くしけずる | One On One

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漢検一級の勉強。過去問題を取り上げています。
指定ないものは1級問題。
日々の出来事などについてはその都度削除。

06-① 甚雨に沐(かみあら)い疾風にる。(準1)

くしけず・る

26-② しっぷう沐雨

櫛風

 

風雨にさらされながら仕事に奔走するたとえ。

 

風櫛雨沐(ふうしつうもく)

 

29-① 髪を丹念にく。

梳く

 

美女の梳沐姿を画材とする。(成美堂)

そもく

 

梳(ソ)=くし、くしけず・る、す・く、と・く

梳はJISにない10画文字を標準字体にしている。

㐬の上は一ム(トツ)。亠ム(トウ)ではない。

1級配当の蔬も同じ。

 

ふうかん雨鬢(三略下20)

風鬟

三略の意味問題では「風にくしけずり雨に洗われる」とあるが、そこから苦労して働くこと。

 

櫛(シツ)=くし、くしけず・る

 

霧鬢風鬟(むびんふうかん)=美しい髪。

 

梳(す)くとは、髪をとかすこと。

したがって、櫛(す)く、があってもいいと思うが、協会不採用。

 

将来的に「髪を梳る」の訓読みが出たら「する」と間違えそう。