に事件が。


旦那くんがエビやらタニシやら飼うに至った経緯は
こちら…… 



旦那くんは、年末に新たなエビを購入し、

さて彼らは元気かな…
年末にあった卵は孵化したかな、と、
義実家から帰って水槽を覗いたところ、、、


大量におなくなりになっている…!
エビは数日にして全滅。


どうやら、酸素を発生させる機械が
水に浸かってしまい、
そこから良くない液が漏れた模様。


と、原因を聞いたわたくし、

あれ、、

あれあれあれ、、、


そういえば、
旦那くんを義実家に向かう新感線駅まで
見送って、
帰ってきたら何やら水槽の機械が
異音を発していたので、
音が出ない位置に調整した気がするぞ…


しかも、水に浸けちゃいけないなんて
微塵も意識してなかったぞ…


は、犯人はわたしだ…!(小声)不安不安


というわけで、
「それはわたしのせいかもしれない…」
←この期に及んで、かもしれない、などと
濁すわたし…。

と、恐る恐る自首いたしました真顔


いや、これ、わたしだったら
超絶激怒案件だな、と思って。
「なんで大事にしてるって知ってて
 勝手に触ったの?!」と、ここぞとばかりに
責め立てまくったことでしょう。


そんなわたしの、旦那くんの反応といえば。
「エビ…ショックや…」というだけで、

わたしが
「ごめんね…わたしが動かしたから…」
と言っても、

「はるかちゃんのせいじゃないよ。
 感電とかしなくてよかったよ。」
と言うばかり。


な、なんてこった。

何で怒り狂わへんのや?ポーンポーン


その後も、
「エビが全滅してショック…」
他にも長く付き合ってきたアカヒレや
大量のタニシもわたしの手によって惨殺されていた…。

と言う旦那くんに、
勝手に触ってしまって反省する気持ち半分、
やはり怒り狂いたい気持ちを我慢してるに
違いない!という気持ち半分で、


ごめんね…と言い続けたのだけど、
「言う度に気にしちゃうよね、ごめんね」
と逆に謝られる始末。


ど、どうなっとるんや。


わたしはさ、
わたしの実家の記憶の中ではさ、
たとえ悪気がなくても、

マンションのベランダから
サンダル落としちゃったり、

部活のイメトレしてたら
壁に穴開けちゃったり、

そんなことしたら、
どえらーーーい怒られてきたもんで、

悪気がなくても損害を被ったら
怒り狂っていいもんだと思ってたし、

悪気がなくても損害を与えたら
怒られまくるもんだと思ってた。


から、
ホントのホントに怒ってないの?なんで?
と心から不思議だったのよね。

不思議すぎて旦那くんに聞いてみたら、

・「機械を水に浸けるぜ!ぐへへ!」って
思ってやった訳じゃないんでしょ?
ならいいよ。

・自分が居ない間に全滅したのが
悲しいだけ。自分にもっと何かやれることが
あったんじゃないかと思ってるだけだよ。

とのこと。


そっかー。
そうなのかー。
と、目から鱗がポロリ。
旦那くんの優しさにもホロリ。


それは確かに、振り返ってみるとさ、
わたしだって、ベランダからサンダルを
落としたかった訳でも、
親を困らせたかった訳でもなかったしさ。
↑そして怒られるのが怖すぎて、
訳が分かってない妹のせいにした、4歳くらいの夏。

怒られるより諭してほしかったなって
思うもんなー。
自分に子供ができたら、
無意識に同じことしてた可能性大と思うと恐ろしい。。


そんなこんなで。
わたしの中には、まだまだ、長年培われた
謎の(誰も幸せにならない)常識があるわー…
としみじみ感じたし、

そういう常識や価値観を
探し出しては変えていきたいと
切に思ったのでした。


悪気なき行為で損害を被ったときの
気持ちの処理も、

今回のことを思い出して変えていきたい。

「わざとじゃないなら仕方がないね」
でも注意してねって
フラットに言えるような、

そういふものに、わたしはなりたい。