写真展：パレスチナ・ガザの子どもたち

　14日水曜日に豊田直巳さんの写真を見学に行ってきました。初日には行けなくて、まさか二日目に来て本人にお会いできるとは思いませんでした。この写真展の場所『MARU』は、カレーと居酒屋なのです。私が着いた頃は、もう“夜の部”になっていって、店内に私が入ると奥の客席には豊田さんが出版社の人とお仕事の打ち合わせをしながら一杯飲んでいました。私は挨拶をすると「では早速」と二階の展示写真を見に行こうとすると、「まず、一階にある写真から観ていきなよ」と勧めていただきました。そうです、まず一番見てほしい写真を一階の客席スペースに展示してあるのですね。なるほど、私のような素人には最初はなかなか気付きませんでしたが、撮ったときの説明を聞いていると「技術的にも、周囲の条件とかもけっこう難度の高いものを撮っているんだ」と判りました。そして二階にあがってみると、本来はお座敷の客室をまるまる展示場にして木造の柱や天井が電球の明かりで暖かい雰囲気を作り出しているなか、六畳一間くらいのスペースをうまく利用して写真が配置されています。
　２００２年に二度、そして２００４年にパレスチナに取材に行った豊田さんの写真は、主にインティファーダに参加する子どもたちのようすをとらえています。イスラエル軍兵士に向かって恐る恐る石を投げる年上の子とそれを物陰から見つめて自分もやりたそうにしている幼い子。銃に撃たれた子どもを見て悲しみに泣く母。「殉教」した子どもの遺体を担ぐ子どもたち。今や、子どもに銃口を向ける異常が「常識」になってしまったイスラエル兵士たち。そうかと思うと、今度は入植地の継続をデモで訴えるユダヤ市民たちのようすも写しています。ユダヤ人の子どもたちの服装や表情などからもパレスチナ人たちとの生活の格差などが見て取れます。
　皆さんもどうぞ御覧になってください。（Wattan）

■転載、転送歓迎■

イスラエルによるパレスチナ攻撃が行われています。

　私に何ができるかと思ってきました。そしてささやかながら私にできることは、今、イスラエルの砲爆撃にさらされ、殺されている人々がどういう人たちなのかを、日本の方々にもご覧いただき、彼ら、彼女らの声に耳を傾ける場を提供することと考えました。 緊急事態の中での準備で、時間も手間もない中、こちらも緊急で進めております。是非、会場に足をお運びください。また、ご友人に、この写真展の案内などを、広げていただければ幸いです。2009年1月9日　豊田直巳

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豊田直巳写真展　パレスチナ・ガザの子どもたち 　in MARU
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期間2009年1月13日（火）～25日（日）*16日はライブにつき休み　　
会場　Gallery＆Bar　MARU　火～金　17:00～21:00 　　
土・日11:30～21:00　月休
　【東村山　ちょっと耳よりブログ】

西武新宿線　東村山駅下車　西口徒歩１分東村山市野口町1-11-3　tel&fax 042-395-443
　　　　　 ＊入場無料

スライドトーク　「パレスチナとイスラエル」1月24日（土）1９:００～　　

参加費～１ドリンク付1000円


豊田直巳(TOYODA　NAOMI）　
日本ビジュアルジャーナリスト協会会員『パレスチナの子供たち』『大津波アチェの子供たち』（第三書館）『子どもたちが生きる世界はいま』（七つ森書館）『イラク　爆撃と占領の日々』（岩波書店）
■ http://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/
■http://senka-kodomotachi.cocolog-nifty.com/blog/4/index.html

■転載、ここまで↑■

　写真を観た後、豊田さんたちと一緒にお酒を飲んでいました。すると、途中からご近所にお住まいの宇井真紀子さんも来ていたのでご一緒にお酒を飲みながらアイヌ文化とかいろんなお話を聞かせていただき勉強になりました。あと、カメラって難しいんですね！！　
　あっそうそう、展示場に書籍や写真集が置いてありますけど、こんど岩波書店から豊田さんが著書を出すそうです。どんな本か聞いてみたら「今までの取材活動を振り返って…とか」と言っていました。タイトルはまだわかりませんがもう殆ど原稿は書けているそうでした。写真もふんだんに使うそうですので是非、買って読んでみたいです。
　それからMARUのマスター、鹿肉の刺身うまかったです。私のような者の「身の上話し」を聞いてくださいましてありがとうございましたｗ