台南知事官邸 | たまのブログ

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職場や家庭で口走っている所感雑感を遺書代わり!?始めたつもりでしたが、いつのまにやら単なる日記に変貌することになりました
知識乏しく内容に誤りも散見されるかもしれませんが、我が思いに過ぎないということでお許しください


一時帰国していた同僚も戻ってきた星期四。

今夜はみんな揃って森林北路に繰り出しました。

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といっても、日本と大差ない雰囲気で楽しめるお店でおしゃべりしながらおいしく食事。
今週は夕食にマル秘ミッションを課していますが、それもしっかり。
一時帰国から戻った同僚が嘆くほど、ほんと暑いけど、いい夜になりました。

さて、そんな台北の暑さ以上にもっと暑い台南の街中徘徊記の続き。
途中、寄り道もしながら、2日目の訪問先として向かっていた台南知事官邸に到着。

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多分7回目の台南訪問となった今回でしたが、この台南知事官邸は初の訪問。

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見るからに凛々しい建物です。
正面玄関ホールには4代総督児玉源太郎御一行の凱旋紀念写真も。

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と見ていたら、中央の扉が開き、ちょうど開業時間11時を迎えると同時に館内へ。
館内に一歩踏み入れた瞬間から、非常にいい世界と感じ、ビデオに残しましたが、館内に流れる音楽のせいか、ブログにはアップできないみたいです。
館内には陳列だけでなく、販売もされている陶磁器類が並ぶ中、目が止まるのは馴染み深い色鍋島。

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あれっ!と銘を確認すると今右衛門窯。 
3080NT$という高額の皿が、決して高く思えなかったのですが、台南でまで焼き物を買うわけにはいきません。
そう自分に言い聞かせて、建物内部を見学しました。

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陶磁器類が陳列販売されているので、単なる建物見学ではなく、焼き物にも心が躍っているのがばればれなのか、店員さんが寄ってきては、スマホに語り掛け、スマホから翻訳した日本語で説明くれました。
その内容は、「ここに展示されているのはすべて日本の古い焼き物です」ということらしい。
なるほど、だから今右衛門窯の銘も先代の窯印なんだ、と納得するとともに、決して骨董レベルではなく、一昔前の、という感じの古さだなと解釈しながら2階へ向かいます。

その階段からの眺めが妙に魅力的。

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また、その壁には台南知事官邸の歴史写真が並びます。

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中でも、昭和天皇が皇太子時代にここを宿泊先とされたのが目玉の出来事で、そのときに過ごされたのがこの部屋。

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この部屋の窓から見える学校グランドに元はテニスコートがあり、昭和天皇も楽しまれたそうです、とスマホを使って説明してもらいました。

この昭和天皇のお部屋を出ると、陳列品を見ながら建物も見て回ります。

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日本各地の焼き物産地が紹介されていたりもしますが、基本は展示販売。

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ここにあった今右衛門窯デミタス珈琲セットもすごく良心的な価格に思えましたが、やはり台南で焼き物を買って帰るわけにはいかないので、とにかく見るだけ見まくったという感じ。

一通り2階も見終えたので、これまた魅力を感じる階段を降ります。

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続いては建物を外回りから。

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建物の裏側も表側とそっくりです。

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そして昭和天皇が過ごされたこの部屋の2階。

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部屋だけじゃなく、建物全体が持つ魅力が非常に高く思えた台南知事官邸

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店員さんにも、非常高興すごく楽しい、とお礼を述べつつ、じっくり見学させてもらいましたが、そこまで楽しく思えたのも単に焼き物好きだからかもしれません。

もしまた来る機会があるとすれば、今度は夜の再訪にしたい。
ライトアップされた建物がすごく映えますし、なんといっても日中の強烈な暑さから解放されるはず。
具体的にそう思うくらい、オヤジ的には台南訪問時の外せないスポットになった台南知事官邸でした。