このところ、差別排外主義に反対する運動の写真を撮っている。
いろいろな団体が主催するイベントやデモに出かけてはレポートを書いたり写真を撮ってはブログに載せているので、自分の時間が許すかぎり共にヘイトクライムに反対する意思表示を自分なりに表現していければと思っている。
この日のデモ集合地の新宿アルタ前広場では、横断幕の下で朝鮮学校無償化除外反対を訴える会殻のアピールで、すべてのひとが平等に教育を受けられる環境を日本政府が閉ざしてしまっている現状を訴えていた。何の罪もない人々に対して、私たちの社会が押し付けている「制裁」こそがヘイトクライムなのだ。
最近とく東京都内は、公共公園の「デモ出発地・解散地」として使用することに規制をかけている傾向にある。新宿でも、それまでいくつか「デモ出発地」に使用が認められていた公園が使用できなくなった。そしてこの８月以降、新宿・柏木公園も使用が認められなくなり、人々が街頭に出て声を上げる自由を阻まれる状況に至ったのだ（認められるのは新宿中央公園のみ）。理由は、商店街や住民の要望で「デモは迷惑」というのである。迷惑だから公園が使えず、デモが規制されるなど、統制社会の暴挙ではないだろうか。今回のデモは、出発地を「柏木公園」と申請したにも認められず、新宿アルタ前広場から出発したが、解散地は「柏木公園前の路上」ということで許可され、デモ終了後の集約は公園内で行ない、シュプレヒコールを全体で挙げつつ、事実上のデモ解散地として勝ち取ったのであった。
主催 ： 差別・排外主義に反対する連絡会
