■4月8日(火)きょうの雑感 

ブラウザのフォントと自動翻訳の音声の話

 

 グーグル・クロームとVivaldiを愛用してますが、Webページに表示される文字フォントの一部の字形が違うのが気になっています。ブラウザの設定とは別にWebページの作成者が特定のフォンとしているからでしょうか。その可能性が大きいように思えます。どういう文字かというと中国簡体字のフォントが使われているのではないかと思います。
 たとえば、うちの教会名は「狹千廣」ですが、この「廣」はこのように表示されますが、中国簡体字のフォント、SimSun(*)ですと「」となります。Webサイトによっては強いて簡体字のフォントが使われている所もあるのかも知れません。

  • AI による概要 SimSun(新宋体)は、簡体字中国語の言語設定のために設計された宋体(宋体)のフォントです。大陸版Windowsの標準フォントとして採用されています。
  • *iOSでも「中華フォンと現象」があるようです。https://qiita.com/usagimaru/items/46c27c42e862fb8aba7e

 とにかく、中国簡体字の表記は日本語フォントと微妙に、場合によっては全く違うので違和感があります。特別な理由がないのなら日本語のフォントを使ってもらいたいですね。
 中国のサイトを見てて、漢字なら共通の文字なので、その文意もつかめると思っていたのですが、繁体字はともかく、簡体字は、日本にはない省略した形状の文字がほとんどで、漢字から文意を読み取りにくい、あるいは読み取れないですね。地名の場合、致命的です(^Д^)。たとえば、簡体字「汉」は、繁体字では「漢」です。「武漢」は「武汉」となり、地図であれば想像できなくはないでしょうが…。
 漢字文化圏は分裂気味ですね。韓国はとっくに漢字を捨てました。台湾、香港は繁体字ですが、大陸、中共は日本語で使わない簡体字が蔓延してて、だんだん漢字圏から遠ざかっているような印象です。

 もう1つ。Youtube動画で、最近AIを使って言語が自動翻訳されます。この精度はかなり高くなっているようです。その結果を音声で自動発生しているものも増えています。飜訳の場面に限らず、文字に起こした文を読み下す音声発声ソフトの世界でも、概ね非常にうまく発声しているのですが、同音異語が使い分けられず、たとえば「方」はいつも「ほう」と発声され、「かた」「がた」と読まないと意味が通じにくい筈なのに、「ほう」であたかも統一されているような印象をもちます。「あなた方」は「あなたがた」ですが、「あなたほう」に、「気に入った方」も「きにいったほう」と発声されます。AIなのにこの使い分けができないのは、情けなくなりますね。トホホ…。

 

■きょうの自炊本

きょうの自炊本はありません。それに代えてキンドル本です。

[井上寿一] 論点別 昭和史 戦争への道 (講談社現代新書・2019年刊).epub

 

https://drive.google.com/file/d/1Ut7Dmq3ZqajeW1xDXddBKi9P-OOPz5GW/view?usp=sharing

 

☆きょうの誕生日の花と花ことば(NHKラジオ深夜便)は、「レンゲソウ」「私の苦しみを和らげる 感化」です。

 

★古い映画にはまっています

■「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」HDリマスター版 1時間43分

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00QRLGT5G/ref=atv_dp_share_cu_r

 1979年製作、シリーズ第25作。BSテレ東・2025年4月5日、リアルタイムで視聴。3回目?


【解説】
 シリーズ二十五作目の今回は、「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」でキャバレー歌手リリーに扮して人気を博した浅丘ルリ子がマドンナとして三回目の出演をしている。

 ハイビスカスの花咲く沖縄を舞台に、寅次郎とリリーを中心に、お馴染“とらや”のレギュラーメンバーが繰り広げる騒動を描く。脚本は「遥かなる山の呼び声」の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。
【あらすじ】
 例によって、かって気ままな旅を続ける寅次郎、ある夜、不吉な夢を見て、故郷の柴又に帰った。そこにあのキャバレー回りの歌手、リリーからの手紙があった。彼女は沖縄の基地のクラブで唄っていたが、急病で倒れ、入院中だという。そして、手紙には「死ぬ前にひと目寅さんに逢いたい」と書いてあった。
 とらやの一同は、飛行機嫌いの寅次郎を説得して沖縄へ送り出した。五年振りの再会に、リリーの大きな瞳は涙でいっぱい、そして彼女の病状も寅次郎の献身的な看護で快方に向かい、病院を出られるようになると、二人は療養のために漁師町に部屋を借りた。
 寅次郎はその家の息子、高志の部屋で寝起きするようになった。リリーの病気が治るにしたがって、心配のなくなった寅次郎は退屈になってきた。そんなある日、寅次郎は海洋博記念公園でイルカの調教師をしている娘、かおりと知り合った。一方、リリーはキャバレーを回って仕事をさがしはじめた。体を気づかう寅次郎に、リリーは夫婦の感情に似たものを感じる。
 だが、寅次郎は自分がかおりと遊び歩いているのをタナに上げ、リリーと高志の関係を疑いだした。好意を誤解されて怒った高志は寅次郎ととっくみ合いの大喧嘩。翌日、リリーは手紙を残して姿を消した。
 リリーがいなくなると、彼女が恋しくてならない寅次郎は、寂しくなり柴又に帰ることにした。三日後、栄養失調寸前でフラフラの寅次郎がとらやに倒れるように入ってきた。おばちゃんたちの手厚い看護で元気になった寅次郎は、沖縄での出来事をさくらたちに語る。
 それから数日後、リリーがひょっこりとらやにやって来た。置いてけぼりにした寅次郎が心配だったのだ。そんなリリーに寅次郎は「世帯を持つか」と言う。しかし、リリーは寅次郎の優しい言葉が素直に受けとれない。二人の関係は、いつでもどちらかが意地を張っている。そして「もし旅先きで病気になったり、つらい目にあったら、寅さんまた来てね」の言葉を残してリリーは旅立った。それから間もなくして、寅次郎も、いつものように、旅の仕度をはじめるのだった。(映画.com)
【予告篇】