歯が浮く -13ページ目

続本当にあった話本編5

文字数の関係で長くになってしまったが

先生の元へ駆け込んだ後、最初はとりあわなかった先生を連れて部屋へ戻ると何事もなかったように静かだった。
「なんだ何でもないじゃないか。」
確かに変わった様子はなかったが例のゴミ箱だけは違っていた。
ゴミ箱には一つもゴミが入ってなく、全て周りに散らかったままになっていたのだ。
彼女たちの中には泣き出してしまう者もいて先生もただならぬ事態にホテル側へ説明を求めた。

話によると以前その部屋で亡くなった一家がいたそうでその後 お祓いもし改装などをしていたらしい。
ただそれ以降彼女たち班の部屋は開かずの間になっており、今回修学旅行の生徒を入れるためにやむを得ず開けてしまったそうです。

彼女たちは一階の素泊まり用の部屋へ移ったそうです。

このときは彼女をきっかけにして部屋にいた全員が体験しましたが、彼女はその後も地元駅のホームからホームの先の線路を横切るスーツ姿の男性をみたり枚挙にいとまがありません。

その線路、実は高架で人が横切るなんてできるわけがないんです。
彼女も最初はそのスーツ姿の男性が飛び降りたと思い、慌てホームから階段を駆け降りたそうです。勿論それが実在する男性ではないと気付くのに時間は掛かりませんでした。

続本当にあった話本編4

「えー、ちゃんと入れてるよ」
「だってほら散らかってるよ」

「はい、○○ちゃんの番だょ」
またトランプに興じた。

ところが後ろを振り返えるとゴミ箱の周りはさっきより散らかっている。

「あれ?あれ?、皆いれているよね?」
「さっきちゃんといれたよぉ」
「でも、ほらおかしい。ゴミが周りに散らかってる」

そして次の瞬間、部屋の皆の前で不思議なことが起きた。

なんとゴミ箱からゴミが飛び出してくるんです。

彼女がゴミ箱にいれなおした側から飛び出してくる。

彼女たちは一瞬、身動きがとれなかったが次の瞬間、
「ギャアー」

彼女たちは我先にと部屋をでて先生の元へ走り出した。

続本当にあった話本編3

ジャージ姿に着替えたあと夕食までの間、話しているうちになんとなくトランプでもやろうということになった。
やりだすと若い彼女たちは1日の疲れなど関係なくまた騒ぎはじめた。
「じゃあ次はババ抜きしよ!」
「けってーい!」
そうこうしているうちに誰かがお腹が空いたのか旅行に持ってきたポテトチップスを広げてつつきはじめた。
「ちょうだい?いい?」
「だめー、うそうそ、いいよ」
トランプの手が空いてはポテトチップスを食べ、また順番が回って来てはトランプをとり とだんだん盛り上がってきた。

でもポテトチップスを食べてると油で手が汚れるのでみんなティッシュで手に付いた油を拭きながら続けていた。

そんな中、私の友人は急に後ろ 背中か気になった。振り替えるが誰かがいるわけでもない。
しかしどうしてもトランプより背中側が気になる。彼女の背後にあるものといったら床の間とゴミ箱くらい。
「○○ちゃん、さっきから振り返ってばかりいるけどどうしたの?」
「んん、なんでもないよ」
彼女は気にはなっていたが何かあるわけではないのでごまかした。

見えるものといったらゴミ箱とその周りに散らかるティッシュ。
「ちょっとみんなちゃんとゴミ箱にいれてよー」
からかうように彼女は言った。