夫が、定年退職後、家にいることにより、妻が精神的・肉体的にバランスを崩して、不安定になる疾患があるそうです。
多くは、ストレス性の高血圧症や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などです。
そのほか、脱力感や冷や汗、震えなどが起きる低血糖症候群や慢性肝炎など、患者によって様々です。
初期症状としては、頭痛不眠を訴えることが多く、全般に自己主張しない、“いい妻”におきやすいといいます。
夫は常に外にいるという生活をしていたのに、退職を機にずっと一緒にいる暮らしに耐えられなくなるのです。
もっとも、多くの夫はそんな日を待ち望んでいたのでしょうが。
歳を取ってから、夫婦で同じ価値観を持って生活するのがいいのでしょうか。
それとも、お互いの価値観を尊重し、それぞれ別の退職後生活をするのがいいのでしょうか。
それは、束縛されること、又、夫の世話をすることを好む人と好まない人がいるようですから、どちらがどうとは言いがたいです。
それにしても、妻が「主人在宅ストレス症候群」だと診断されたら、夫はショックでしょうね。