キャブセッティング【二】
こんにちわ、お久しぶりです。
ここ最近、自分のPCが壊れてしまいブログ更新が億劫になっていました。
自分の部屋で満足にネットを開けないのは、やはり不便なものです。
そこで、昔の友人のツテで、思い切って新世代携帯(しかも最新型)に替えてしまいました。
思えば自分、現存機種の中の最新型を手にするのは初めて。
しかも、家に届いてから最新である事に驚く始末・・・。
昭和も終わりに生まれた筈なのに、「現代の流れ」に乗らない(乗れない)この人間の人生が危ぶまれそうですw
さて、お話が逸れてしまいましたが最近までに二つのツーリングがあり、
ネタになる様な物もできたので、書いていきます・・・。
・・・あれからファンネル仕様でセッティングを繰り返してきたのですが、
特にMJを変更する以外に、変えた所と言えばPSの回転数ぐらいのものでした。
そして、一つ目のツーリングである草津、志賀高原ツー。
この時は以下の様なセットで行きました。
MJ 130
JN std
SJ 40
PS 1・4/3
この状態が、画像の様にプラグもベストの焼け色を見せ、
全体的にも良い反応を見せてくれたので、このセットで向かう事にしました。
しかし・・・関越を走行後、下に降りた時にメンバーの先輩から、
先輩「ジン、お前の単車のマフラーから白煙出てたぞ。アクセルオフのときだけ。」
自分「え!?マジスか!?」
慌ててプラグを見ます。
(うっわ!白!)
MJの範囲のセッティングが出ていなかったのでしょうか。白くこびり付いている状態では無いものの、
先端から外周にまで、全体的にうっすら白くなっています。
(薄いせいで白煙・・・なら意味は分かるけど、アクセルオフっつうのが引っ掛かるな・・・オイル関係で白煙なら・・・俺にはどうしようも出来ない・・・。)
ファンネルに防塵ネットを被せ、白煙が出た時と同じ走行を何度か繰り返すから、
マフラーを見てみてくれ。とメンバーの後輩に頼みます。
自分「どうよ!?」
後輩「いやぁ~、特に出て無いッスよぉ~?」
問題は解消された・・・と思いたいですが、何だか気になります・・・。
・・・そして二つ目は、名栗湖と言う所へ夜な夜なお散歩へ出掛けた時。
前回の薄いセッティングの事もあり、MJを一つ上の番手にします。
MJ 135
JN std
SJ 40
PS 2.0
すると、高回転域で良い加速は見せる様になったものの、
JNの範囲からMJの範囲がくっきりと分かるぐらいに、境目がギクシャクする様になってしまいました。
何と言いますか、ドッカンターボの様な感じです。
最近リヤサスを交換し、どんな感じかと昔膝をよく擦っていたコーナーに行き、
所謂常識的な速度でコーナーにアプローチしますが・・・とても怖くてアクセルを開けられません。
(JNを全く触っていないんだもんな・・・そりゃそうか、ショップの人も言ってたけど、負圧型でこの先進めていくなら、やっぱダイノかな・・・)
さて、名栗湖から帰宅中のこと。
家まであと1km程と言う所でしたでしょうか、信号が青になった所で急にエンストしました。
(あ~れ、まだガスは入ってんのにな・・・どうした西風?)
エンジンは掛からない事は無いのですが、ガス欠の様な症状です。
しかし燃料はまだ入っています。
(・・・!)
何と、キャブの一番から燃料が大量に漏れています。
(しかし家の近くで良かったぁ~、あっぶねぇ~。)
何とか家に辿り着き、キャブを外します。
(フロートバルブが何か噛んだかな・・・にしても、フロートチャンバーはしっかり締めてんのに、あんなに漏れんのか~。パッキンが駄目・・・になったってのは流石に無いか。替えたばっかだし。)
近場で問題が起きたのはまだ幸い・・・とは言っても、
直ぐに治さなければ来月のプチOFFに間に合わなくなってしまいます。
(折角だ!洗浄も油面も同調もやっちまうかな!)
ちょくちょく調子を崩してしまう西風。でもやっぱり単車と言う物はこうでないと面白くありません。
しかしこんな事言っているから、いつまで経っても現代の波に乗れないのでしょうねw
それにこんな事言ってては、「・・・上がり」や「・・・下がり」
などと言った言葉にも出したくない天罰が待っているかもしれません。
(良いサスにしたんだもん。OFF会、間に合わせような、西風さん。)
それではまた。
キャブセッティング【一】
おはようございます。
今日の夜勤が終われば、明日からGW唯一の二日休みです。特に二日目は大学のOBでツーリングなので、メンテにも力が入ります。
さてタイトルをご覧になればお分かりの様に、前回のブログを一旦一段落し、また新しくブログを書いていきたいと思います。
パワフィルのセッティングにベストが出たところで、いよいよ次の段階“憧れの吸気デバイス”に挑戦。
買ってしまいました。“ファンネル”です!
(いつかはファンネル・・・これにしたかったんだよなぁ~)
チョイスした物は、KIJIMA製の汎用ファンネル、径49mmです。
西風の純正キャブの径は50mm。同径のファンネルも探したら見つかったのですが、防塵ネットや保管用のフタが付属されないので、径が若干合いませんがKIJIMA製の物にしました。
(さっそく取り付け・・・んん、なかなか入っていかないな・・・)
径に1mmの差がある分、お互いが金属なので、装着に苦労します。
(こしゃくな奴め、うおおおおー!!!)
こうなったら力押しで捻じ込みます。
「ぐんにゃ♪」
(やっべ!!マジかよ!!)
分かりますでしょうか。二番のキャブのファンネルのラッパの縁が曲がってしまいました。(画像の矢印で指されている部分)
パワーフィルターと言いファンネルと言い、とにかく自分、吸気デバイスを破壊するのが得意らしいですwww
どうにかこうにか捻じ込み終わり、実際にキャブを装着してみますと、
(かぁっくい~!!ノーマルキャブでチューンした昔のZみてぇだな!!)
さっそくエンジンを掛けてみます。
(おぉ!吸気音でかくなってる!小さくビィビィ言うし!いいねいいねぇ~!!)
アイドリングでは、何回かスナッピングするとパワフィルより良い針の動きを見せます。
防塵ネット装着時でも良い動きですが、ネット無しの方が一番ハイレスポンスです。
しかしネット無しの場合、驚く程キャブの汚れ方が酷いらしいので一先ずネット装着で進めていきます。
前回のセット(キャブセッティング【12】)で乗ってみますが・・・
(あぁ、そりゃそうだよね。)
40kmmを超えたあたりこらタコの針が上がり難くなります、明らかに薄いのでしょう。ただ、低回転は調子が悪い訳でもありません。
(さすがに、MJは上げないと駄目だよな。にしても低速域から影響が出る訳でも無いんだな。)
一旦自分の部屋に戻り、MJ 130を着けてみます。
MJ 130
JN std
SJ 40
PS 1・4/3
低速域は変わらず。アクセルを4/3まで開けてみます。
(やっぱし一瞬もたつきはあるか・・・まぁ仕方な、ってうおい!!)
アクセルを捻って少し経った後、ニーグリップしていないと身体が置いていかれる程にマシンが飛び出します!
表現が難しいですが、自分が前に出した両手が誰かに急に引っ張られる様な感じです!
プラグの色を見てみます。
(理想系!ここまで綺麗な色初めて見た!)
周囲はこんがり狐色、先端は程よくねずみ色です。
パワフィルの前回のブログのあのベストセットからプラグを引き継いでいるので、これがファンネルの全てでは無いのでしょうけど、一先ずは良い滑り出しです。
ただ、一つ気掛かりな点が・・・
画像の丸く囲ってある部分。ファンネルのインシュ部のスリットなのですが、
実はファンネルがキャブに差し込みきっておらず、画像の金属バンドで固定している辺りがスリットとキャブの間にクリアランスを作ってしまっているのです。
(二次エア吸っちゃってるんかなぁ・・・)
試しにアイドリングさせたまま、このスリットにキャブクリーナーを吹き掛けたりタバコの煙を近づけてみますが、
クリーナーは溝があるので勿論中には液が入っていきます。しかし、特にアイドリングから変化が起きる様な事はありません。
(心配だけど、大丈夫って事なのかな?インシュ部の内側に薄いゴムでも噛ませるかな。)
そしてもう一つ・・・
画像は車体が斜めですが、垂直にするとオイルゲージが「L」から僅かに下回っています。
(エアボックス外してから三ヶ月しか経ってないっつーのに・・・ブローバイ循環させてないだけでこんな消費すんのか・・・)
最初のオイル交換時に余った少量のオイルを入れておきました。オイルを今まで単車乗ってきて、オイルを継ぎ足したのは初めてです(^^;
取り合えず現状、ファンネルはポン付け仕様に近いので、ここからセッティングを進めてみたいと思います。
それではまた。
キャブセッティング【12】
おはようございます。
夜勤あがりに朝からビール片手にブログ更新です、まぁいつもの事と言えばそうなのですが(--;
さて、数日前の出来事ですが、前回のブログの続きを書いていくことにします。
・・・自分なりの推測が的中したのか、理想に近づいたフィーリングを西風は発揮してくれる様になりました。
しかし、例のあの“暫定ベスト”。これに追い付くフィーリングとなったものの、ここ最近になりそれに慣れてきたせいか、
(なぁんか違うんだよなぁ・・・)
再びそんな気が起こり始めてきました。
仕事あがりにNAPSの開店直後を見計らい、吸排気系に詳しいスタッフの方と話し込みます。
「う~ん・・・ワタナベさんの実車を拝見している訳では無いので何とも申し上げ難いところではありますが・・・あくまで推測ですが、現状が負圧型キャブの限界なのかもしれませんねぇ」
自分「んん~、ダイノには手を着ける予定は無いですからねぇ。でも・・・何かしっくり来ないんス・・・。」
「ところでワタナベさん?同調はとっていますか?」
自分(うぉっ!!)
・・・そんな話題は出るだろうとは思っていました。
“洗浄に油面調整、同調をしっかりとれてこそ、キャブセッティングの基礎となる”
某雑誌にそのような事が書かれていました。
しかし自分、以前に跨っていたZRXの同調が不成功に終わって以来、苦手意識があり同調はショップ任せにしていました。
(正直、このまま毎回ショップ任せにする訳にもいかない・・・もっかいやるか!)
まさか、己の二輪歴で二度もバキュームゲージを買う事になるとは思っていませんでした。
用意したものはご存知デイトナのバキュームゲージ。
そして長尺のプラスドライバーです。
実際に一枚目の画像の様に取り付けエンジンをかけてみたところ、四つのゲージの針がそれぞれ一目盛り程バラバラに指していました。
“とにかくぅ~ドライバーはちい~さく回すんだよぉ~。時計に例えたら5分くらい回すだけで針の位置か~わっちゃいますからね~。OK~??”
KAWASAKIのスタッフの方のアドバイスを念頭に置きながら挑戦です。
調整する事数分・・・
(あれ、出来んじゃん・・・w)
その後エンジンを切り、数回スロットルをスナッピングし再度エンジンをかけ、再び針を確認し調整・・・これを何回か繰り返します。
僅かな乱れはあるものの、最後には針が指す目盛りの微妙な位置まで同一にする事が出来ました。
(何でだ?何でこんな苦労せずに・・・?ひょっとしてZRXん時に小さいドライバでむりやりやってたからかな?)
どうもしっかりした工具を使っていなかった事が原因だったようです。横着はいけませんね(--;
MJ 105
JN std
SJ 40
PS 1・4/3
(んん!あん時と一緒だな!暫定ベストの時と全く同じフィーリング!)
半クラにした瞬間から、滑らかな出だしです。これでようやく暫定ベストをこのセットに位置付けられました!あぁ、長かった・・・w
その後、大学時代の後輩が来たので、後輩のSUZUKI RF400の同調もとってみます。
後輩「ビビりました!低速が全然別モンッスよ!」
どうやら後輩もご満悦のご様子。自分の同調のとり方も正しく出来ている様です。
後日、NAPSの方にこれを報告しました。
「うん、これでワタナベさんの疑問が晴れたのですから、問題無いでしょう。そろそろうちのダイナモに乗せてみては如何でしょう?」
自分「でも、あれって2、3万ぐらいするんじゃ?」
「いいえいいえ。うちは診断コースが二つあります。ベーシックなら3000円程、さらに細かく診断するのであればフルコース。こちらは5000円程ですよ。」
「ワタナベさんの場合、完全なるパワーを求める方針では無いと伺っておりますから、ベーシックコースで事足りるでしょう。的確なジェットの番手のアドバイスは出来ませんが、低~高速域での空燃比をデータで出す事は出来ますよ。」
(安っ!もっと高額なモンだと思ってた!)
いずれ、近いうちにでも頼んでみようと思っています。
どんな結果が出るかちょっと恐いですが、自分なりのセッティングがどう反映されるのか良い機会でもあります。
それではまた。