スラムダンク、三井、編集者 | 渡辺やよいの楽園

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小説家であり漫画家の渡辺やよい。
小説とエッセイを書き、レディコミを描き、母であり、妻であり、社長でもある大忙しの著者の日常を描いた身辺雑記をお楽しみください。

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 遅まき過ぎる感もあるが、夫が「スラムダンク」にはまって読みふけっている。
 それで、私もつい読み返してしまう。
 うーん、止まらん。
 何度読んでも、泣いてしまう。
 今回はメガネ君こと小暮君が3ポイントを決めたシーンで泣く。
 花道が試合に出る時に、ベンチのメンバーが花道の手に「ボールがくっつけ」とみんなで念をこめるシーンにも泣く。
 
 やっぱり3ポイントのミッチーこと三井が好き。
 ミッチーは、一度バスケに挫折して、それでもどうしてもバスケがあきらめきれずに復帰した。
 その挫折感とブランクが、常に彼を苦しめる。 
 頑張れば頑張るほどに際限なく上達して行く花道と違い(しかしそのための努力を努力とも思わず続ける姿にはやっぱり泣ける)、限界を常に感じてしまうミッチーに、ものすごく同感してしまう。
 それを「俺はあきらめの悪い男」と自分に言い聞かせてコートに立ち続けるミッチーの姿は本当に泣ける。

 って、お前、泣いてばかりじゃん。

 
 この間会食した編集さんは、とても有能な方で著名な作家さんのブログのあちこちに顔をだしていらっしゃる。
 私はミーハーなので、いろいろな作家さんとお仕事できるっていいなぁ、などと能天気にうらやましがる。
 しかし、作家という個性が強い人々とと渡り合うのはそうとう大変に違いないと思い返して、自分は自分でミッチーみたいにしつこくがんばるしかないよな、と。

 この歳になっても、漫画ではげまされている私なのだ。



 2月10日頃に、官能短編小説集「そうなっていい、って思って来たの」がマガジンハウスより発売されます。


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 文芸小説集「ピーター・ノースの祝福」とまた違い、エロ度数が高めになっております。
 携帯本屋サイトで人気が高かった作品群です。
 よろしければぜひお手に取ってみて下さい。


ネットやブログでの書評で有名な黒夜行さんが、2008年度小説ベスト20の中に、私の「ピーター・ノースの祝福」を第10位に入れて下さいました!
 光栄です!



拙著「車いす犬びすこの一生」で、検索してこのブログに来る人が、毎週かならず何人かおられる。
 意外に、細々とでも読み継がれているらしい。
 というか、老犬介護とかペットロスとか、生き物を飼う事を全うするという問題は、今後ますます増えてくるだろう。


 
10月18日放送のNHK週刊ブックレビューにて
北上次郎さんが「ピーター・ノースの祝福」をおすすめの3冊に入れて下さったようです
ありがとうございます。

 「ピーター・ノースの祝福」の書評を
11月号月刊「ヒューマンライツ」にて冠野文さんにいただきました。



「星星峡」と「フィガロ」にいただきました。
 ありがとうございます。






  新刊小説「ピーター・ノースの祝福」、大型書店で発売中です。
 よろしくお願いします。
 読後感想など、コメントでもブログでもいただけたら幸いです。


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