ついついジャッジしたくなるのよねぇ | 春はあけぼの 女は美学

春はあけぼの 女は美学

50過ぎた女が感じたこと、考えたことを書いてます

こんにちは。

文字つづりすとの伏見美帆子です。



アラフィフオンナが、
感じるままに綴るブログです。

 



次回の、

月綴香(GETTEI-ka)〜満月に綴られる香りは、

5月16日の蠍座満月に向けて

5月1日の新月に

販売開始を予定しております。


どうぞよろしくお願いいたします。

前回の第二弾のオイルたち🎶




昨年に放映が打ち切られてしまったが、


噂の東京マガジン


という番組があったのをご存知だろうか。

日曜日の昼間に放送され、

その中で人気を博したコーナーがあった。


「やって!TRY」

このコーナーでは、

通りがかりの若者に、

お題として出された家庭料理を作ってもらい

その工程を見るもの。


それは、材料の選択から始まり、

例えば、

「ブリの味噌煮」だったら、

いくつか並んでいる魚の中からブリを選び、

最初から調理しなければならないのだ。


ナレーションの人が面白おかしく茶々を入れつつ、

とんでもない珍料理(料理ともいえないシロモノのことが多かったが)が出来上がっていくのを見て

視聴者が楽しむ、

大人気コーナーだった。



このコーナーが、
オットもムスコも大好きで
日曜日になると大笑いしながら見ていたのだった。



しかし、

この番組、




ワタシは

大嫌いだった!

若い娘が、
基礎的な料理をすることもできないなんて、
親の顔が見たいわ!!!
どういう教育しているのかしら?
チャラチャラ遊んでいる暇があったら、おうちでご飯作ってみなさいよ。
親もなんで教えないのかしら?

信じられない!!!

そんな風に思っていたのである。
アンタ。何様?(-。-;

嗚呼、恥ずかしい〜(^◇^;)



そもそも、
ワタシがこう思う背景には、
母がご飯を使っているのを
後ろから見ているのが大好きだったことや、
母が強制的にワタシに、
週一回お夕飯を作らせていたことにある。

週一で作っていたあの時、
今のようにもちろんネットもなく、
本やお料理番組を観てメモしたものを見ながら
必死になって作っていた。

その時には、腕が上がるというよりも、
手際が良くなったというか、
切る、炒める、煮る、焼く、揚げる、
と言ったような、
料理の基本的なことに慣れた、という感じだろうか。

母に怒られないように。
そして父が喜ぶ顔が見たくて。

それが、
自分の中では週一回とはいえ、
いくらお金がかかってもいいから、
買い物まで自分でしなさいと言われ
結構な精神的負担だったのだ。
お料理をするのは嫌いではなかったが、
あの頃のお料理って、まだまだ面倒だった…
(30年以上前ね笑)


ワタシは若い時に頑張っていたのに、
何で「いまどきのワカモノ」は、
こんな基礎的なことができないのであろうか?
きっとろくな人間じゃないわ!!!

とまで思うほど、
虫唾が走るほどこの番組が嫌いだった。
観たくなくて、
始まるとリビングから逃げていたわ。


こんなに走って逃げてないけど。



そんなかつてのワタシ、
人に対して、
ジャッジしすぎ!!!
しかも知らない人….(-。-;

自分がされた嫌だったことを、
相手にも求めてしまい、
それが叶わないと、

あの時の頑張っていた自分が葬られちゃいそうで

人に自分の意見を押し付けたり
強制したり、
勝手に人間性まで嫌いになったり…
そして、
イライラし、
自分が傷ついていく…


結局は
楽に生きられなくなる。


そんなワタシのムスメ、
中学3年間連続で、夏休みの家庭科の宿題が

「家族の分のお夕飯を作って、
写真付きでレポートにまとめること」

という、
母親にとってもとてつもなく負担になる課題。

_| ̄|○。。。。。

一品だけではなく、
「お夕飯」なので、献立を考え、
お米を炊いて、メイン料理、サラダ、
スープを作り…



そしてムスメは、
その宿題のおかげで笑、

料理が大嫌いとなった…

そしてワタシは、
その宿題のおかげで笑、

料理ができない女子の親の顔を見ることができた…
鏡に写っているものねぇ(^◇^;)


そうよね…
自分の身に振りかかってくるとわかる…
お料理ができようとできなかろうと、
その人の人間性まで疑うことはない。
強制する必要もない。
何より人のことだし、
ワタシの過去とは
全く関係ない。
自分と比べる必要もない。


そして今度、

ジャッジはいけないことっ!

と自分の中で思ったら

やけにジャッジする人ばかり
目について
ジャッジしている人をジャッジするという、

本当に、

自分がめんどくさい!!



そんなワタシに
愛するムスコはたまに喝を入れてくれていた。


そうやって一つずつ、
鎖を外していくのね。

まだまだ学ぶこと&気づくこと多し…

料理ができない女子の親の顔を見ている図🤣💦