救命病棟24時 終わった | 穏やかで平穏な日常

穏やかで平穏な日常

 目を閉じて深呼吸



 立ち止まって力を抜いて一服



 セコセコギスギスしないで



 ゆったり落ち着いて穏やかに



・・・・そんな生き方を。


一つのテーマについて、深く考えさせられるドラマが

最終回となった。


結局、何も解決しないまま終わってしまった。


救命の現場が舞台であり、テーマは救命救急の崩壊

または医療現場の崩壊となっている。

しかし、このテーマの内容は医療だけではなく

日本の会社全てに言える事だと思って見ていた。



江口さんの精神論 VS ユースケの合理化作戦


どちらも必要だと思う。

ドラマだから大袈裟なのは仕方ないが、

それほど行き過ぎた作りではなく、日本の会社・・

というより日本人の気の持ち方を結構正確に捉えて

いたのではないかと思う。



気合(強い気持ち)を持っていれば、全て解決できる!

という正に根性論を貫いている江口さん。


冷静に状況を見て一番効率のいい方法を選択する

というユースケ。



今までの日本人気質は、江口さんの方法ありきだ。

それで全てを押し切ってしまう。

また、日本人はそういうのが大好きなのだ。


確かに大事な事だ、強い気持ちを持つというのは

とても重要な事だし、忘れてはいけない。



ただ、ユースケ論も 強い気持ちは持っている。


患者の受け入れを拒否する事も、強い気持ちを持って

その場の、その後の、いろいろな影響を考えての事だ。


全てを背負って逃げずに立ち向うのが、江口さん式日本人。


辛くても、毅然とした態度で、ノーを言う、ユースケ式方法。



どちらも、重要で必要な考え方だ。

とても難しいテーマだと思う。


ただし、日本は江口さん式をやり過ぎてきた。

100%間違いだったと言っていいと思う。

江口さん式が悪いのではない。

やり過ぎが悪いのだ。

程度を知らずに走りすぎなのだ。

誰が、そういう国民意識を作ったのか?


一部のヤツらが、自分達の都合のよいように

仕立て上げただけ・・・というのがオチだろう。


今、必要なのはユースケの方法である。