京都へ行った最後の目的〜オードリーヘプバーン展 | 春はあけぼの 女は美学

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50過ぎた女が感じたこと、考えたことを書いてます

こんにちは。

文字つづりすとの伏見美帆子です。


アラフィフオンナが、
感じるままに綴るブログです。

 



シンクロ続きだった関西旅行。




実はもう1箇所、

行きたいところがあった。



そこは、

神社仏閣とは全く関係のないところ。


たまたま、テレビで紹介されて

ちょうど京都に行く時だ❣️と、

心震わせて訪ねたのだ。



それは、こちら。



京都伊勢丹の中の

美術館「えき」で開催されている、


オードリーヘプバーン写真展



今年はヘプバーンが亡くなって

ちょうど30年とのこと。

出演した映画ごとに、

写真が飾られているらしい。



初めてヘプバーンを知ったのは

まだワタシが小学生の頃のこと。

たまたま父と一緒にテレビを観ていた。


確か、

Eテレだった記憶がある。

(その頃は教育テレビと呼ばれていたわ)


白黒の画面の中に、

小学生のワタシでも目を見張るような

チャーミングな王女様が現れた。


それが、

ヘプバーン主演デビュー作の

「ローマの休日」だった。



コメディタッチで描かれてはいるけれど

新聞記者と王妃の悲恋の物語。


なんて綺麗な

気高い人なんだろう…


その頃、

映画が大好きで、

月刊雑誌のスクリーンやロードショーを

少ないお小遣いから買っていたワタシは

すぐに雑誌の中で彼女を調べ


数々の映画に主演した

大女優であることを知る。


ネットも何もなかった時代。

調べることも容易ではなかった。


その後、

代表作の「ティファニーで朝食を」や、

「マイフェアレディ」

「暗くなるまで待って」

をドキドキしながら観た。


「ローマの休日」は、

何度見ただろうか。

初めてローマを訪れた時には、

真実の口や、スペイン広場で

大騒ぎしながら

ヘプバーンの真似をしていたワタシ笑。



そんな思いを胸に、訪れたヘプバーンの写真展。


チケットは、

「麗しのサブリナ」の写真だった。



会場内は、

残念なことに写真撮影が禁止だったが


とても空いていて、

ゆったり鑑賞することができた。

観にいらしている方々も、

ワタシと同世代から、年上の方々。

圧倒的に女性が多い。



出演した映画ごとに、

そのストーリーが紹介され、

演じている時だけではなく、

休憩中のリラックスしたシーンまで

写真が展示されている。


彼女の人となりや

かわいらしさや

美しさや

麗しさが


枠の中からはみ出てくるような


そんな生き生きとした写真ばかりだった。


そんな写真の間に

彼女の名言が

いくつか紹介されていた。



エレガンスは永遠に色褪せない、ただ一つの美しさ。



人にはそれぞれのスタイルがあるの。それを見つけたら手放さないで。



こんなにも愛され、人を愛せると信じられるなら、歳をとることはちっともこわくないのです。



これらの言葉をとってみても、

その時代の代表のような

象徴のような、


ファッションにおいても

人間性においても

素晴らしい人物だったと

うかがい知ることができる。


自分の子供だけではなく、

世界中の子供達に愛を注ぎ、

ユニセフ親善大使になったことは周知の事実。




エレガンス。

きっとこの言葉を

とても大切にしていたに違いない。


上品、気品、優雅。


どんな時も

どんな役でも

その役を大切にしつつ

自分の有り様を

スクリーンに映し出して行った気高い女性。



亡くなったことが信じられないほど

写真の中で


彼女は生き生きとしている。


晩年の写真はないが、

歳をとることも悪くないのだと

改めて思い知らされる。

このところ、このメッセージが多いなぁ😆



5月14日まで。

関西の方、いや、お近くではない方も是非。


そしてなんと、

今調べると、彼女の別の写真展、

「オードリースタイル飾らない生き方」

が、静岡県の佐野美術館でも

開催されているとのこと。


ヘプバーンの息吹を感じてほしい。


その溢れているエレガンスさと誠実さを

目の当たりにしたら

胸の鼓動が止まらなくなるかもしれない。


アン王女が初めての体験にワクワクしたように。