ペンと墨汁、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」 | 渡辺やよいの楽園

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小説家であり漫画家の渡辺やよい。
小説とエッセイを書き、レディコミを描き、母であり、妻であり、社長でもある大忙しの著者の日常を描いた身辺雑記をお楽しみください。

 
 久しぶりで一人で漫画描いている。 
 最近はパソコンに取り込んで仕事するので、主線やバックなんかみんなサインペンとかボールペンで描いてたんだか、どうもしっくりこない。線が単一で私の絵にならない。
 思い切って、ペンと墨に戻って描いてみたら、これがするするいく。
 太い線も細い線もペン一本で自由自在。
 ああ、やっぱりこれかぁ、アナログなんだよなあ、私は。
 でも、ずいぶん忘れていたこのペンの感じが、すぐに手になじむのがうれしい。

 連休中に、息子お勧めのアニメ
 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を一緒に見た。
 真夜中に見た息子は,家中に響く声で号泣したアニメである。
 
 とにく登場人物達が、泉のごとく泣く。
 こちらが無く前に、かれらが号泣するので、なんか泣くタイミングがはずされてしまった。
 お母さんはもう、好きとか愛してるとか結婚したいとかの時空をはるかに遠く来てしまっているので、なかなか泣けないんだよね。現実はほんとにシビアすぎて、泣くに泣けない。
 でも、中学生にはぴったりのアニメかな。