穏やかで平穏な日常 -3ページ目

穏やかで平穏な日常

 目を閉じて深呼吸



 立ち止まって力を抜いて一服



 セコセコギスギスしないで



 ゆったり落ち着いて穏やかに



・・・・そんな生き方を。


ある本の一番最後に書いて有る文章を載せようと思う。

結構厚い本で色々と書いてあるが、一番言いたい事が

最後の文章だけで伝わって来た。


この本の著者は、心についてのエッセイストという

肩書きを持っていて、とても優しい口調の人物だ。


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何かに、誰かに助けてもらおうという気持ちを捨て、

不安でも、無力でも、その自分自身で一歩を踏出す時、


眠っていた、自分の内なる力、内なる美しさ、内なる魅

力に、私もそしてあなたも、すべての人たちが気づいて

いくのではないでしょうか。

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とても素晴らしい内容だと最初は思った。

何か力を、勇気をもらったような気がした。


最初にこの文を読んで、ジーンとしながら

自分なりにぼんやりと考えてみた。


結局最後は自分なんだよ。

自分でやるしかないんだよ。

細かい事や、他人の目を気にする事が

どれほど馬鹿馬鹿しく愚かな事か解ってほしい。

怖いだろうけど、頑張って一歩踏出せ!


最初に2行で、これだけの事を言いたいのだと解釈した。

熱い応援メッセージだ。

きっと素直に受け入れた人には、とても力強い言葉を

もらったと思うだろう。


そう素直に受け取っていればいいのだ。




しかし、へそ曲がりの自分は、また違った考え方も

同時にしてしまう。


最初に2行は、確かにその通りだと思う。


自分でやるしかないんだ!

その通りだと思う。

それをする為にどういう心構えでいれば良いか

どういう考え方をすれば良いのかを、この本では

いろいろと書いてあったのだ。

言い方や場面を変えながら、要は同じ事を繰り返し

何度も言っていたのだ。


・未知の事への恐怖を恐れるな

・他人の目など気にするな

・自分でやるんだよ、やるしかないんだよ


という事を、何度も何度も文章を変えて

優しく言っていたのだ。



でも、後の3行はどうだ・・・・・


眠っていた自分の内なる「何か」に気づくかも

しれない?

自分も他人も?



それは、どういう意味なのか?

他に頼っている・他の助けを期待していると

受取れないだろうか。

眠っていた自分の力・・・確かに、自分の物だろう。

でもそれは今の自分の力では無い。

その力に気づき目覚めた後は確かに自分の物だ。


でも、今の時点では違う。

これは一種の人頼みと同じレベルではないのか?


その後の、私もあなたも、全ての人たち・・・も気づくと

あるが、それは確実に他人の目を気にしてないか?

頑張っている自分を認めて欲しいという事ではないのか?


そして、明記されていないが、その後には確実に

もう一文章あるハズだ。ある考えが隠れているハズなのだ。


「そして、必ず誰か助けの手を差し伸べてくれるでしょう!!」


という意図が見え隠れしている。




以上を踏まえて、全文を解釈しなおすと・・・


まず自分で一歩踏出せ、その直向な頑張りを見て

周りの人は感動し、必ず助けてくれる!


という事になるだろうか。

とても悪意の有る解釈になってしまった。


他の目を気にし、助けを貰う為の第一歩・・・・・・


とても、へそ曲がり的な解釈だろうとは思うが、

なぜかそういう風に感じてしまった。




ごちゃごちゃ小さい事を気にせずに、

踏出してごらん。

結構どうにかなるもんだよ。



と単純に受取れるようになる為に、この本が有るのだ。

へそ曲がりの解釈が出てくるのは、まだこの本の内容を

しっかりと読めていない証拠かもしれない。


へそ曲がりの解釈が出てくるのは、やはり色々な細かい事

くだらない事、恐れなど・・・・いろんな邪魔な物が自分の中に

あるからだろう。

この本は、正にそれらを取り除くためのアドバイスなのだ。



出会うべくして出会っている

必要な時に必要な本に出会っている


これが必然という事なのか?




今日から友人が新しい道へ踏出す。


一緒に苦労してきた友人だ。


頑張れ!


一つのテーマについて、深く考えさせられるドラマが

最終回となった。


結局、何も解決しないまま終わってしまった。


救命の現場が舞台であり、テーマは救命救急の崩壊

または医療現場の崩壊となっている。

しかし、このテーマの内容は医療だけではなく

日本の会社全てに言える事だと思って見ていた。



江口さんの精神論 VS ユースケの合理化作戦


どちらも必要だと思う。

ドラマだから大袈裟なのは仕方ないが、

それほど行き過ぎた作りではなく、日本の会社・・

というより日本人の気の持ち方を結構正確に捉えて

いたのではないかと思う。



気合(強い気持ち)を持っていれば、全て解決できる!

という正に根性論を貫いている江口さん。


冷静に状況を見て一番効率のいい方法を選択する

というユースケ。



今までの日本人気質は、江口さんの方法ありきだ。

それで全てを押し切ってしまう。

また、日本人はそういうのが大好きなのだ。


確かに大事な事だ、強い気持ちを持つというのは

とても重要な事だし、忘れてはいけない。



ただ、ユースケ論も 強い気持ちは持っている。


患者の受け入れを拒否する事も、強い気持ちを持って

その場の、その後の、いろいろな影響を考えての事だ。


全てを背負って逃げずに立ち向うのが、江口さん式日本人。


辛くても、毅然とした態度で、ノーを言う、ユースケ式方法。



どちらも、重要で必要な考え方だ。

とても難しいテーマだと思う。


ただし、日本は江口さん式をやり過ぎてきた。

100%間違いだったと言っていいと思う。

江口さん式が悪いのではない。

やり過ぎが悪いのだ。

程度を知らずに走りすぎなのだ。

誰が、そういう国民意識を作ったのか?


一部のヤツらが、自分達の都合のよいように

仕立て上げただけ・・・というのがオチだろう。


今、必要なのはユースケの方法である。