街中歴史建築探訪 | たまのブログ

たまのブログ

職場や家庭で口走っている所感雑感を遺書代わり!?始めたつもりでしたが、いつのまにやら単なる日記に変貌することになりました
知識乏しく内容に誤りも散見されるかもしれませんが、我が思いに過ぎないということでお許しください


結局、部屋にじっとしていられなかった星期天。

明日は建物水圧検査で業者が部屋に入る予定。
仕事で立ち会えないときは、仲介業者担当者が代行してくれるのですが、水回り含め、それなりに整えておきたいところ。
また、今週末に予定していることへの準備も進めたく、出かける前に全部済ませようと思っただけで、まだ日があると、出かけることを優先してしまいました。

そんな今日の朝食も初訪問のお店。

image

オーダー票に書くではなく、お店の壁に貼られたメニューを見て、声でオーダーするという、読み聞き出来ないオヤジには最もハードルの高い注文形式。
そこに次々お客さんがやってくる人気ぶりのお店をオバチャンたちがあわただしく切り盛りしています。

image

お店や後続のお客さんをイラっとさせるようなまごつくようなことはできないことから、これしかないとメニューをスマホで撮り、メニュー写真を指さしオーダー。

image

迷惑かけることなく、外帯とし、部屋へ戻って落ち着いて食べました。

image

そして、今日も午前中から出かけましたが、それはまた後日としますが、一つだけ。

またまたバス利用で、バス停に着くと、先にいた若いカップルの男性から突然英語で尋ねられ、空港へ行くバスはこのバス停に来るのか?と。
ど素人のオヤジに難解なバス路線のことを聞くな、と思いましたが、他に誰もいない状況なので、よくわからないと答え、日本人と理解してもらったうえで、松山ですか、桃園ですか?
するとタオユエンということから、桃園空港と台北駅を結ぶ特急バスがここに止まるのは知っていたので、来るのは来ると思うが、時間はわからないと。
それは男性もわかっていたようで、バス停に表示されている路線表示を見るんですが、他の路線と異なり、時間がまったく記されていません。

image

空港まで早く行きたい様子で、来るか来ないかわからないバスを待つ不安な気持ちがヒシヒシと伝わってきます。
Googleマップで調べると、カミさんが利用する一番安い普通の路線バスが民権西路のバス停から出ているので、時間がわかるのはそれだけど、台北駅からMRTで向かうのが無難ではないかと伝えました。
でも、ここで待つと決めたようで、ハラハラしながら自分のバスを待っていたところ、やってきたのが1961のバス!

image

いやぁ、よかったよかった、と拍手しながら見送りましたが、皆さんチャレンジャーですね。
取り返しのつかないミスは避けなければならないので、空港への慣れないバスは必ず余裕をもって乗るようにしたいものです。

続いて乗るべきバスが来ましたが、これはまた後日にするとして、昨日の続き。
台湾土産物色の街中散策を終え、一旦部屋へ戻る途中のこのお店。

image

迪化街の北側エリアへ行くとき、YOUBIKEの駐輪場がこのお店の前にあり、日本語だらけのお店が気になっていますが、ローカルの人にも記念写真のスポットになっているようです。
そんなお店に貼られているこのポスター。

image

昭和だなぁ・・・

そんなレトロな風景があちこち見られる台北。
迪化街のお店自体もそういうお店も多く、この消防署も渋い。

image

実際に機能している雰囲気はありませんが、この片倉さんの本によれば、元派出所だそうです。

image

この本に紹介された内容を知ることで、街中の徘徊が一段と面白くなります。
ただ、残念なことに、読んでから行くではなく、行ってから読んだら載ってた、という現状。
深みを知らないうちに、うわべだけを見て、いいなぁと何かを感じる程度なのが、歴史的背景を知ることで、さらにいいなぁと上塗りされていく感じですが、まぁそんな復習的なことでもかなり楽しめます。

そういう期待も持ちながら出かけた昨日の午後。
まず向かったのは立法院周辺。

image

立法院の表裏の両通りに好きな麻醤麺のお店がありますが、先週金曜夜は食べに行っちゃいけないと自制していたこの周辺。
立法院の権限を増す法案審議が台湾議会でもめていますが、多くの若者が反対する市民の大規模デモもあり、交通規制の名残が少し見えています。
審議が遅れ、次は28日と聞きますが、第二の香港になることを恐れる危機感がこうした運動に反映していることと思います。

平和ボケした日本では、未だに目覚めていない人が多く、いつまでたっても茹でガエルのまま。
国民全員に自覚を持て、というのは難しいのでしょうけど、少なくとも代議士はその覚悟を持つべき。
だからこそ、代議士を選ぶ投票権を持つ有権者は、義務と責任と自覚をもった言動が欲しい。
パーティ券金額や裏金がどうのこうのって一部メディアが大騒ぎしていたように思いますが、国家として大騒ぎするような大した問題じゃない。
そもそも、今の制度で政治に金がかかるのは当たり前。
有権者もそれくらい理解するべきだし、それを堂々と言える魂のある政治家がもっと現れてほしいと常々願っています。

そんな平和がいつまでも続くと思い込んでいる日本に対し、大陸から毎日の圧力を受けている台湾新政権。
炭鉱労働者の家庭に生まれた頼清徳新総統の生い立ちを見れば、大陸の圧力に屈することもない強さを感じるとともに、こうした政治家がいる台湾がうらやましく思えます。
逆に、そういう政治家がいなければ存続危うい台湾危機の真っただ中ということ。
しかし、台湾有事は日本有事。
日本のエネルギーは台湾を含むシーレーンなくして安定供給が成り立たないことを、日本の大きなリスクとして、知っておきたいところです。

image

この頼清徳新総統就任式が行われた赤レンガ造りの総統府。
東京駅でもおなじみの「辰野式」ですが、総統府からも近い、これまた重厚感のある辰野式建築の國立臺灣大學醫學院附設醫院へ。

image
image

中にも入ってみました。

image
image
image

病院としても機能していると思いますが、土曜の午後で閑散とし、立派な中庭含め、見て回るにはとても良い時間帯でした。

ここから先週も歩いたこの周辺も片倉さんの歴史建築探訪に載る建造物がいくつも。

image

元和泉時計店で、当時の尖塔には大時計が入っていたそうです。

image

旧近藤商会の華南銀行、旧台湾コロムビア販売照会、その右が貴金属商会の旧以文堂のセブンイレブン。
その華南銀行のATMを利用してみたオヤジ。

image

普段はコンビニATMで銀行は不慣れなので、画面内容も読みとれない。
勝負?しようかなと思いましたが、これに気づきました。

image

日本語が選べるとは心強い。

image

ここまでくればお金もおろせて安心?
ではなく、同僚はまごついているうちにキャッシュカードをATMに飲み込まれてしまったことがあることから、キャッシュカードを抜き取るまでは気を抜くことなく真剣です。

そしてお金もおろしたところで、セブンイレブンへ。

image

店内に階段があり、レジで買ったアイスラテをもって2階へ。

image
image

2階はイートインコーナーで、ガラガラの店舗と違い、予想以上のお客さんで埋まっていましたが、窓際のテーブルから正面の道路の先にある中山堂を眺めることもできました。

image

普段はこういうことまでしないのが、片倉さん本の記事を読むとここまでしたくなる。

image
image
image

こうしてカミさんが置いていった本の罠に、まんまと引っかかっているオヤジです。