価値観を変えてくれた「スナックみつこ」 | 春はあけぼの 女は美学

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50過ぎた女が感じたこと、考えたことを書いてます

こんにちは。伏見美帆子です。



アラカンオンナが、
感じるままに綴るブログです。


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今朝、NHKの朝ドラを観ていて、
過去の出来事を思い出した。

そのシーンは、
仕事から疲れて帰ってきた主人公の寅子が、
娘の優未に、
「お夕飯はお菓子にしちゃおっか?」と提案して
二人でお菓子とお漬物を食べているシーン。

いつも必死に仕事に家事に頑張って
手抜きをしない寅子が、
優未と二人でとても楽しそうなのを観て

ワタシが保育園で働いていた時に聞いた、
とある家族の「楽しい出来事」と、
あの時頑張っていた、
自分のことを思い出したのである。

以下ブログは、4年ほど前に書いたものを
改めて書き直したものです。



以前、保育園で働いていた頃、
私のガチガチの価値観をブチ破ってくれた
親子がいた。


その園児は、

活発でヤンチャで、
みんなを笑わせることが好きで、
イタズラ好きでよく先生たちに怒られ、
でも怒られても自分の信念は一切曲げない、
ガンコでも愛されキャラの

わんぱくを絵に描いたような、
年長組の男の子だった。



ある日、
お迎えに来たお母さんに、その子が聞いていた。


ねーねー、
今日、スナックみつこ?


ん?
と思った他の先生が聞いた。

「これからスナックに行くんですか?」


見るからに肝っ玉かーさんのような
そのお母さんは、
笑いながら答えた。




いや、違うんです。
みつこって私の名前なんですけどね、
仕事に疲れて、
もう何もしたくない!っていう日は、
お惣菜とお菓子買って、
お夕飯作らず、
私と主人はお酒飲んで、
子供たちはご飯食べようが
お菓子だけしか食べなかろうが
布団の中でお菓子食べても
何も文句言わず、

子供たちは自由、
私たち夫婦も飲んだくれて自由、

それがスナックみつこなんです。



聞くと、
月に1、2回、
スナックみつこが開店するらしく、

子供たちはとても楽しみにしているらしい。




それを聞いた私は仰天した。


私の凝り固まった「ちゃんとしなきゃ」
の価値観が、
崩れ去った瞬間だった。



その頃、
夕方の延長保育の時間に勤務していた私は、
午前中からお昼過ぎまで父の家で父の介護をし、

自宅に戻ると、
保育士の仕事から帰ったらすぐにお夕飯が出せるように、
完璧に下ごしらえをしていた。

働いているからといって、
手を抜いたものは食べさせないようにと、
全て手作りで、
レトルトも
冷凍食品も
もちろんお惣菜を買うなんて
論外だった。

それが当たり前だった。



しかし、スナックみつこは
手を抜いたことで、
子供たちも喜び、
お母さんもラク♡
お母さんもイライラせずに、
さらに家族はみんな幸せ。


まさに、Win-Winである🎶


たかだか1日2日、お菓子だけであろうと、
たとえ成長期であってもご飯食べなくたって
こんなにスクスク元気に良い子に育っている。



私は今まで、
何を必死に頑張っていたのだろう
こんな、こんな世界もあるのだと、

そのとき、めちゃくちゃ思い知った。


自分1人だけ頑張っていると、
イライラして家族に当たったり、
ちゃんとやることが当然だと、
「ちゃんとやること」を家族に強制したり。


もっとゆるくても
頑張らなくても
もちろん頑張っても

どっちでもいい!


その親子が教えてくれた。


あれから15年。
彼はどんな大人になっているだろう。

もうスナックみつこは開店してないんだろうな。
それよりも、ママと一緒に
本物のスナックで一緒に飲んでいるかもしれない。

そんなことに思いを馳せた、
今朝の朝ドラだった。


【あと1日です!!!】

ニューヨークファッションウィークでランウェイを歩くことが決まっているモデルの松浦美和さん。

8/1 23時59分までの彼女のクラファンは、
あと1日です。

【すべての人に、挑戦を。
   ~ Empower All to Challenge~】

目標金額66万、あと10万円を切っています。

目標金額までもうあと少しです。
どうかどうか、現地での滞在費、
そしてさらなる活動のために、
ご支援、そしてシェア拡散のほど、
どうぞよろしくお願いいたします。

あなたの思いも一緒にニューヨークへ!


美和さんかっこいい〜ラブ