先週土曜日に糸島某所のクヌギを見た際、ウロの中にゴキブリのようなスピードで逃げる大きなクワガタを見つけました。

ウロが深く、ひっかき棒も全く届かない状態ですが、明らかにこれまで見た野生のクワガタとデカさが違います。

一旦出直し、金曜日の仕事終わりにもう一度足を運んでみることにしました。

 

そして、日付変わって本日ポイントに到着し、明かりを照らしてみると、小さなクワガタが1匹います。こんなに小さかったかなと思いながらも急いで手を伸ばします。

 

結果は・・・

 

ヒラタクワガタ♀でした。

 

ということは、先週土曜日の♂はヒラタクワガタの可能性が高いです。しかし、ウロの中に気配は全く感じません。今週のどこかで誰かにもう取られてしまったかなとも思いつつ、他のポイントをしばらく観察し、念のためもう1回戻ってくることにしました。

 

そして、明かりを照らすと、何と!あのデカいクワガタがまた猛スピードでウロに逃げ込んでいくではないでしょうか!!

本当に驚愕のスピードです。

 

ウロが深いため、ひっかき棒は何の役にも立ちません。

こういう時は、必殺技を使うしかありません。

 

そう!

 

自然と一体化し、息を殺してひたすら待つ

 

です笑

 

蚊がブンブン飛んできますが、無視。ライトも消し、ひたすら息を殺して待ちます。

(時間が経つと暗闇に慣れ、かすかに暗い中でも目が見えてくるのが本当に不思議です)

 

そして待つこと約1時間・・・

 

ついにヤツが姿を現しました。とにかく全身がウロから出てくるまで、我慢です。

ここで早まると、この1時間、この虫刺されが完全に水の泡です。

耐え難い状態を何とか耐え、ついにやりました!

 

立派なサイズのヒラタクワガタ♂をゲットです!

 

感覚的には完全にこれまで採集してきたヒラタのサイズとは比較にならず、むしろ家にいるオオクワガタのサイズに近いです。

 

帰宅してしっかりと計測してみると、何と!

 

67ミリ

 

もありました。念願のジャンヒラをついに自らの手でゲットです。

 

私の手の大きさと見比べてもその大きさはおわかりになると思います。

 

 

動き回るので若干身体が丸まった状態でしか写真が撮れず、これでは少し小さめに見えますが、しっかりと測ると67ミリあります。

 

 

♀はちなみにもう1匹ウロに潜んでおり、そのサイズは約40ミリと良いサイズでしたので、その♀もお持ち帰りさせていただくことにしました。

せっかくですので、繁殖も検討してみようかと思います。

 

それにしても、良い記念日になりました。

勝利の美酒を片手に、しばらくこの興奮の余韻にひたり、朝はゆっくりと起きようと思います笑