談話室 『和太刀』 別室 -3ページ目

え?小太刀やってなかったの?!

中島さん&奥田さん、二人の絡み(斬られ役)に対して小太刀を胸前で構えているのは、芯(斬り役)の前堂君です。
前堂君と出会って二十数年経ちましたが、気が付けば何と一度も小太刀、短刀類で芯をとらせていませんでした。
最近、ふとした時に気付いたんですが、中々の驚き!
いや、別に深い意味があってのことでは無かったのですが(笑)、
何となく前堂君といえば「長刀を手にワイルドなキャラクターでぶった斬る」ようなものを中心に考えていたので(後は座頭市のような逆手斬りとか)、小太刀の基本の型稽古は散々やってきたのですが、肝心の殺陣で「それじゃあ小太刀で」とはならなかった……みたいです。
いや、ゴメンナサイ!ホントに悪気があったわけでは無いのです。
というわけて、身長差のある自分よりも小さな女性二人を相手に、さらに低くなり、懐に入って斬る前堂君。
そしてここぞとばかりに「ぬっ」と大きさを見せて斬る!
そんな殺陣の振り付けをして実行してもらいましたが、これが中々に似合っていました、
いや、もっと見たいかもと思わせてくれるハマり方でした。
是非、また今度挑戦してほしいです。
絡んでくれた女性陣二人もお疲れ様でした!
清水

輪郭が濃くなりました。

先日の通常稽古にて、斎藤君とのコンビで市川君の芯(斬り役)に絡ませていただきました。
手数は僅か7手!その間の間(ま)の見せ方や一挙手一投足の動きの重みとか凄みで魅せることが出来なければ、あっけないというか、どこか物足りないみたいなことになりかねない殺陣でした。
市川君は昔からホントによく動くし、これまでの公演においてや外部の仕事でも、その可動域の広さ+フットワークの軽さに随分と助けられたと思います。
だから、その点は感謝しても足りぬほどなんですが、その分、少ない動きで凄みを伝えるみたいなことが課題だと思っていたのでこのような演出をしたのですが、
この稽古の結果としては見事に課題クリア!
初めて彼に斬られて「こわっ!」と思えたかもしれません。
こういう部分のレベルアップが出来ると、相乗効果として手数の多い振り付けでも変な軽々しさみたいなところは無くなり、日本刀のリアリティーみたいなものが出せるようになると思います。
斬り終わった後の納刀する姿も、いつもよりも輪郭が濃く映りました。
短時間でしたが、とても有効な稽古が出来たと思います。

清水

ワタクシゴトではありますが誕生日でした。

ちょっと前の話になってしまいますが、今月に私(清水)の誕生日がありまして……。

ホントに自分的には恥ずかしい限りなのですが、稽古場の皆様がお祝いしてくださいました。

こんな感じです↓。


普段通りに稽古をスタートさせ、一旦休憩を挟んでから稽古場に戻ると、こんなものが色々用意されておりまして、えーっと、普段から日本刀だの侍だの日本文化だのを口にしている身としては心のどこかで「オイオイ」とツッコミつつ、まあ殺陣とはエンタメでもありますし、この感じのオフザケコスプレ(?)も本音の部分ではキライではないので、
あまんじて飾られました(笑)。
いやー、こんな化石のような私にここまでしてくれるとはホントに優しい人達です。
このような仲間と殺陣を出来る幸せを改めて噛みしめた次第。
あ、もちろんこの写真を撮ったあとはすぐにいつもの激しい稽古モードに切り替えましたよ。
いつも以上に激しく!

清水