昨日、同僚と一緒に3時間ほどかけて今年初めての本格的な本気の採集活動を行ってきました。
高所のクワガタの出が悪いため、久留米あたりを攻めてみようかとも考えましたが、昼間の庭の草刈りで熱中症気味でしたので、おとなしく糸島エリアに行ってまいりました。
結果は、
ヒラタクワガタ オス3匹、メス3匹
コクワガタ オス1匹
でした(同僚とヒラタクワガタ1ペアずつ持ち帰り、残りはリリースしました)。
数は少ないですが、バケモノ級のジャンヒラ(ジャンボヒラタクワガタ)を含め、中身は非常に濃い採集活動でした!
では、活動の詳細です。
最初に行ったのは鉄板のヒラタクワガタポイントです。
が、樹液は大量に放出されているにも関わらず、クワガタの気配がありません。そして、やはり気温がそこまで高くない・・・
同僚と顔を見合わせ、「まだ早すぎるのかな~」と話していたところ、これを見つけました。
水牛型のノコギリクワガタの死骸です。胴体まであれば恐らく6センチくらいでしょう。ノコギリが出ているということは、タイミングが悪かっただけで、やはりこのポイントではそれなりにクワガタは出てきてるはずです。少し希望の光が見えてきました。
とはいえ、この場所付近の平地でよいポイントはあまり知りません。同僚に「かなり厳しいとは思うけど、少し標高を上げてみようか」と提案し、今季初の山攻めに向かいました。
そして、山の最初のポイントに到着。第一印象は「寒すぎる。絶対いない」でした。そんなネガティブな先入観のせいか、全くクワガタが見つかりません(オオゾウムシはいましたが)。少し離れたところを探していた同僚に「無理やね。おらんわ。帰ろっか」と声をかけてみます。すると、同僚からは意外な返事が。
「おった。ヒラタペア。コクワもおる」
!!!
同僚は可能性の低そうな木まで丁寧に探していたんですね。「諦めたらそこで試合終了ですよ」という名言が反芻されます。かなり反省しました。
この気温でも採れる!
俄然気合いが入り、さらに高所まで足を伸ばしていきます。
(途中でアナグマを見つけました。写真を撮る前に逃げられました。残念!)
そして、ついに見つけました。デカいヒラタです。
(見つけたのは同僚ですが)
簡単に採れるかと思いましたが、意外と見た目以上に難しいウロで、10分程度格闘します。
そして、ついに、
やりました!5.5センチほどのヒラタクワガタです!!
ウロが難しかった分、達成感もひとしおです。
かなりの満足度の中、また更に高所へ足を進めていきます。
個人的にはこの高さまでくるとヒラタクワガタはいないだろうと思っていたのですが、先に進んでいた同僚の方から笑い声が聞こえます。
「何これ、待って。ヤバいよ」
向かってみると、
いました。本当に笑ってしまいます。ハンパないバケモノです。
今回のウロ自体は楽勝です。というか、クワガタがデカすぎてウロの奥まで入りきれていないです笑
取り出してみると、
何と!
7センチ級
のジャンヒラでした!!
ただ、残念ながら、右足の一部に欠けがありました。
ほぼ間違いなく新成虫でしたので、ケンカか何かで欠けたのでしょうか。こんなバケモノに傷を負わせるのはどんなモンスターなんでしょうか・・・
持ち帰りを悩みましたが、足の欠けを考慮し、このバケモノが自然界で子孫を残してくれることを願いつつ、リリースしました。(今となって後悔の気持ちが全くないかと言えばウソになりますが・・・笑)
しかし、本当にデカかったです。昨年の6.7センチよりもゴツさ、フォルムはこちらが上ですね。最高の1日になりました。
これ以上のジャンヒラを見つけることはかなり困難と思いますが、これからも頑張りたいと思います!