暑い時期には、素麺が美味しいですね。
TVで、素麺を茹でる時に梅干を入れると良いと言っていました。
水は、沸騰するとアルカリ性に大きく傾きます。
すると、そうめんに含まれるでんぷんが水に多く溶けだしてしまい、特に細い素麺だと、コシのない麺になってしまいます。
ですから、梅干を一つお湯に入れておくと、水が酸性に傾き、張りのある美味しい麺に茹でる事が出来るということです。
えっ、梅干しって、アルカリ性食品じゃないの?
気になったものですから、調べてみました。
確かに、梅干しにリトマス試験紙を付けると、赤くなり酸性を示します。
しかし、そもそもアルカリ性食品というのは、その食品に含まれるミネラルがアルカリ性のものをいうのだそうです。
その食品を燃やして灰にしたものを水に溶かし、その水溶液が酸性ならば酸性食品、アルカリ性ならばアルカリ性食品と云うことになるのです。
その水溶液の状態が、体内での状態に似ているためこの様に分類するのだそうです。
ですから、レモンなどの酸っぱい果実も同様に、アルカリ性食品なのだそうです。
酸性食品は、肉、魚、卵、穀物などがあります。
母が、
「お肉を食べたら、それと同量の野菜を食べなければいけませんよ」
と、口を酸っぱくして言っていたことを思い出しました。
蛇足;素麺は、やはり『揖保乃糸』に限りますね。